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2008年10月25日のブックマーク (1件)

  • 医学書院/週刊医学界新聞 【連載 実践統計学入門】 (第2245号 1997年6月23日)

    (5) カイ2乗検定 ●事例1 ある病気に対する治療法Aの治癒率は6/8で75%,治療法Bの治癒率は2/6で33%であった1)。治療法Aと治療法Bとの効果には有意な差があるだろうか? ●2×2分割表 母集団の分布がはっきりしない時に行なう検定をノンパラメトリック検定という。つまり,「正規分布をする母集団」などという仮定を抜きにして検定しようというのである。ノンパラメトリック検定にはさまざまな方法が知られている。ここでは最も単純な分割表を用いたカイ2乗検定について述べる。 まず,2群の差が有意であるか検討するには,2×2分割表を書くのがよい(表1)。 ●期待値の求め方 治療法AとBに差がないと仮定すると,2×2表はどのようになるだろうか。 表1から,治療した14人のうち8人が治癒しているので全体の治癒率は8/14である。治療法Aを受けている8人のうち,治癒する期待値は8×8/14=4.57人

    医学書院/週刊医学界新聞 【連載 実践統計学入門】 (第2245号 1997年6月23日)