本誌では2月に、医薬品ネット販売規制の問題について、改正薬事法問題での焦点や我々消費者が被る影響などについて、オンラインドラッグ協会会長を務めるケンコーコム後藤玄利社長にお聞きした。今回は、省令を出した側の厚生労働省に、省令が公布された経緯や今後についてお伺いした。 担当の同省医薬食品局総務課加藤雄一郎氏は29歳で、入省して忙しくなるまでは窓の杜やVectorなどもよく利用していたという。「厚生労働省はコンピュータやインターネットをよく知らないで偏見を持っている」という批判は少なくとも加藤氏にはあてはまらないようだ。加藤氏に、今回の改正薬事法に関するさまざまな疑問や意見をぶつけてみた。 ● ネットは円滑な意思疎通が困難 改正薬事法では、「正しい情報提供や指導には“対面”であることが必要」との考えが根本にある(イラストは厚生労働省のパンフレット「知っておきたい薬の知識」より) 「6月に施行さ
ハイパーネットワーク社会研究所は、ネットいじめや闇サイトなどの「情報公害」問題を考えるワークショップを大分県別府市で19日・20日に開催した。 19日は「今、ネット社会で起きている問題」と題したセッションが開かれ、ITジャーナリストの佐々木俊尚氏が「ITがリアルに進出していく」と題する講演を行った。Googleマップの「ストリートビュー」やライフログサービスを引き合いに出し、現実世界の情報がネット上に反映されることに伴うプライバシーの問題について語った。 ● ストリートビューとプライバシーと利便性 ストリートビューは、道路上で撮影した360度のパノラマ写真を地図上で見ることができる機能で、Googleマップで「ストリートビュー」ボタンを押すと、対応地点では道路が青く縁取りされ、見たい地点を指定するとその場所の道路沿いの写真が閲覧できる。この機能について佐々木氏は「リアル空間をインターネット
ケータイを没収されたら挙動不審になる、プロフでの二重人格に「どっちが素なの?」と戸惑う、数え切れないほどのケータイ小説を書いたが内容は誰にも教えていない……。ハイパーネットワーク社会研究所が開催したワークショップで19日、大分県内の現役高校生5人がケータイ事情を語るセッションが行われた。同セッションは、ハイパーネットワーク社会研究所で研究企画部長を務める渡辺律子氏が質問するかたちで進められた。 ――まず、皆さんがいつからケータイを使い始めたかを教えてください。 Aさん(高校1年生・女性):私はauを父親名義で契約しています。高校入試に合格した日に買ってもらいました。 Bさん(高校2年生・女性):私も高校入試の合格発表の日に買ってもらいました。使用機種はドコモSH905iで、契約は親名義です。 Cさん(高校2年生・女性):私も高校入試合格の時に買ってもらいました。機種はドコモP903iで、親
オンラインゲーム/コミュニティサービス専門のカンファレンス「OGC 2009」(主催:ブロードバンド推進協議会)が5日、東京都内で開催された。はてな執行役員/最高技術責任者(CTO)の伊藤直也氏が講演し、同社のソーシャルブックマークサービス「はてなブックマーク」が提供するコミュニティの側面について説明した。 ● はてブの3つの側面~「機能」「メディア」「コミュニティ」 伊藤氏は、「はてなブックマーク」には、「機能」「メディア」「コミュニティ」という3つの側面があると説明する。「機能」とは、職場でブックマークに登録したページを自宅からも利用できるようになるという、いわゆるオンラインブックマークとしての機能のこと。「メディア」とは、ブックマークされている件数の多い記事を見ることで、人気記事や注目記事を探す手間を省くことができ、新しい情報を発見するためのメディアになっているという意味だ。 これら
フィギュアなど“立体物”の写真を投稿・共有するコミュニティサイト「fg」が11月初めにオープンし、3カ月を待たずに1万人近くの登録会員を集める人気を呼んでいる。同サイトを運営するエンタースフィアの代表取締役・岡本基氏に話を聞いた。 岡本氏は、同人誌の展示・販売イベント「コミックマーケット(コミケ)」に対して、フィギュアのイベント「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」があるように、イラストの投稿コミュニティサイト「pixiv」に対して、フィギュア写真の「fg」を開始したと説明する。pixivは2008年末で50万会員を突破するまでに急成長し、イラスト人口の大きさと同市場の可能性を示したが、「fg」が扱うフィギュアとはどのような分野なのだろうか? ● 立体物なら何でもOKの写真投稿コミュニティ 「fg」という名称は「figure garage」「figure garden」を略して付けたもの
噂あり、未確認情報ありのやじうまWatch。 リンク先の記事などがすでに消失していることもありますが、あらかじめご了承ください。 【2009/01/26】 ■ 毎日新聞最新動向……佐々木俊尚さんに失礼な電話をかける記者 去年の夏の騒動以来、しばしば話題を提供してくれる毎日新聞だが、ITジャーナリストの佐々木俊尚さんがTwitterで、その最新トピックを紹介している。それによれば、毎日新聞社出身の佐々木さんのもとに、面識のない毎日新聞の記者から「グーグルの新社長にインタビューするんだけど、何聞けばいい」と相談の電話があったらしい。しかも、「おいらはITは全然わかんないんで教えてよ」とヘラヘラ笑いながらだったという。ネット世界に大きな影響力を持つ会社のトップにインタビューするのに、予備知識全くなしの記者をあてがうとは、毎日新聞もすっかり人材不足なのだろうか。佐々木さんは続けて「バカは倒産しなき
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