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ブックマーク / globe.asahi.com (10)

  • 「おまえ、ベトナムに帰るか」その一言が怖い 技能実習の闇②:朝日新聞GLOBE+

    ベトナムの送り出し会社の寮。技能実習生として日に行くまで寮生活を送りながら日語を勉強する(写真と記事は直接関係ありません) 車の後部座席で、ベトナム人男性が顔をこわばらせ、固まっていた。 「てめえ、こらあ」。前方のシートから日人が、荒々しい怒声と共に、顔や胸に、何度かパンチを浴びせた。そして、とどめを刺すように、少し声を落としてこう言った。 「おまえ、ベトナムに帰るか」 日で働くベトナム人らの間にSNSで広まっていた、スマートフォンで隠し撮りしたとみられる映像だ。 ベトナム人男性は、技能実習生として建設会社で働いていた。この映像では、暴力をふるった日人が「何で勉強しねえんだ」などと説教する場面もあった。ただ、同じベトナム人男性が工事現場で蹴り上げられる別の映像もあり、暴力がたびたびあったことがうかがわれた。 このベトナム人男性は、その後、職場から失踪した。 泣き寝入りか失踪か 「

    「おまえ、ベトナムに帰るか」その一言が怖い 技能実習の闇②:朝日新聞GLOBE+
  • イスラエル入植者とパレスチナ人が共同経営する中東料理店 憎しみが共感に変わるまで:朝日新聞GLOBE+

    kanaan(カナーン)の厨房に立つイスラエル人のオズ・ベンダビドさん(左)と、パレスチナ人のジャリール・ダビトさん=Kanaan提供 共同経営者はイスラエル人とパレスチナ人 ドイツの首都ベルリン中心部を走る環状線リングバーン。東京でいえば山手線だ。そのリングバーンの右肩のあたりに位置するプレンツラオアーベルク駅から徒歩10分ほどのところにあるのが、中東料理レストラン「Kanaan(カナーン)」だ。この時点でお気づきの方もいるかもしれないが、名前は聖書に登場する歴史的な中東の呼び方「カナンの地」に由来する。 kanaan(カナーン)の看板には「モダン・パレスチナ&イスラエル・キッチン」の表示=筆者撮影 このレストランを経営するのは2人の中東出身者。イスラエル人のオズ・ベンダビドさんと、パレスチナ人のジャリール・ダビトさんだ。2人は互いにベルリンでレストランを立ち上げようと模索する中でたまた

    イスラエル入植者とパレスチナ人が共同経営する中東料理店 憎しみが共感に変わるまで:朝日新聞GLOBE+
    rna
    rna 2024/07/09
    「相手の意見を聞き入れ、共感を示し、少しずつ歩み寄る」家族を肉片にされた人にもそれ言えるか?時の流れが気持ちを変えることはあるけれど、そうなるまでにあと何人殺される?いや何人生き残れる?
  • 高齢者差別、韓国で拡大「年金虫」「入れ歯カチカチ」厳しい視線、背景に生産性の問題:朝日新聞GLOBE+

    忠南大学教授(家族社会学) 1970年生まれ。エイジズムと高齢者の人権問題について研究している。早稲田大学と京都大学の研究員として、日韓国の比較や、日の地域高齢者ケアについても研究した。韓国社会学会副会長。 韓国ではエイジズムという言葉自体はまだ知られていませんが、高齢者差別、老人嫌悪という言葉は一般的です。お金だけがかかり、何も生み出さない「年金虫」という言葉があります。また、「トゥルタック」という言葉もあります。入れ歯がカチカチなることを差しますが、それが老人嫌悪の象徴の言葉として使われています。 その差別が起きる要因として最も大きいのが、経済的な問題です。韓国は社会の変わるスピードがとても速い。社会学の世界では「圧縮的な社会」といいます。資主義化と産業化が急速に進んだために、生じる問題にじっくり取り組むひまがなかった。韓国では高齢者を敬う社会だったのが、生産的でない高齢者は価

    高齢者差別、韓国で拡大「年金虫」「入れ歯カチカチ」厳しい視線、背景に生産性の問題:朝日新聞GLOBE+
    rna
    rna 2024/06/05
  • インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+

    ■「新しい人生が始まった」 「私はすべての人間が平等であると信じます。今日、新たな人生を手に入れたと信じます」 昨年10月下旬、刺すような日光を遮る天幕の下で、数百人が手を合わせ、僧に続いて唱和した。改宗の儀式だ。終わると、仏教徒になった証明書を受け取る。「インドのへそ」とも呼ばれ、国土の中心に位置するナーグプル。毎年9~10月の数日間、改宗をする人やそれを祝福する仏教徒ら数十万人が集まる。 約900キロを鉄道でやってきた大学生ラワン・パル(23)は、「不可触民(ダリト)」と呼ばれてきた、カーストで最底辺層の出身。両親の希望で、改宗式にやってきた。「家を借りるのが難しく、ヒンドゥー教寺院に入ることも許されない。学校では教師から避けられ、警察からも嫌がらせ。犬のような扱いだった」 2007年に改宗して以来、毎年この地に来るナラヤン・アムテ(69)は「犬の方がまだいい」とさえ言う。「犬は村の井

    インドのカースト最下層、ヒンドゥー教捨てて仏教へ 日本から来た僧が後押し:朝日新聞GLOBE+
    rna
    rna 2020/09/13
    革命家やん
  • シリアの「秘密刑務所」で続く拷問、レイプ、そして死:朝日新聞GLOBE+

    シリアの首都ダマスカス近郊にあるSaydnaya刑務所(国際人権団体「アムネスティ・インターナショナル」提供の衛星写真)。シリア軍の管轄下にあり、ここで数千人が処刑された=Amnesty International via The New York Times/©2019 The New York Times

    シリアの「秘密刑務所」で続く拷問、レイプ、そして死:朝日新聞GLOBE+
  • サムギョプサルを頰張れど……スモッグに困惑するソウル市民:朝日新聞GLOBE+

    「家族で外出」というテーマで描いた娘の絵を見て、思わず苦笑いした。鉛色の空にマスクをつけた家族たち。事実だけれど、どういうわけか、ほろ苦い思いがした。 そういえば数週間前、ソウルを流れる漢江の遊覧船に乗ろうと出かけたが、ミセモンジ(微小粒子状物質〈PM10〉)がひどかったことがある。しばらくして、ソウル中心部の清渓川広場のイベントに出かけたのに、ミセモンジのせいで早々と終わってしまい、娘が残念がったこともあった。 「鉛色の空」は私のせいではないけれど、母親として申し訳ない思いになる。 「着陸直前にスモッグに覆われた街が見えた。北京に来たのかと思った」。しばらく前、久しぶりにソウルにやってきた日の知人がそう言った。ソウル生活が14年を数える日人オンマも「ミセモンジがひどいときが、私が日に帰りたくなる唯一の瞬間」と話していた。5歳になる彼女の息子は気管支炎で苦しんでいる。 随分前になるが

    サムギョプサルを頰張れど……スモッグに困惑するソウル市民:朝日新聞GLOBE+
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    rna 2019/01/14
    韓国のスモッグ「ミセ(微細)モンジ(ほこり)」「中国に主な責任があるのか、韓国に問題があるのか、多様な分析が出ていてはっきりしない」
  • 「ただのドレスなのに」高校生のパーティー衣装が思わぬ論議呼ぶ:朝日新聞GLOBE+

    " ‘It’s just a dress’: Teen’s Chinese prom attire stirs cultural appropriation debate" 2018年5月1日付 ワシントン・ポスト紙 アメリカの高校で春の大きな行事と言えば、prom(プロム。卒業生を中心に学年末に正装で行うダンスパーティー)だ。今やSNS時代なので、多くのティーンエージャーはプロムの日に撮った写真を、インターネット上にアップする。ユタ州の高校に通うケジア・ダウムはそうした意味で、ごく普通のことをした。しかし、彼女の写真は炎上、釈明に追い込まれる事態に発展したのだった。 彼女がその日に着ていたワンピースが一般的なプロムのドレスではなく、cheongsam(チョンサン、チャイナドレス)だったからだ。個性的で何らかの意味を持つような衣装を探していた彼女は、それを見つけ、美しいと思った。が、ネット

    「ただのドレスなのに」高校生のパーティー衣装が思わぬ論議呼ぶ:朝日新聞GLOBE+
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    rna 2018/07/03
    悪影響のないもの、って、現地のアジア人コミュニティにとってどういう影響があるか掘り下げてくれるのかと思ったら、そこスルーかい… なんの役にも立たないコラムだった。
  • 脱北者の漫画家が描く南北ギャップがイタい:朝日新聞GLOBE+

    ソウル市の中心部から離れた場所で、チェ・ソングク(37)と会った。挨拶を交わすなり、彼は「緊急の用事ができてしまった」とことわりを入れながら、携帯電話で日製のアプリ「LINE」を使って、誰かとメッセージのやりとりを始めた。 チェ・ソングクは北朝鮮にいるころからコンピューターを使って漫画やアニメを描いていた。 聞けば、相手は数日前に北朝鮮を抜け出し、ラオスに向けて中国の国内を移動している脱北者だという。「私が個人的に支援している一人です。中国とラオスの国境まで、まだ800キロも行かなければいけない。気は抜けません」 この脱北者は、一緒に国境に向けて移動している中国人ブローカーの携帯電話を借りてメッセージを送っていた。真偽のほどは定かではないが、LINEを使うのは、中国製アプリよりも中国当局に捕捉されるリスクが低いからだと、チェは説明してくれた。 チェも7年前、同じルートで脱北した。「当時、

    脱北者の漫画家が描く南北ギャップがイタい:朝日新聞GLOBE+
    rna
    rna 2017/10/30
    「「韓国式」に仕事を頼まれたが、遠回しの言い方だったので、チェは単なる雑談と受け流した。「北朝鮮式」だと命令されないと動かない。それに命令がないのに動けば、逆に自分の身を危険にさらすこともある。」
  • シネマニア・リポート Cinemania Report [#1] 藤えりか - 「優等生」のもう一つの顔~『帰ってきたヒトラー』 - 映画クロスレビュー -- 朝日新聞GLOBE

    『帰ってきたヒトラー』より © 2015 MYTHOS FILMPRODUKTION GMBH & CO. KG CONSTANTIN FILM PRODUKTION GMBH シネマニア・リポート Cinemania Report [#1] 藤えりか ドイツって、ヒトラー台頭の反省から歴史教育に力を入れ、難民や移民も積極的に受け入れてきた「優等生」じゃなかったっけ?? ドイツ映画『帰ってきたヒトラー』(原題: Er ist wieder da/英題: Look Who's Back)が17日、公開された。1945年に自殺を図ったはずのヒトラーが21世紀のベルリンでよみがえる同名ベストセラー小説映画化だ。 道行く人に「役者かコスプレ芸人?」とおもしろがられ、テレビディレクターに見いだされてバラエティー番組に出始めると、巧みな発声や間合いで既存政治貧困の蔓延(まんえん)を批判、テレビやネ

    シネマニア・リポート Cinemania Report [#1] 藤えりか - 「優等生」のもう一つの顔~『帰ってきたヒトラー』 - 映画クロスレビュー -- 朝日新聞GLOBE
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    rna 2016/06/19
  • 朝日新聞グローブ (GLOBE)|日米最高裁、少数意見が社会を変える 司法の役割とは---日本の現場で

    [Part1] 社会を変えた判決の裏に論理の響き合いがあった 日の最高裁の判決文は来、それぞれの裁判官が自分はどんな考えか、明らかにしなければならない。 裁判所法には、そう書いてある。 しかしこれまでは、みんな同じ考えだから、特に一人ひとりの意見は明らかにしない、という判決が多かった。 ところが最近、少数意見が表明されることが増えてきた。最高裁がホームページで公表している判決や決定のうち、少数意見がついたものを集計したところ、昨年はここ10年で最も高い約25%に達していた。今年も2割を超えるペースだ。 さらに、少数意見の論理がその後、同テーマを扱う別のケースで、多数意見に生まれ変わることが目立つようになってきた。それは、特に社会を大きく変える画期的な判決で際だっている。 「これは使える」 弁護士の山口元一は、ある最高裁判決を読んで色めき立った。 結婚していない日人男性とフィリピン人女

    rna
    rna 2009/11/13
    山口元一弁護士。
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