新見市が9月定例市議会への提案を予定していた市立図書館の手数料に関する条例改正2議案を、「住民に不公平が生じかねない」として、3日の開会当日に急きょ撤回。図書館を管轄する市教委は6日までに、改正案を練り直した上で12月定例会にあらためて提案する方針を固めた。 市きらめき広場・哲西と市立新見図書館の二つの条例改正案。哲西、新見の両図書館の図書カード再発行料を50円と定めるのが目的だったが、新たにコピー機を導入する新見ではカラーコピー手数料を1枚100円とすることも盛り込んだ。哲西ではカラーコピーは現在1枚50円のため、改正案が認められると、市内でコピー代に違いが生じることとなった。 市教委は8月末に改正案を公表したが、不公平との意見が内部から出て、開会直前に取り下げた。