パラメトリックな検定とは、統計的検定において、検定したい統計量の確率変動について何らかの分布を具体的に仮定し、仮説検証を行う検定のことである。 F分布を利用して分散の比の検定を行うもので、等分散性の検定に用いられる。 分散分析の一部として使われることもあるが、t検定の前提条件である等分散性の検定に用いられることが実質的には多い。 2つの群の間のばらつきが等しいか否かを両者の比を取ることで検定しようというものである。 その際、等分散であれば自由度がn-1のF分布にしたがうということを利用する。 2つの群の比較なので、自由度をF分布表から読み取るときに、少なくとも2つ探さなければならないことに注意。 t分布を利用して2つの群の平均値の差の検定のときに用いる検定である。 大まかに分けて、対応のあるt検定と対応のないt検定の2種類がある。 対応のない場合というのは、2つの群が独立し