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ブックマーク / yamamomo.asablo.jp (8)

  • 本は地域にあるべき: やまもも書斎記

    2009-10-20 當山日出夫 多摩図書館の件、 ブログ:図書館学徒未満 多摩図書館の件 http://d.hatena.ne.jp/aliliput/20091020 に、ある都議会議員からの回答が掲載になっている。読んでみて……気になるのは次の箇所。 >>>>> 今回多摩に保存してあった約15万冊の行政資料・地域資料(都・区・市町村に関するもの)を都立図書館に集約した結果、約75,000冊がダブっていたため、 <<<<< この「行政資料・地域資料」というのは、具体的にどのようなものなのだろうか。75000もダブるというのは、いったいどのような書籍・資料なのだろうか。 書庫がない……そうかもしれない。しかし、個人で、万の蔵書があるような人間はざらにいる(たぶん、私の蔵書も万にはおよばないかもしれないが、かなりある)。75000といえば、大量のようだが、ちょっとした蔵書家、7~8人分では

    rajendra
    rajendra 2009/10/21
    "75000といえば、大量のようだが、ちょっとした蔵書家、7~8人分ではないか。この程度の分量の本を所蔵することもできないのか。"
  • 図書館は本を棄てるな: やまもも書斎記

    2009-10-20 當山日出夫 twitter図書館関係、出版関係で、話題になっている。 #metrolib ポット出版からの情報 http://www.pot.co.jp/asayake/20091017_221422493914656.html 朝焼けの図書館員 救いたい! 以下、一部引用 >>>>> 10/9(金)に、東京都立中央図書館から都内各自治体の図書館長宛にFAXが送信された。 実際に直接そのFAXに目を通してはいないので詳細は不明ながら、斎藤さんの話から内容をまとめると、概ねこんな感じであった。 ・多摩図書館が所蔵していた多摩地域資料約7万冊と雑誌など併せて、 計約8万冊を処分することにした。 ・引き取りたい館は、10/23(金)までに直接取りにくること。 通達から2週間ということは、図書館の稼働日で言えば約10日間。 引き取る側の負担で取りに行くのだから、当然費用がか

  • 「公表したものは共有財産」について (4)公共性とは何か: やまもも書斎記

    2009-10-16 當山日出夫 この話題、Twitterでちょっと書いてみて、意外と重要と思うので、ここにも書きとめておく。 一般に、ビジネス利用と、公共利用と、対比的に語られることが多い。営利の出版社・書店と、図書館や大学、機関リポジトリなど。 だが、当の対立軸は、あるいは、考えるべきは、公共性とは、みんなで共有すべき「Cultural Digital Heritage」とは何か、どうあるべきか、という視点からの議論ではないだろうか。 営利・非営利という対立軸から、こぼれてしまうのが、NPOという存在。利益をあげてもよいが、それを自己目的化してはいけない、というもの。その継続的存在のために、経費は必要。 「公表したものは共有財産」という方向の先には、「公共性」とは何か、という問題がよこたわっているように思える。いや、そのはずである。「公共性」という問題こそ、みんなで考える問題であるは

    rajendra
    rajendra 2009/10/16
    "「公表したものは共有財産」という方向の先には、「公共性」とは何か、という問題がよこたわっているように思える。いや、そのはずである。「公共性」という問題こそ、みんなで考える問題であるはずである。"
  • 「公表したものは共有財産」について (3)校訂権など: やまもも書斎記

    2009-10-16 當山日出夫 「公表したものは共有財産」……この点で、一番、なやむのが、人文学では、古典籍の校訂・翻刻という作業、それから、写真複製などの場合。 日の著作権で、校訂権は認定されていない、という点については、『漢字文献情報処理研究会』で、紹介されている。(のちほど、正式タイトル、巻・号を補足します。) しかし、業界という言葉がわるければ、その専門分野の領域においては、まったく認めない、というわけにはいかない。文校訂は、たかが一字をどう、現代の活字におきかえるか、だけで、その研究者の全存在がかかる、と言っても過言ではない。すべてがすべて、そうである、とはいえないが。 一般の著作者と同じように、50年、というには抵抗を感じるし、また、まったく認めないというのも、無理がある。ここで必要なのは、長尾先生の講演のなかにあった、学問的プライオリティを尊重しようという発想しかないと

    rajendra
    rajendra 2009/10/16
    "本文校訂は、たかが一字をどう、現代の活字におきかえるか、だけで、その研究者の全存在がかかる、と言っても過言ではない。"
  • ARGを読んでの学生の反応:図書館のみなさん、もっと勉強しましょう: やまもも書斎記

    2009-10-06 當山日出夫 後期の授業は、ARGの読書会のようにするつもり。そこで、先週の第1回の時のある学生の書いたものを、ここに転記しよう。この件について、つまり、授業中の学生の書いたコメントは、私のブログに転載する件については、学生の了解を得てある。ただ、名前は出さないでおくという約束。今の時代、学生でも、自分のブログぐらい簡単につくれる。 以下、転記。 >>>>> ARGメルマガ最新号の感想 「MULU(みちのく大学図書館員連合)結成のいきさつとお誘い」と題された記事がメルマガ冒頭に掲載されているのに気付き、いったい何をする団体なのか一読したところ、どちらかと言えば真面目な勉強会というよりは、メールで種々の話をしたり、オフで酒を呑んだりする親睦団体であるらしいと判明した。それにしても一体、大学図書館に限らず司書は資格を取得した後、どのような勉強や研鑽をしているのだろうか。私が

    rajendra
    rajendra 2009/10/07
    ここについて何も感じない人も相当数いるのだろうなあ。>本学図書館で岩波書店の『図書』を請求したところ、「『図書』って雑誌ですか」と司書氏に真顔で問い返された
  • アニメ世代と図書館: やまもも書斎記

    2009/03/22 當山日出夫 egamiday3 「図書館員のメディア活用力を問う-アニメ世代にどう教えるか-」をきいてきた。 http://egamiday3.seesaa.net/article/115744519.html かたつむりは電子図書館の夢をみるか 絶望した! 「機動戦士ガンダム」放映30年のこのときに「アニメ世代にどう教えるか」を議論しようとするJLA利用教育委員会に割とガチで絶望した! http://d.hatena.ne.jp/min2-fly/20090321/1237655866 え~っと、まず、ガンダムは、ヨーロッパに行ってEuropeanaの調査の際には、非常に役立ったそうです。御守りとして、おみやげとして。これは、この前の、アート・ドキュメンテーション学会での、菅野育子さんのお話し。したがって、図書館ガンダムはとても役に立つ、というのならわからんでもな

    rajendra
    rajendra 2009/03/23
    「アニメやマンガを、図書館として、どのように収集するのか、また、閲覧はどうあるべきか」ある種のコンテンツに対する図書館の立ち位置は、そのコンテンツの文化的地位にも影響するだろうしなあ。
  • 機関リポジトリの理想を語る: やまもも書斎記

    2009/03/15 當山日出夫 松田さんの「松田清のtonsa日記」2009年3月8日 機関リポジトリ http://d.hatena.ne.jp/tonsa/20090308/1236531666 この記事には、すでにコメントを書いた。 このブログの3月11日 デジタルは人文学の衰退か(1) http://yamamomo.asablo.jp/blog/2009/03/11/4167990 ただ、これにさらに追加してすこし書いておく。 私の希望を言えば、機関リポジトリであれ、文化資源のデジタル化において画像をともなう場合、どの程度の精度が必要か、議論の必要がある。デジタル化は、 ・閲覧を容易にするため ・実物の保存のため 二つの目的がある。デジタル画像で分かる範囲のことは、実物をみなくてもよい、という程度の精度が必要。場合によると、実物を見るより、高精細画像の方が、細部が観察できる場合

  • 『図書館・アーカイブズとは何か』: やまもも書斎記

    2008/11/29 當山日出夫 『図書館アーカイブズとは何か』(別冊 環 15).藤原書店.2008 最近における、「アーカイブズ」を考えるうえで、必読の一冊である。巻頭の鼎談が、粕谷一希・菊地光興・長尾真、の方々。それに、高山正也など、現在の日アーカイブズにかかわっている、錚々たるメンバーが並んでいる。 中に、ARGの岡真さんの名前もある。「ARGの10年」と題して、寄稿しておいでである。このなかで、岡さんは、ARGのあゆみをふりかえっておいでであるが、基的なこととして、 情報は発信するところに集まる(p.177) このことを確認することになっている。情報の発信と、そこに集まる情報、その蓄積が、ARGの10年になる。その経緯のなかで、方向性が変わってきたことも記されている。 なかで、特に引用しておきたいのは、次の記述、 >>>>> 10年前、ARG創刊前後の私が感動を覚えた

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