【1999年8月22日 VSOLJニュース(021)】 中心領域が明るい活動銀河や、銀河同士が重力的に影響を及ぼしあっているような相互作用銀河では、星が大量に生まれているため、寿命の短い大質量星起源の超新星(重力崩壊型超新星)が普通の銀河よりたくさん出現すると期待されます。 超新星を捜索するのにも、これらの銀河を捜索対象とすると発見の確率が高くなることでしょう。 多くの捜索者がこのような銀河に注目しています。 北京天文台の超新星探索チームが発見した超新星1999dnも、相互作用銀河NGC 7714に出現したものです。 この銀河は、2分角東にある銀河NGC 7715の影響で、もともと棒渦巻型と思われる形がかなり崩れています。 ぱっと見には、明るい棒状の領域が北西から南東に伸び、それを包むように北東側に円弧があり、中央部から南西側に短く腕が出ているという感じです。 超新星は、この棒状の領域の南