知人の会社員男性(46)に暴行し、約1週間のけがを負わせたとして、京都府警七条署は2日、日本中央競馬会(JRA)元騎手で自称アートディレクターの田原成貴(たばらせいき)容疑者(51)(京都市下京区)を傷害容疑などで逮捕した。 田原容疑者は今年1月、大麻取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予中だった。 発表によると、田原容疑者は8月29日午後3時頃、同居している男性方のマンション室内で、男性に「出て行ってほしい」と言われ、激高。包丁を突きつけ、「1人殺すぐらい簡単やぞ」などと言いながら暴行し、頭や腕などに軽傷を負わせた疑い。容疑をほぼ認め、「俺には俺の理由があった」などと供述しているという。 田原容疑者は1978年のデビュー後、天皇賞や有馬記念など重賞65勝を含む1112勝を挙げ、98年に引退。調教師だった2001年、覚せい剤を使用したなどとして逮捕・起訴されて有罪判決が確定した後、今年1月に