文部科学省は2日、スマートフォン(多機能携帯電話)が子どもの間で急速に普及している状況を受け、個人情報の扱いなどに注意を呼び掛けるリーフレットを全国の小中学校に配布する方針を決めた。アプリを利用する際の留意点などを盛り込み、5月中にも各地の教育委員会を通じて計7万部を配る。 リーフレットはアプリに関し、無料をうたいながら利用範囲が分かりにくく、思いがけず高額な料金を請求されるケースがあると紹介。不当な支払い請求は無視し、「払わなくても大丈夫」と説明した。 また、全地球測位システム(GPS)機能を有効にしたまま写真を撮って公開すると、撮影場所から自宅などが割り出される恐れがあると指摘。安易に他人とメールで写真交換しないよう注意を促した。 この他、不用意な書き込みが犯罪につながるケースなどを漫画を使って説明している。リーフレットは、同省のホームページで閲覧やダウンロードできるようにする。