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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (219)

  • 太平洋ゴミベルト、46%が漁網、規模は最大16倍に

    海洋研究者のチャールズ・ムーア氏が、ゴミの混ざった水のサンプルを手にする。1997年にムーア氏が命名した太平洋ゴミベルトから採取したものだ。(PHOTOGRAPH BY JONATHAN ALCORN, BLOOMBERG/GETTY) 太平洋ゴミベルトは世界でもっとも多くのゴミが漂う海域だ。米国カリフォルニアとハワイの間にあり、面積は日の倍以上と言われる。(参考記事:「太平洋ゴミベルトの“ゴミの渦”」) このたび発表された調査の結果、太平洋ゴミベルトに漂う7万9000トンに、これまで考えられていた以上に漁具が含まれることが判明した。この論文は3月22日付けの学術誌「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載された。 論文によると、ゴミベルトに浮かぶプラスチックの数は1.8兆個と推定され、そのうちの94%を0.5~5ミリまでのマイクロプラスチックが占める。だが、これは重量では8%ほど。ゴミの

    太平洋ゴミベルト、46%が漁網、規模は最大16倍に
  • 全米最長のネコよけフェンス、ハワイ島に完成

    上空から見下ろしたハワイ火山国立公園。絶滅危惧の鳥を守るため、土壇場の努力が続けられている。(PHOTOGRAPH FROM DESIGN PICS, NATIONAL GEOGRAPHIC CREATIVE) 全長8キロ余りに及ぶフェンスの設置が、ハワイ火山国立公園でこのほど完了した。目的は、米国で絶滅の恐れがあるハワイシロハラミズナギドリを野良ネコから守ること。ネコを防ぐフェンスとしては全米一の長さとなった。(参考記事:「野外のネコは排除されるべきか、米で議論」) ハワイ語で「ウアウ」と呼ばれるこのミズナギドリは、公園内にあるマウナ・ロア火山の斜面で、溶岩石の割れ目の奥に巣を作る。高いところでは標高約3000メートルの地点でも営巣が確認されているが、それほどの高度でも、野良ネコはこの鳥や雛を捕している。巣穴の外で待ち伏せたり、中に入り込んで襲ったりするのだ。(参考記事:「ネコは野生動

    全米最長のネコよけフェンス、ハワイ島に完成
  • 第1回 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実

    「このままだとみなさん、プラスチックの屑がまじった魚をべることになりますよ。もうべているかもしれない」と高田秀重教授は言う。 東京農工大学農学部環境資源科学科の水環境保全学/有機地球化学研究室が入っている棟はただいま建替え中で、仮設のプレハブで話を聞いている。高田教授は、環境中で見つかる残留性の高い人工物質について、幅広く研究を展開しており、ぼくは現時点での状況を知りたくて訪ねた。そんな中、強く印象づけられたのが、まさにこの話題だった。 高田さんたちが、2015年、東京湾の埠頭で釣ったカタクチイワシを調べたところ、8割の消化管の中から、様々なプラスチック片が出てきたというのである。もちろん、魚の消化管は、普通はべずに捨てるわけだが、何かの拍子に口に入ってしまうこともあるかもしれない。いや、小さな魚だと内臓を抜かないまま揚げることもあるし、サンマの焼き物などでは、ワタの苦味をむしろ楽し

    第1回 忍び寄るマイクロプラスチック汚染の真実
  • 1日5億本、「ストローいりません」が米国で拡大中

    ロンドンのイーストエンド地区で毎週開かれるブリック・レーン・マーケット。ごみ箱に入りきらずにあふれ出たごみの山からは、プラスチック製のストローが何も突き出ている。(PHOTOGRAPH BY IN PICTURES LTD., CORBIS/GETTY) 世界の海には、年間800万トンのプラスチックごみが流出している。そのなかで、小さなストローが占める割合はわずかかもしれないが、そのストローをめぐる環境保護運動が今広がりを見せつつある。海を守るために、ほとんどの場合に必要のないストローの使用をやめようという運動だ。 米国では、ストローがリサイクル用のごみ箱に入れられることはめったにない。ビーチへ行ってみれば一目瞭然だ。それに、海洋プラスチックごみとしてはわずかな量ではあるものの、海の環境に深刻な影響を与えている。その絶妙なサイズゆえに、海洋生物の窒息死や魚の誤飲につながりやすいのだ。ウミ

    1日5億本、「ストローいりません」が米国で拡大中
  • 第2回 ピュリツァー賞と日本人

  • 地球の最低気温を更新、-94℃、南極の高地

    東南極のラングホブデ氷河の表面に点在する小さな湖(PHOTOGRAPH VIA DIGITALGLOBE VIA GETTY IMAGES) 地球はどのくらいまで寒くなるのだろう? 今回、衛星からの観測により、地球で最も寒い場所が明らかになった。 気温マイナス94℃という超低温が記録されたのは、長く暗い極地の冬で、南極大陸を覆う氷床の真ん中あたりだ。標高3800メートルを超える。6月25日付けの学術誌「Geophysical Research Letters」に発表された論文によると、いまの地球表面で到達しうる最も低い気温に近いと観測チームは考えている。 研究を率いた米コロラド大学ボルダー校、米国雪氷データセンターの研究者、テッド・スカンボス氏は、「ほとんど別の惑星と言えるくらい、地球が限界近くまで寒くなっている場所です」と述べる。(参考記事:「地球で「火星」を体験できる場所6選」) 現地

    地球の最低気温を更新、-94℃、南極の高地
  • 「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告

    ニューヨーク市で遠赤外線サウナを楽しむ女性。遠赤外線サウナには様々な健康効果があるが、汗で毒素を排出できるといううたい文句は科学的に証明されていない。(PHOTOGRAPH BY LAUREL GOLIO, REDUX) 発汗は、今や健康や美容のトレンドになっている。遠赤外線サウナからホットヨガまで、タオルが汗でびっしょりになるアクティビティはリラクゼーション効果があるだけでなく、体の毒素を排出して健康を保つとも言われている。 だが、汗をかいて毒素を排出するという説は、汗をかいて弾丸を搾り出すというのと同じくらいありえない話であることが、最新の研究で明らかになった。科学者たちも長年密かに疑っていたことだが、汗と一緒に毒素も排出されるというのは、都市伝説に過ぎなかった。 人間が汗をかくのは体温を下げるためであって、老廃物や有毒物質を排出するためではない。その役目を負うのは、腎臓と肝臓である。

    「汗をかいてデトックス」はウソだった、研究報告
  • ウナギ闇取引を摘発、親玉は「ウナギ漁の父」

    「特別レポート:米国ウナギビジネスの闇」の1回目。アジアのウナギ需要がきっかけで、米国でもゴールドラッシュならぬ「ウナギラッシュ」が勃発、闇取引も横行している。米国東海岸のウナギビジネスを追った。 第2回 ウナギ版ゴールドラッシュに狂奔する漁師たち 第3回 米国のウナギビジネスに未来はあるか(6月22日公開) 米国メーン州バガダス川を遡ってくるシラスウナギを、アルバ・ウェンデル氏(43)が、タモ網でリズミカルにすくっていく。白い光だとシラスウナギが驚いて避けるため、緑のヘッドランプを使っている。「見えていなくても捕れますが、見るのが好きなんです」と話す。(PHOTOGRAPH BY SARAH RICE, NATIONAL GEOGRAPHIC)

    ウナギ闇取引を摘発、親玉は「ウナギ漁の父」
  • 植物はイモムシを共食いさせて身を守る、初の発見

    底なしの欲を持つイモムシから身を守るため、イモムシたちを共い行為に走らせる能力を持つ植物が存在する。(参考記事:「カマドウマの心を操る寄生虫ハリガネムシの謎に迫る」) オンラインジャーナル「Nature Ecology and Evolution」に発表された新たな研究によると、イモムシにべられそうになった植物は、防御反応として自分の味をひどく悪くする物質を発することがあるという。イモムシは、あまりのまずさに思わず仲間のイモムシをべてしまう。 「その防御効果は極めて高く、イモムシは葉をべることにストレスを感じるようになり、こんなものをべるよりは仲間をべたほうがましだと思ってしまうのです」と、米ウィスコンシン大学マディソン校の動物学研究者で、今回の論文を執筆したジョン・オロック氏は語る。論文によると、同種のイモムシを共いに走らせるこのような防御方法は、これまで知られていなかっ

    植物はイモムシを共食いさせて身を守る、初の発見
  • 火星では夜に激しい雪が降る、研究成果

    NASAの探査機バイキングが撮影した画像から作った火星のモザイク画像。(PHOTOGRAPH BY NASA) 火星の北極では、夏の夜に吹雪が発生するという研究成果が、学術誌『Nature Geoscience』に発表された。 火星の大気の中では、従来考えられてきたよりも激しい対流が起こり、嵐のような天候を作り出しているという。新たなコンピューター・シミュレーションによって明らかになった。 今回の成果は計算上のものだが、降雪があるというのは2008年に火星に着陸した探査機による観測結果と一致する。また、火星の南極では二酸化炭素の雪(ドライアイス)が降ることがわかっているが、その仕組みを解明する手がかりになるかもしれない。 発表された論文によると、火星の夏の雪は数時間にわたり、猛烈な勢いで降る可能性があるという。高い高度にある雲から落ちてくるのは、水が凍った氷粒。なかには地面に到達しないもの

    火星では夜に激しい雪が降る、研究成果
  • 世界の野生トラが回復、過去5年で20%増

    自動撮影カメラで捉えた、狩りにやって来たスマトラトラ。 (Photograph by Steve Winter, National Geographic Creative) ようやくトラの明るいニュースが届いた。世界自然保護基金(WWF)の最新の調査により、主としてインド、ロシア、ネパールでの保護活動が実を結び、世界の野生のトラの個体数がここ数年大幅に増加していることが報告された。この報告は、絶滅危惧種であるトラの保護活動を推進するための各国閣僚による会合に先立ち、発表された。(参考記事:「ロシアで野生トラが増加、500頭超に」) 2010年に3200頭だった野生のトラは、現在3890頭まで増えているという。2022年までにトラの生息数を倍増させる計画に各国が歴史的合意をした2010年以来、目標達成に向け、各国が順調に活動を続けているようだ。世界のトラの個体数が増加したのは、100余年ぶり

    世界の野生トラが回復、過去5年で20%増
  • 【動画】金魚にエサをやる鳥、理由は?

    タカのひなを育てるワシに、子ヒョウをかわいがるメスライオン。自然界ではときおり、別種の子供の世話をする例がみられるが、今回の動画に登場するのは、金魚にエサをやるショウジョウコウカンチョウ(Cardinalis cardinalis、英名カージナル)だ。(参考記事:「【動画】なぜかライバルのヒナを育てるワシ」、「ヒョウの子を育てるライオン、殺さないのは異例」) 2010年にYouTubeに投稿されたこの動画には、赤い鳥が金魚のいる池のそばまでトコトコとやってきて、エサをねだる口に、種のようなものを入れてやる様子が映っている。 動画に付けられたキャプションによると、このショウジョウコウカンチョウは、金魚に餌をやるために1日に6回も池にやってくるのだそうだ。(参考記事:「動物大図鑑 ショウジョウコウカンチョウ」) 鳥はなぜ別種の動物にエサをやるのだろうか。米プリンストン大学の生物学者クリスティー

    【動画】金魚にエサをやる鳥、理由は?
  • きれいなトイレが世界を変える

    世界では約10億人が日常的に屋外で用を足している。その結果、不衛生な環境で病気がまん延し、命を落とす人も多い。だが、問題はトイレの数が不足しているだけでなく、使いたいトイレがないことなのだ。 文=エリザベス・ロイト/写真=アンドレア・ブルース 人類は誕生したときから屋外で用を足してきた。人口が少なく、大地が排泄物を分解・吸収できている間は問題なかった。 しかし都市部に人口が集中するようになって、衛生状態が住民の健康に影響を与え、特に汚物との接触を避けることが重要であることがわかってきた。現在、屋外排泄は世界的に減少傾向にあるが、それでも9億5000万人近くが日常的に外で排泄していて、そのうち約5億6900万人がインドに住んでいる。 2015年、国連は2030年までに屋外排泄を撲滅しようと呼びかけた。大きな目標だが、決して不可能な話ではない。たとえばベトナムは、数十年間で屋外排泄の慣習をほぼ

    きれいなトイレが世界を変える
  • メキシコ 虐殺事件の真相

    米国当局が漏らした情報が、麻薬密売組織の襲撃を引き起こした。多くの命を奪った惨劇を、当事者たちの証言で再現する。 文=ジンジャー・トンプソン/写真=カーステン・ルース メキシコの人口2万3000人の街、アエンデ市。牧畜で栄える静かなこの街が襲撃されたのは2011年3月のことだ。 世界的に悪名高い麻薬密売組織、セタス・カルテルから送り込まれた殺し屋たちが、アエンデとその周辺の町を破壊した。拉致や殺害の犠牲者はおそらく数百人にも達するとみられている。 メキシコ当局は事件の後、何年にもわたって中途半端な捜査を繰り返し、犠牲者の特定も完全に終わらないまま、街に慰霊碑を建てた。米国当局は、メキシコに協力して組織のリーダー、トレビーニョ兄弟の逮捕にこぎつけたが、情報の漏洩がこの惨劇を引き起こしたことは認めなかった。そして、住民たちはひたすら口を閉ざした。 ナショナル ジオグラフィックは1年前、米国の非

    メキシコ 虐殺事件の真相
  • 中国で寿命格差、原因は石炭暖房

    靄に包まれた北京中心部のビジネス街(1月14日)。最新の研究によれば、家庭の石炭暖房による大気汚染が原因で、中国北部の平均寿命が5.5歳短くなっているという。 Photograph by Jason Lee, Reuters/Corbis 1990年代、中国北部の平均寿命は南部より5.5歳短かった。石炭暖房による大気汚染が引き起こす呼吸循環器疾患が原因で、こうした健康リスクの地域格差は現在も解消されていないという。 アメリカ中国、イスラエルなどの研究者の発表では、微小粒子による汚染リスクの確実な証拠が示され、煙が健康に及ぼす影響を最も正確な方法で測定されている。 研究チームによれば、用いた発展途上国のデータは最も包括的な内容だという。研究の目的は、エネルギー政策を決定する際に、結果を考察する拠り所となる基準の提示だった。 アメリカ、マサチューセッツ工科大学(MIT)の経済学教授マイケル・

    中国で寿命格差、原因は石炭暖房
  • ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究

    古代のネコの遺伝子を分析したところ、ぶち模様のネコは中世になるまでは存在しなかったことがわかった。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NATIONAL GEOGRAPHIC PHOTO ARK) イエネコ(家畜化したネコ)の拡散に関する研究の一環として行われたDNA分析から、ネコは人間が家畜化したのではなく、自ら人と暮らす道を選んでいたことが明らかになった。その間、彼らの遺伝子は、野生のヤマネコの遺伝子からほとんど変わることがなく、ささやかな変化のひとつは、かなり最近になってから「ぶち柄」の毛皮が登場したことくらいだった。(参考記事:「動物大図鑑 イエネコ」) 研究者らは、古代ルーマニアのネコの死骸からエジプトのネコのミイラ、現代アフリカのヤマネコに至るまで、過去9000年間に存在した200匹以上のネコのDNA調査を行った。6月19日付けの学術誌「Nature Eco

    ネコは自ら家畜化した、遺伝子ほぼ不変、最新研究
  • 【動画】最悪! 子ゾウに若いオスが乱暴、その理由は

    子ゾウが大人のオスによって何度も持ち上げては放り投げられる――そんな心の痛む動画が南アフリカから発信された。 この出来事を記録したのは、ネイチャーガイドのジェニ・スミシーズ氏と写真家のロイド・カーター氏。アド・エレファント国立公園内の水飲み場を車で通り過ぎようとしたときのことだった。車の窓ガラス越しに撮影された動画には、立ち上がるのもやっとな子ゾウが、交尾の相手を求めていると見られる若い大人のオスによって乱暴に地面に叩きつけられる様子が映っている。 ついには、母親と思われるメスが子ゾウを守り、オスは去っていった。(参考記事:「【動画】母親ゾウ、リカオン集団からわが子を守る」) 「これは私がこれまでに見た同種の行動の中で、最悪のものです」とゾウの行動の専門家であり、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもある、動物保護団体エレファント・ボイスの共同創立者ジョイス・プール氏は述べてい

    【動画】最悪! 子ゾウに若いオスが乱暴、その理由は
  • メキシコのカルト宗教、バチカンも非難

    メキシコのカルト宗教が崇拝するサンタ・ムエルテ(死の聖人)。 Photograph by Shaul Schwarz, National Geographic メキシコの新しいカルト宗教が勢力を拡大し、バチカンも無視できない状況になった。先住民の宗教とカトリックが融合した独特の民間信仰で、刑務所や麻薬カルテルから広まったと考えられる。 信者が崇拝するのはハロウィーンもどきの骸骨。大鎌を担いだ死神が、ピンクのシルクやスパンコールをあしらった派手なドレスに身を包んでいる。サンタ・ムエルテ(死の聖人)はもともと男性だったが、キラキラ着飾った姿を女性と見なす人も多い。恐ろしい姿をしているが、信者を無条件に受け入れてくれる。 メキシコ北西部、シナロア州クリアカンの刑務所でインタビューした若い受刑者は、彼女は仲間だと話す。「サンタ・ムエルテはいつも側にいてくれる。彼女の図柄なら、郵便切手ぐらいのサイズ

    メキシコのカルト宗教、バチカンも非難
  • 少年がナチス時代の戦闘機を発見、自宅の裏で

    【動画】デンマークの農場で、少年が第2次世界大戦中のドイツ軍機を発見。70年以上前にこの場所に墜落した物だった。 「第2次世界大戦について調べる」という宿題をもらった14歳の少年が、自宅の裏でナチス時代のドイツ軍戦闘機メッサーシュミットを発見。コックピットには白骨となった操縦士が残っていた。(参考記事:「サハラで発見、第2次大戦の英軍戦闘機」) 発見者はデンマーク北部、オールボー近郊に暮らすダニエル・ロム・クリスティアンセンさん。少年の父親であるクラウスさんは、「私の祖父が、自宅の農場裏にある土地にドイツ軍の飛行機が墜落するのを見たと話していました」と地元メディアに語った。 「先日、第2次世界大戦についての宿題が出たと息子のダニエルが言うので、私は冗談のつもりで、裏の土地に飛行機が落ちたらしいから探してみればと言ったのです」 金属探知機が反応した 少年が金属探知機で探査を始めてみたところ、

    少年がナチス時代の戦闘機を発見、自宅の裏で
  • 50年燃え続ける米の炭鉱火災

    1981年2月14日、トッド・ドンボスキー(Todd Domboski)君は、有毒ガスが噴き出るこの穴に落ち、しばらくの間身動きができなかった(写真は当時)。1962年に発生した炭鉱火災の影響で、アメリカ、ペンシルバニア州セントラリアの地下にはいまだ有毒ガスが渦巻いている。 Photograph from AP 1981年2月14日、12歳のトッド・ドンボスキー君がアメリカ、ペンシルバニア州セントラリアにある祖母の家の裏庭で遊んでいると、地面が裂け、体を飲み込まれたという。坑内火災の発生から19年も経過していたが鎮火せずに、地下では火がずっとくすぶり続けていた。 セントラリアは巨大な無煙炭の埋蔵地にまたがり、かつては炭鉱の町として栄えていた。ペンシルベニア州北東部はアメリカで唯一の無煙炭の産出地で、産業革命を大きく下支えした。20世紀に入ると、“硬い”石炭とも呼ぶ良質の燃料として家庭暖房に

    50年燃え続ける米の炭鉱火災