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ブックマーク / repon.hatenablog.jp (241)

  • 「洗脳大全」を読んだ - reponの忘備録

    表紙怖すぎ。元のタイトルは「闇の説得術」。20世紀初頭から時代を追って、様々な国、場所、集団にスポットを当て「洗脳」を追う。ホラーではない なるほど、と思った2点 自白は、とくに強制された自白は役に立たない 洗脳の要諦 恐怖、睡眠遮断、日誌と自供、家族や友人からの隔離、訊問者の忍耐、訊問者が寛容と暴虐を使い分ける、秘密性、法的保護の剥奪 概説を知りたかったのだが、この分野はもっとコンパクトにまとまったが無いのかもしれない。長かった。 こんな時間に書いている事自体が、体に良くない 洗脳の要諦の逆を行うことが、健康な精神と肉体には必須といえる 快活・熟睡・対等の立場・親しい人たちとの日常的なふれあい・不快な他人とは短時間の接触・尋問者が分け与えようとする秘密は罠・法的、肉体的、精神的な権利の充足 上記を妨害してくる他人は、悪く言えば「洗脳」、言い方を変えると「操作」しようとしている 残業続き

    「洗脳大全」を読んだ - reponの忘備録
    repon
    repon 2023/01/26
    久しぶりにブログ書いた。睡眠を奪うのは洗脳の第一歩
  • マッチョと詐欺師 - reponの忘備録

    「マッチョ」と「ウィンプ(弱虫)」の対比で、はてな的にウィンプ認定されている俺ですが、マッチョと詐欺師はかなり違う。 詐欺師とは。 以下の小話がわかりやすくて面白い。ちょっと長めですが。 当然、「ユダヤ人」「ポーランド人」は、お話の中の人物にすぎず、特定の誰かを揶揄しているわけではない。 これは「小話」です。 今世紀の初め、ポーランド人とユダヤ人が汽車に乗り合わせ、向かい合わせに座っていた。ポーランド人は落ち着きなく体をもぞもぞとさせながら、じっとユダヤ人を見つめていた。何かに苛立っているらしい。とうとうそれ以上我慢できなくなって、こう切り出した。「あんたらユダヤ人は他人から最後の一銭まで引き出し、そうやって財産を貯め込むそうだが、一体どうすればそんなにうまくいくんだね」。ユダヤ人は答えた。「わかった、教えてあげよう。だが無料じゃだめだ。まず五ズオチ払いなさい」。その金額を受け取ると、ユダ

    マッチョと詐欺師 - reponの忘備録
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    repon 2021/03/26
    ヤバい俺いいエントリ書いてるじゃんw
  • 「高度成長期」は、もう来ない - reponの忘備録

    の「高度成長期」とは、それ以前にはなかった工業化手法である「ビックプッシュ型工業化」によるものであり、日はすでに先進国に追いついたのだから、これ以上の高度発展はないのである。 タネ なぜ豊かな国と貧しい国が生まれたのか 作者:ロバート・C・アレンNTT出版Amazon 第二次世界大戦までの日経済 日の1870年から1940年までの1人あたりGDPは、737ドルから2874ドルと成長した*1。これは飛躍であった。 しかし、一人あたりの所得の成長率は1.5%をわずかに上回るものであり、当時のアメリカ合衆国の成長率と変わらない。 そして、そのころアメリカは、一人あたりGNPは6838ドルと、イギリスの一人あたりGNP6856ドルに続く、経済大国であった。 だから、単純計算すれば、1950年以降も同じ成長率であったなら、アメリカ合衆国に追いつくには327年を要する。 貧しい国が貧しいま

    「高度成長期」は、もう来ない - reponの忘備録
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    repon 2013/10/28
    タイトル変えました。いくつかの言及したいエントリがあって、その前に「まとめ」をしておきたいと思って書いた「今後参照するエントリ」です。真ん中の部分は別エントリにすればよかったかも。ちょっと長い……
  • なぜ「不毛」な「論戦」は終わらないのか - reponの忘備録

    答え。 そういう方法でしか、「論戦」は行えないから。 そのひとつの例として、人文書では空前の売れ行きを示した「なめらかな社会とその敵」の論評を見てみよう。 著者の社会観・国家観は、ナイーブで古い。彼がなめらかな社会の「敵」と名指しているカール・シュミットのいうように、近代社会の根底にあるのは暴力装置としての国家であり、それは友/敵を区別して誰を殺すかを決める「決断」のシステムである。資主義は暴力を所有権という形で標準化する制度であり、その魅力も危険も、それが「なめらか」ではなく、持つ者と持たざる者を峻別する点にある。 資主義が不公正で不愉快なシステムであることは著者のいう通りだが、それは多くの人々の欲望を満たしてグローバルに発展してきた。 池田信夫 blog : なめらかな社会とその敵 池田先生の「ぶっちゃけた」論建てで、明らかになる事柄がある。 それは、実は、書評を書いたほとんどの論

    なぜ「不毛」な「論戦」は終わらないのか - reponの忘備録
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    repon 2013/10/08
    自己利益を完璧に理解して理性的に振る舞う怪物的な個人たちが、自己利益の最大化という合理的な行動を取ろうとしても、非合理的な迂回をしないと合理的な決着に行き着かない、ということです
  • 「ドキュメント 戦争広告代理店」 - reponの忘備録

    ドキュメント 戦争広告代理店〜情報操作とボスニア紛争 (講談社文庫) 作者:高木 徹講談社Amazon 現在の戦争では武力行使と並行して情報戦が、それも古いタイプの「国民を洗脳する」というものではなく、外堀を埋めて民意を凝縮し感情を爆発させる、そのような情報戦が、日常的に行われている。 このルポでは、ユーゴスラビア紛争でのボスニア・ヘルツェゴヴィナとセルビアの間で、世論誘導の綱引きのために、当事者たちがどのように動き、それらの行動によって、水面に石を投げ込んだように、情報の波紋が広がり打ち消し合い増幅していくのかを、つぶさに描いている。 「民族浄化(エスニック・クレンジング)」という言葉の「流行り方」も描かれ、この言葉が紛争でのPR活動を通して国際的な共通語として定着していった過程も描かれている。 というより、「自明」と思われている概念は全て、そのような偶然と故意の思いもよらぬ混合から生ま

    「ドキュメント 戦争広告代理店」 - reponの忘備録
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    repon 2013/08/20
  • アジアの次にグローバル資本が労働力を求める国はどこか? - reponの忘備録

    「グローバル化です。世界がフラット化します。安い賃金の労働者なんて世界中どこでもいます。競争に乗り遅れるな!コモディティ化するな!」と煽る人たちがいます。 「日の賃金は高すぎる。だから国外に出るのは当然。中国の賃金が高くなったらベトナム、ラオス、タイに移せばいい。その後だっていくらでも賃金の安い国はあるんだ。そういう人たちとの競争なのです*1」とか。 でも、そんなことないんだけれどね。 中国製品輸入に反対する……労組の集会で参加者が着ていたおそろいのTシャツも、実は中国製だった。 これは、ユニクロの反対集会ではない。 というか、日ではない。 アフリカだ。多分南アフリカの話だと思う。 「経済大陸アフリカ」のp.48より。 経済大陸アフリカ (中公新書) 作者:平野 克己中央公論新社Amazon アフリカの賃金は、実は高い。 同著者によるこちらの記事 「労働力の質をどう上げるか」 南アフリ

    アジアの次にグローバル資本が労働力を求める国はどこか? - reponの忘備録
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    repon 2013/08/18
    「資源の呪い、資源の罠」については同書では重大で中心的な概念として一章を割いています。資源投資は農工業開発を誘引せずジニ係数は上がりごく一部の人間だけ富み乳幼児死亡率は高止まりのままなど(ex:赤道ギニア
  • スイスには4つの「語圏」が存在する - reponの忘備録

    スイスは4つの言語が話されている。 しかし、4つの公用語ー「ドイツ語」「フランス語」「イタリア語」「レトロマン語」ーは、スイスのどこでも話されているわけではない。 スイスの地図は、4つの言語が話されている地域で、きれいに区分けされる。 (「スイス - Wikipedia」より) (紫 :フランス語、 黄 :ドイツ語(アレマン語)、 緑 :イタリア語、 赤 :ロマンシュ語) 13世紀のスイス発足から現代に至るまで、4つの言語はそれぞれ特定の地域で話され、そのままの状態でスイスは統一されている。 書を読むまで、このことを自分は知らなかった。 もう一つのスイス史―独語圏・仏語圏の間の深い溝 (刀水歴史全書) 作者:クリストフ ビュヒ刀水書房Amazon このは、スイスの誕生である「原初3州」の時代からのスイスの変遷を、各語圏の推移に着目しながら記述している。 訳者あとがきをみると、語圏をつぶ

    スイスには4つの「語圏」が存在する - reponの忘備録
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    repon 2013/08/15
    なんか長くなってしまった……/id:karatteさんつ「黒いスイス」
  • 将棋において、最善手は「最善」なのか? - reponの忘備録

    将棋ソフトに見る「フルオート」と「セミオート」の違い - アンカテさん 日曜朝のNHK杯で羽生善治 王位・王座・棋聖の将棋を、なんだかわからないままに「スゲー!!!」と見ている程度の自分の、素朴な疑問です。 それは、将棋において「最善手は『最善』なのか?」という疑問です。 「ダークゾーン」 ダークゾーン 作者:貴志 祐介祥伝社Amazon(第23回将棋ペンクラブ大賞作品) を読んだ時に、「こういう強さががあるのか!」と感嘆しました。 手元に小説がないので、うろ覚えになりますが、将棋の強さについて、以下の様な状況が描かれていました。 小説内では三段リーグでの勝負が描かれます。 主人公が恐ろしく強い若者に負けますが、人曰く、「なぜ負けたのか、どうしてもわからない」という負け方でした。 要所要所では最善手を打っていたはずなのに、いつのまにか形勢がひっくり返り、気づいた時にはもう手の出しようがな

    将棋において、最善手は「最善」なのか? - reponの忘備録
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    repon 2013/04/17
    こういうので面白い本があったら教えて下さい
  • 不貞と強欲の異端審問官 - reponの忘備録

    kousyouさんのエントリ「kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。」に、以下のようなブックマークをした。 トビー・グリーンの「異端審問」で、ある異端審問官は、好みの女性がいれば夫を異端審問して奪い、金持ちを異端審問して財産を没収し、事情聴取にきた教会中央の役人を洗脳して「異端審問官は聖者」と言わせたらしい reponのブックマーク / 2013年4月16日 - はてなブックマーク 書いた後、該当する部分がどこなのか自分でも調べたくなり、見つかったのでメモ。 後述の通り、スペインの異端審問はポルトガルに広がり、そして両国の植民地に広がった。その植民地、コロンビアに赴任し、メキシコを治めた審問官がそれだった。 1649年、メキシコシティ ……イエスズ会修道士マティス・デ・ボカネグラは異端審問所長マニョスカの業績に驚嘆し、彼の「堂々とした威厳、秀でた

    不貞と強欲の異端審問官 - reponの忘備録
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    repon 2013/04/17
    やってることがまんま悪代官だわな。しかし権力のバックグラウンドは民衆の支持だったりするんだよね。
  • 「TAKERU」と「通信カラオケ」の関係 - reponの忘備録

    「カラオケ秘史」 カラオケ秘史―創意工夫の世界革命 (新潮新書) 作者:烏賀陽 弘道新潮社Amazonを読んだ。 非常に面白かった。 初めて読むことばかりだが、カラオケが広がった時代を生きていたこともあり、自分の記憶が上書きされた。 カラオケは、1)カラオケ装置 2)カラオケボックス 3)通信カラオケという三段階の発明を経て一般に定着したのだが、そのことはあまり知られていない。 特に通信カラオケが、ブラザーのソフトウェア自販機「TAKERU」を「インフラ」として活用し作られた秘史が凄まじい。 「TAKERU」自体は商業的にはほぼ失敗で、撤退を余儀なくされていたのに、その技術者の先見により「カラオケの音楽情報(MIDIデータ)の中継サーバ」として変更され、会社の幹部も知らない内に力を発揮していた、という。 その「TAKERU」を中継サーバにして作られたカラオケ装置が「JOYSOUND」だった

  • 「まおゆう魔王勇者」を見て、フリードリッヒ2世とアル・カーミルの話が思い浮かんだ - reponの忘備録

    「待っていたんだ。ずっとずっと待っていた。君が現れるのを。ずっとずっと楽しみにしていた、君と言葉を交わすのを。」 (アニメ「まおゆう魔王勇者」第1話) 「まおゆう魔王勇者」を、毎週楽しみに見ています。 異なる種族が、異なる思想信条を持って戦争を行なっている中、その中心人物どうしが意思を疎通し合ったという稀有な状況を見ると、「玉座に座った最初の近代人」と呼ばれたフリードリヒ2世について、以下の描写を思い出さずにいられません。 傷癒えたフリードリッヒ(2世)は1229年、破門の身のまま再び十字軍の先頭に立った。 フランク(ヨーロッパ人)の皇帝来るの報に、当時、聖地エルサレムを治めていたアイユーブ朝のスルタン、アル=カーミルは様々な情報を収集して仰天した。 なんとこのたびのフランクの長はアラビア語を完全に理解し、当時の学問センターであるイスラム文化に深い敬意を表しているというではないか!それだけ

    「まおゆう魔王勇者」を見て、フリードリッヒ2世とアル・カーミルの話が思い浮かんだ - reponの忘備録
  • 「空論」と「なまぐさい話」 - reponの忘備録

    僕らは、どこかで社会的な役割を果たした夕べに、仮面(ペルソナ)を付けて、茶室やラウンジやバールで言葉を交わします。 戦国武将が、茶室の中だけは敵同士であっても争いから離れ、一個人として向かい合うように。 茶室の外では殺しあうわけです。 ぼくらが議論する「対象(オブジェクト)」は、実際には、会社員や学生、兵士や商店主、親や子、という現存の社会での役割を、 「自分の生まれた国の慣習と法を、その権威に疑問を抱くこと無く受け入れ、従う」 (デカルト「方法序説」) つまり「臣民(サブジェクト)」としての役割を果たすことが前提、となります。 「サブジェクト」という言葉は、「臣民」とも「主体」とも訳せ、同時に二つの意味を持っています。 ぼくらは、夕べに語らう時、「主体(サブジェクト)」としては無名の存在として、「対象(オブジェクト)」について語るのですが、「対象(オブジェクト)」の実体は、僕らが社会的役

    「空論」と「なまぐさい話」 - reponの忘備録
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    repon 2013/03/26
    仲正昌樹先生の「公的空間で話す所作」を、僕はこう理解しています
  • 「RADIO STEINS;GATE」を聴いた - reponの忘備録

    「インターネットラジオステーション<音泉>」で配信中の「今井麻美・関智一のRADIO STEINS;GATE」を聴いた。 4/20(土)から全国公開される映画 「劇場版 STEINS;GATE 負荷領域のデジャヴ」 について、ゲームプロデューサーの松原達也さんから、 「映画は完全新作。ゲーム、ドラマCD、アニメ、小説などの媒体を通して、編で最終的に明かされなかった唯一の謎、『リーディング・シュタイナー』がどうして起こるか、について明かされます」 という発言があった。 自分は、これだけで涙腺が緩む。 脇役たちのシュタインズ・ゲート 僕はアニメとドラマCDしか視聴していない。 アニメを観ている人にとって、一番近しく感じたのは「岡部倫太郎」、次に「牧瀬紅莉栖」だろう。 物語のキーとなる人物、「椎名まゆり」については、最も遠くに感じるのではないか? 僕はそうだった。 ところがドラマCDを聴くと、

    「RADIO STEINS;GATE」を聴いた - reponの忘備録
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    repon 2013/03/13
    シュタゲ劇場版は完全新作なんだなー。しかしドラマCDほんとに良かった。
  • なぜ「暫定憲法」が、完成された憲法よりも長命で機能しているのか? - reponの忘備録

    現在もドイツの憲法である「ボン基法」は、戦後暫定的に作られたものであるにもかかわらず、90年の東西ドイツ統一以後も、若干の修正を加えられたのみで、効力が続行している。 「ボン基法」は、正式名称を「ドイツ連邦共和国基法」といい、その名には「憲法」という文字はない。 憲法(Verfassung)とは呼ばず、東西ドイツ統一までの仮の名称として基法(Grundgesetz)と呼ばれ、当初、東西ドイツ統一の時に改めて憲法を制定することとしていた。しかし、1990年の東西ドイツ統一後も新たな憲法は制定されておらず、ドイツ連邦共和国基法の一部を改正した状態で効力が存続している。 旧西ドイツの首都だったボンで起草されたため、ボン基法とも呼ばれる。 ドイツ連邦共和国基法 - Wikipedia なぜ、戦後暫定的に作られた「基法」が、はるかに民主的である「ワイマール憲法」よりも長命なのか? ド

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    repon 2012/11/03
  • 「縦の線」と「横の線」 - reponの忘備録

    (付記) 「横の線」を横断するような、系譜学的な研究や考察があったら教えていただきたいです。 たとえば連合赤軍事件は「共産主義的思想の暴走」とか言われているけれど、その内実は、大塚英志氏が詳細に検証したように、 極めて現代的な若者が、極めて現代的な感性によって、極めて現代的な野蛮さを発揮して 起こした事件だということがわかる。 「彼女たち」の連合赤軍 サブカルチャーと戦後民主主義 (角川文庫) 作者:大塚 英志KADOKAWAAmazon 幹部の女性は「同胞」のかわいい女性に嫉妬し、「それはブルジョア的な退廃だから、自己批判しなければならない」と言いがかりをつけ、集団暴行を行った。 そこに思想はほとんど関係しない。 だが、事件は「共産主義思想」という言葉でコーティングされ、思想によって引き起こされたものと歴史にピン止めされている。 同じように、「自由主義」「民主主義」「フェミニズム」「エコ

    「縦の線」と「横の線」 - reponの忘備録
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    repon 2012/11/02
    付け加えた。
  • 「孫の代までの仕事」が10年で消えたケース - reponの忘備録

    「グローバル化」はジャーゴンではなく、具体的な物質的根拠と客観的なシステムを持っています。 そのひとつが、「コンテナ」です。 以下、「コンテナ」にまつわる、今もなお色褪せない話をします。 「沖仲仕」という仕事があります*1。 この言葉自体は「差別用語」だということで、もっぱら「港湾労働者」といいますが。 要は、港で、輸送船の荷物の積み替えをする、「荷揚げ労働者」の人達のことです。 1950年代当初、沖仲仕に従事する力自慢の男たちは、ニューヨークで5万1千人以上、ロンドンでも5万人以上いたらしいです。 こういうイメージ 波止場 コレクターズ・エディション [DVD] マーロン・ブランドAmazon日活100周年邦画クラシック GREAT20 赤い波止場 HDリマスター版 [DVD] 石原裕次郎Amazon犯罪も絶えない。 ところが、1976年には、港湾労働者の数は7割減、その仕事の内容もすっ

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    repon 2012/10/30
    コンテナ物語のごくごく一部ですこれ/というか、会社なんてすぐ潰れるし職業なんてすぐ消えるのに、そこに入るか入らないかで自分や他人をナチュラルに見下すひとの気持ちがよくわからないんだ。あの虫を見る目
  • 「ヤンキー」になれなかった者たち - reponの忘備録

    「体育会系」とかヤンキーとか、オタクとかサブカルとか、そういうものにはなれず、「なにものにもになれなかった子たち」について、ときどき思い出してあげてください。 以下、90年代初頭のペルーの最貧層で日人精神科医師が見た患者の状況だが、あまりにクリティカルなので、少し長いが該当部分を引用する。 まるで日のロードサイドの状況を書いているようだ。 マチスタになれなかった者達 カルロスは中学五年生の18歳。中肉中背。彫りが深く、目鼻立ちの整った顔をしている。硬い髪を長めに伸ばしている。顔にかかった前髪のせいか暗い印象をうける。声の調子が静かで口数も少ない。自信なげに語り、時折ため息をつく。 カルロスの父は48歳の人夫。母は36歳の主婦。15歳と10歳になる二人の弟がいる。……この家族5人の他、父の従弟一家6人が同居している。 カルロスは幼い頃体が弱く、中耳炎・皮膚炎・寄生虫病など次々と患った。8

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    repon 2012/08/31
  • 「ゼクシィ商法」における疑問3つ - reponの忘備録

    こちらの記事を書いた時に疑問に思ったことを書き留めてみた。 「障壁破壊」は消費者の生活をより良くするのか? 「障壁破壊」が、「消費者の利益を守る」とは、言えない。 あなたが「安く」物を買えたぶん、あなたの収入は減るからだ。 安売り合戦とは人件費の抑制であり、人件費とは「消費者の収入が減る」ということで、賃金と価格がともに下がる「デフレ」状態をつくりだす(デフレは消費者の欲望が生み出している、説)。 たとえば、賃貸不動産業界。 個人的には、価格下がるの結構。 多くの人は、収入の1/4以上も家賃に払っていることで生活が逼迫している。 しかし、そのことで、やはり「デフレ」は起きるだろう。 そして、家賃収入の下落は、それに頼っているひとたちの生活を逼迫させるだろう。 かれらもまた、ひとりの消費者だ。 ネットワークが効率的になると、結果として「一人勝ち」するように構成される。 「デフレ」の中、「プラ

    「ゼクシィ商法」における疑問3つ - reponの忘備録
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    repon 2012/08/30
    長くなったので疑問点の方はこちらにまとめた。
  • 「ゼクシィ」商法に見る「障壁破壊商法」 - reponの忘備録

    この記事 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120827-00000002-toyo-bus_all が大変面白かった。 記事の要点 (文のまとめは長くなったので一番最後に移しました) ゼクシィの20年は、ローカル産業だった「ブライダル産業」の、情報の障壁(価格、プラン)という抵抗を突き破った歴史。 ホテル業界は危機感をいだいて相当抵抗しただろうが、それに対してリクルートは各個撃破を仕掛け、結果、業界全体を「ゼクシィ」というプラットフォームに載せることに成功した。 「相場」は、「ゼクシィ」の中で生まれ、「ゼクシィ」で確認するほかなくなった。 「ゼクシィ」ビジネスの一般化 このリクルートの方法は、以下のように一般化出来る。 「成長産業であるのに、情報障壁により、結果としてローカルビジネスが栄えている分野で、障壁を破壊し情報を流通させること

    「ゼクシィ」商法に見る「障壁破壊商法」 - reponの忘備録
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    repon 2012/08/30
    「ビジネスモデル」のまとめ。とはいえ、だれでも思いつくところを一点突破するのは、書かれていないキモとなる部分があるんだろう。それは技術であったり努力であったり組み合わせであったり。偶然も寄与するだろう
  • 学校に未来はないのか? - reponの忘備録

    このところ騒がれている「いじめ」の問題で、 「学校自体に意味が無い」 「グローバル化が進行している中、必要とされるのはコモディティの人材ではなく、ユニークな人材。そういう人材は学校では育たない」 「学校以外でもいくらでも学べる。学校なんか行かなくていい」 「学校で学べるのは、『いじめ』のような『政治』だけ。むしろ行くのは害」 というような意見が出てきていますが、そんなのは学校の問題じゃないんじゃないか? 先日のこと。 幹線道路沿いのマクドナルド。 涼を取りながら作業しようと入って、いきなり甲高い声に圧倒された。 2階席は、夏休みの暇を持て余している子供でいっぱいだった。 中学生になったばかりか、そんな子供たちが男の子も女の子もあふれている。 3,4人の集団ごとにわかれているが、子供たちは全部で20人以上。それが、しゃべって、笑って、わめいて、叫んでいるのだ。 まさに動物園。そして、久しぶり

    学校に未来はないのか? - reponの忘備録
    repon
    repon 2012/08/23
    「不幸になる人が一人もいない世界を作るんだ!絶対に、誰一人も見捨てない!!」→コモディティ化。「コンテナ物語」読んでても思ったんだけど、コモディティ化とか相対的価値の低下って常にこの流れですね