被害に遭う前のコケテーブル(上)(地元NPO法人提供)と、約3分の2のコケが剥がされたテーブル(下)(女性ガイド提供) 青森県を代表する観光地の奥入瀬渓流(青森県十和田市)で、遊歩道にある人気スポット「コケテーブル」のコケが剥がされているのが見つかった。地元の自然ガイドは「国立公園内の動植物を傷つけるのは禁止されている。絶対にやめてほしい」と呼び掛けている。 テーブルは、「石ケ戸休憩所」の駐車場から約2.5キロ上流部の「白布の滝」と「白銀の流れ」の間にある(地図)。女性ガイド(47)が21日午前11時半ごろ、横約2メートル、縦約80センチの天板全面を覆うコケの約3分の2が剥がされているのを確認した。 遊歩道沿いに複数あるテーブルのうち、最もコケの生え具合が良いスポットだった。剥がされたコケは周囲に散乱し、22日朝までに地元関係者が天板に戻した。根付くかどうかはコケの生命力次第という。
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