参院本会議が14日午前開かれ、殺人罪の公訴時効廃止などを盛り込んだ刑法及び刑事訴訟法の一部を改正する法律案が、賛成210、反対7で可決された。 法案の趣旨を千葉景子法務大臣は、4月1日の参院法務委員会で次のように説明していた。 公訴時効制度については、近時、被害者の遺族の方々を中心として、殺人等の人を死亡させた犯罪について見直しを求める声が高まっており、この種事犯においては、時間の経過による処罰感情の希薄化等の、公訴時効制度の趣旨が必ずしも当てはまらなくなっているとの指摘がある。このような指摘等を契機として、人の生命を奪った殺人などの犯罪については、時間の経過によって一律に犯人が処罰されなくなってしまうのは不当であり、より長期間にわたって刑事責任を追及することができるようにすべきであるという意識が国民の間で広く共有されるようになっているものと考えられる。そこで、この法律案は、これらの人を死
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