子どもがケータイを持つのはNG?――。 子どもが携帯電話による中傷の書き込みなどの被害に遭う例が増えているとして、島根県松江市PTA連合会と同市教委は「小中学生にはケータイを持たせません」とする緊急アピール文を発表した。市内の全小中学校に呼びかけている。一方で、子どもと連絡を取る手段として、携帯電話にはメリットも。「『持たせない』とまでは言い切れないかも……」との声もある。 中傷書き込み被害 出会い系トラブル アピール文は、「小中学生にはケータイを持たせません 使わせません」という標語が書かれており、10月28日に市内小中学校49校の児童生徒計約1万5000人に文書で配布した。 同連合会などによると、携帯電話のネット掲示板に中傷する内容を書き込まれたり、出会い系サイトでトラブルに巻き込まれたりする被害が増えており、市内の中学生の被害件数は、昨年度3学期の3件から今年度1学期は10件と急増し