経済界を牽引するグローバル企業、盾石グループの研究者である盾石富士子は、盾石グループ会長の一人娘であり、盾石化学研究所内で“ 変異する魔王“ 液体デイバイスの開発研究、製造の陣頭指揮を秘密裏に取っていた。この製造技術を奪取しようと、富士子を狙う組織から彼女を守るために、国は公にしていない盾となる“ 陸上自衛隊・特殊戦群G分遣隊・先鋒アルファチーム“を派遣する。 アルファチーム・チーム長である尾長要は、富士子の幼馴染である同チーム所属、医師でもある素水宗弥を通じて、極秘に緊密監視・警護を行う為に富士子に接触をした。 どこか寂しげで、人を寄せ付けない雰囲気の要に、富士子は興味を抱き、要は気高く、自分という人間を見透かされているような富士子の眼差しが眩しく、崇めるように富士子を愛している宗弥は、そんな2人をまじかで見ては複雑な心境になってしまう。 液体デイバイスにそれぞれが、家族が、アルファーメ
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