小中高生を巻き込んだ「男児ポルノ専門サイト」事件で、被害男児の中に、県内に住む高校3年生がいたことが、県警への取材で分かった。サイト主宰者の男が活用したのは、児童・生徒が携帯電話などで情報交換をしているありふれたネット掲示板。“援助交際”と称して少女を売春に勧誘するのと似た手口で男児たちを勧誘し、男児の画像をサイトに陳列、文字通り商品化していた。教育関係者に波紋が広がっている。 児童買春・児童ポルノ禁止法違反容疑などで逮捕、起訴された小林葉介被告(29)が主宰するサイト。「少年ビデオラインナップ」と称したページには、わずか10歳前後の男児ら小中高生約50人のポルノ映像がずらりと並び、「純真無垢(むく)な幼い少年をたっぷり堪能」などの露骨な文章、「夢をかなえたい少年を全力サポート」「秘密のアルバイト」「優秀な子は芸能プロダクションに委託」といった甘い勧誘文句が書き込まれていた。 県内在住の高