◆ラップ:12.4-11.2-13.1-11.7-11.8-12.4-12.0-12.1-12.5 2角すぎでノリがサクセスブロッケンを前に出した時点でそこはかとなく名勝負の予感のあるレースであった。 ただ、実態としては*ティンカップチャリスの後ろで競馬するのがノリとしての本意であり、しかし余りにもペースが遅かったのでこのまま掛かられては勝てないと見立てた上での勝負手だったのだろう。本来ペースの上がるべき3角で時計が落ちる辺りはノリのマエストロぶりの真骨頂ではあるが、しかし本来サクセスは逃げ馬ではないと思われ、しかもスタミナに難を抱えているのはダービーでも証明済みであり、やはりここを勝つには身が入りきっていなかったか。 三分三厘で、メイショウトウンコ(以下MTU)の唸るような手応えが明らかにヴァーミリアンのそれを上回るのを見て、MTUの勝利を確信した部分はあった。この馬は母父の*ジェイドロ