7月14日、欧米など6カ国とイランの間で、イランの核開発を少なくとも10年にわたり凍結する合意がなされました。この対価として、今までイランに実施されてきた経済制裁が順次解除されることとなります。 日本の新聞各社は、『中東の核拡散を食い止め、安定を取り戻すための歴史的な一歩である』と報道し、それを見ている我々も、 「ほうほう、確かにこりゃ、平和につながる良いことだわー」 と素直に納得して、「今晩なにか面白そうなテレビやるかなー」とそのまま、記事をスルーしてテレビ欄に目を移しがちですが、どうやら、そう単純でもないようです。 世界に目を向けてみると、今回の合意で、中東の不安はさらに広がると主張している人達も、実はたくさんいるんですね。 「え!?何でイランの核兵器開発凍結で、中東の不安がさらに高まるのさ!もう、訳わかんないよ!!」 と頭が混乱してしまいますが、では今回は、この問題を見ていきましょう
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