美少女ランナーが5000メートル走で2位以下を引き離してトップでゴールする。だが、彼女には腰から下の感覚がない。走り終えた後、徐々に速度を落として立ち止まることなどできない。後は倒れ込むしかない。だから、毎回、コーチもしくはチームメイトが彼女を抱きかかえに飛んでくる。 彼女の名はケーラ・モンゴメリ。18歳の中長距離ランナーだ。ノースカロライナ州のハイスクールで陸上部に所属している。5000メートルのベストタイムは17分42秒。同州で歴代12位に相当する記録だ。しかし、ケーラさんは多発性硬化症というハンディキャップを抱えている。 ともかく下の動画を見ていただければ、彼女の「けなげさ」があなたの心を打つだろう。再生時間10:00あたりから収録されているレースの映像は、まるで映画を見ているかのようだ。ほかの選手より少し小柄で黄色いウエアを着ているのがケーラさん。 走るにつれて下肢の感覚が失われて