【いしょしゃ】熟練漁師 奄美大島では熟練漁師のことを尊敬の念を込めて「イショシャ」と呼ぶ(「イショ=漁」・「シャ=者」)。 漁師の中でも、類まれな技術と体力を有し、豊富な経験、ち密な観察眼、冷静な判断力、強力な統率力を持つ人たちだ。 最近は漁具が進化し、にわか漁師でも魚を獲ることができるが本物のイショシャは少ない。 イショシャは漁業や地域の将来を見据える理想のリーダー像だろう。 今日はイショシャたちとモズク網の設置作業をした。 イショシャ達の水中での運動量と無駄のない動き、ロープワークやメカの知識、天候を読む観察力と決断力は見ていて楽しかった。そして自分の未熟さを感じる作業でもあった。 今日で30枚のモズク網の本張り完了。順調に育てば6トンのモズクが収穫できるらしい。 夏にはイショシャと集落民とでタマス分けしよう。