サッカー人生の集大成と位置付けて挑んだW杯だったが、俊輔がピッチに立ったのはオランダ戦の26分間のみだった 【Photo:ロイター/アフロ】 「ワールドカップ(W杯)に縁がない? そうだね、何なんだろうね。そういうふうにできているんじゃないですか。山あり谷ありでしょ。その方が面白いでしょ、終わった時」 6月29日、パラグアイ戦が終わった後のミックスゾーンで、中村俊輔は寂しく笑った。サッカー人生の集大成と位置付けたW杯・南アフリカ大会でピッチに立てたのは、19日のオランダ戦の26分間のみ。本人は「コンディションは戻ってきた。ミスもあったけど、中盤で組み立てたり、落ち着かせたりする仕事はできたと思う」と前向きに語っていたが、何度も相手にボールを奪われ、勝負すべきところで長友佑都に逃げのパスを送ってしまうなど、全盛期の彼とは程遠い出来だった。岡田武史監督はこれまで絶対的エースとして信頼を置いて
ウルグアイ代表ルイス・スアレス「このW杯で最大のセービングだった」 7月3日 12時04分配信(スポーツナビ)コメント:0件Twitterでつぶやく 2日に行われたワールドカップ(W杯)準々決勝、ウルグアイ対ガーナの延長後半ロスタイムにゴール線上のボールを手でかき出し、レッドカードを受けたウルグアイ代表のルイス・スアレスは、自身の“セービング”がチームの勝利につながったことに満足の意を表した。 「僕にとっては、このW杯で最大のセービングだったと言える。そのせいでチームメートから袋だたきに遭う可能性もあったが、このおかげでチームはPK戦で勝利を挙げることができたんだ。(ギャンのPKが)クロスバーに当たったのを見た時は、この上ない幸せを感じた。チームメートたちも駆け寄ってきて僕に抱きつき、『お前のおかげだ』と言ってくれた。僕たちは十分に苦しんだのだから、今は喜びに浸りたい。僕たちのことを下に
ワールドカップ(W杯)・南アフリカ大会に出場した日本代表の長友佑都、今野泰幸が2日、所属クラブのFC東京で帰国会見を行った。以下は、会見および選手個々の囲み取材におけるコメント。 長友 こんにちは。たくさんの応援、ありがとうございました。現地に駆け付けたサポーターの皆さんや、日本で応援して下さった皆さんの応援のおかげで、最後まであきらめずに戦い切ることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。 今野 無事に帰ってきました。結果は残念でしたけど、すごく楽しい大会でした。ありがとうございました。 ――あらためてどのような大会だったと感じるか? 長友 北京五輪の時にチャレンジができなくて、自分自身本当に悔しい思いをしました。その悔しい思いを胸に、W杯では絶対にチャレンジしようということは決めていて、今大会は個人としてはチャレンジできた大会だったと思います。 今野 もうち
大会21日目。この日もノーゲームデーである。さすがに宿にこもりきりというのも良くないので、同宿の仲間を空港に送り、そのままサッカーシティに向かうという車に便乗させてもらった。道中、空港に向かう幹線道路沿いに、さまざまな国旗が並んで風にたなびいているのが見える。イングランドがある、イタリアがある、メキシコがある、カメルーンがある、そして日本がある。もちろん、今大会に出場していた32カ国の国旗だ。 ふと、3週間以上前に南アに乗り込んだ時のことを思い出す。当時、色とりどりの国旗を眺めながら強く感じたのは「いよいよワールドカップ(W杯)が始まるぞ!」という高ぶる思いであった。ところが今はどうしたことか、何とも言えぬ物悲しさばかりが胸に迫る。当然だろう、すでに24カ国が大会から姿を消しているのだから。そういえばわれわれの宿にも、ちょっと前までは米国人やらホンジュラス人やらの姿を見かけたものだが、今
日本はPK戦の末、惜しくも敗退。駒野(中央)を慰める松井(左)と阿部(右) 【Getty Images】 「駒野を酒に誘って死ぬまで飲ませたい」 いつものことというか、6年、7年(代表で)やっているんで、チームが変わるだけであとはそんなにやることは変わらないんで。(W杯で得たもの)一番はやっぱり自信。でっかい大会(のピッチ)に立つこと、いろんな選手とやること、大きな大会で結果を残すことが財産になると思うし、経験になると思う。今まで守るサッカーをしたことのないチームがここまで戦いを理解して、ここまでできたっていうのはすごいと思うし、それが日本の強さになるんじゃないかと思います。 勝ちたいっていう気持ちが一番強かったと思います。海外でやっている選手はボールに対してファイトするのが当たり前だし、そういうのが日本には足りないなと感じてたので。それが浸透したじゃないけど、日本のサッカーに足りない
アネルカ追放で激震、エブラ「フランス代表のW杯が汚染されてしまった」 6月20日 11時53分配信(スポーツナビ)コメント:0件Twitterでつぶやく ドメネク代表監督に対し、侮辱的な言葉を吐いたかどでキャンプ地を追われ、強制送還されたフランス代表のアネルカ。この決定を受けて、19日にフランスサッカー協会(FFF)会長と代表キャプテンのパトリス・エブラが現地で記者会見を行った。 目に見えて動揺し、感情的になっていたエブラは、「暴言を掲載することで、メディアは自分の仕事をしたって言いたいのか? メディアは僕らを無能扱いし、僕らがペテン師だと言っている。しかし、そこから何が生まれるというんだ?」と、発言をすっぱ抜いたプレスを責め、「アネルカを知らない人は彼を“バッドボーイ”だと言うだろうが、本当の彼は優しい人間なんだ」とチームメートをかばった。 エブラはまた、アネルカが暴言を吐いた時、ロ
「初めて“優勝候補”として迎えるワールドカップ(W杯)」 これは、16日に行われたスペイン対スイス戦当日のスペインのスポーツ紙『アス』の一面トップに掲載されていた小見出しだ。 「欧州王者」(ユーロ=欧州選手権=2008優勝)「優勝候補」「本命」の大看板を背負い、今大会最後の登場となったスペインだが、結果は周知の通り、スイスにワンチャンスをものにされて0-1で敗戦した。 試合後、スペイン代表のビセンテ・デル・ボスケ監督は「(グループリーグの)残り2試合に勝たなければいけなくなったが、まだW杯が終わったわけではない」と強気なコメントを出した。だが、スペイン国内では黒星スタートに大きなショックと失望が渦巻いている。 スペイン代表への国内での前評判、期待値がどれほど高かったかというと、前述の『アス』紙が出しているW杯のガイドブックがいい例として挙げられる。評論家・ジャーナリストら20人が行
南アフリカW杯に挑むサッカー日本代表は10日、ベースキャンプ地のジョージでジンバブエ代表(W杯不出場)と練習試合(30分×3本)を行った。1本目にはW杯初戦のカメルーン戦(14日)を想定したメンバーで臨み、1トップにはMF本田圭佑が入り、4バックの前に守備的MF(ボランチ)を3人並べる超守備的布陣。MF中村俊輔はスタメンから外れた。日本代表は11日にジョージでオフ、12日にはカメルーン戦の行われるブルームフォンテーン入りする。 【関連記事】 ・ オランダが選手のツイッター禁止 ・ 日本代表最終調整 ・ 闘莉王、骨折ドログバに謝罪文送って ・ 岡田監督、雨らめし大誤算…練習試合中止も ・ 本田、FKもオレ!俊輔も遠藤も関係ない
8日に行われた紅白戦で、前半の主力組に名を連ねたメンバーは示唆に富んでいた。1トップには本田が入り、両サイドには右に松井、左に大久保。不動の1トップだったはずの岡崎はピッチ外で中村俊らとともにボールをけっていた。 これがそのままカメルーン戦で採用されるとは限らない。だが、岡田監督は本田について「真ん中でボールが収まるし、ヘディングも競れる。ゴール前にも入っていける」。また松井については「カメルーンは左サイドバック・アスエコットのクロスが主な得点源。松井はボール際で彼と戦える」と話した。つまり、カメルーンを強く意識した配置だ。 これは同時に、中村俊と岡崎の地位低下も意味している。負傷の影響でコンディションがなかなか上がらずにいる中村俊はすでに先発を外れ、岡崎は今年まだ1得点とFWの役割を果たせていない。指揮官の中で、ともに昨年のような絶対的存在ではなくなったことは疑いようもない。 2人
岡田ジャパンが不安だらけで最終テストマッチを終えた。日本代表は4日、W杯前最後の強化試合でアフリカの強豪コートジボワールと対戦し0―2で完敗した。仮想カメルーンとの一戦でMF長谷部誠(26)をトップ下で起用する新たな布陣で臨んだが、結果は裏目に出た。国際Aマッチ4連敗は98年W杯フランス大会のジャマイカ戦以来12年ぶりの屈辱。大きな不安を抱えたまま“決戦の地”南アフリカへ向かう。 イングランド戦でかすかに見えた光が、また見えなくなった。仮想カメルーンと位置づけていたコートジボワールに子供扱いされた。0―2のスコア以上の完敗で、98年W杯フランス大会ジャマイカ戦以来12年ぶりとなる国際Aマッチ4連敗。岡田監督は厳しい表情で口を開いた。 「身体能力が高く、技術のあるチームで、カメルーンと同じレベルだと思っていた。攻撃では前半は選手の距離が遠くて、ボールを受けに来る選手がいなかった。後半はボ
日本vs.コートジボワール・練習試合(45分) 6月4日 21時50分配信スポーツナビ(スポーツナビ) Twitterでつぶやく 【試合終了】 ロスタイム3分のあとに主審のホイッスル。サポートメンバーの永井のゴールで日本が勝利 43分【日本】 松井が右サイドから絶妙のフィード。矢野が走り込むがわずかに届かず 41分【日本】 縦パスを受けた永井が1人で持ち込み、GKの動きをよく見てシュート! ゴール上部に突き刺さり、日本が先制! 41分【コートジボワール】 インターセプトからジェルビーニョがGKと1対1に。しかし、これは楢崎がセーブ 38分【日本】 松井が左サイドでインターセプトし、中村憲が前線にスルーパスを送る。抜け出した香川がシュートを放つが、GKがセーブし、こぼれたボールもキャッチ 34分【日本】 森本貴幸OUT 永井謙佑IN 永井は右サイドに入り、矢野がワントップに 31
【W杯日本代表直前合宿】岡田ジャパンが深刻なシュート力不足を露呈してしまった。27日午後の練習では、MF陣にDF闘莉王を加えた8人がミドルシュートの特訓を行った。左右から来るパスを受けてGKと1対1の場面から各選手10本。全員で80本のシュートを放ったが、決まったのはたった6本。DFもいないのに決定率は7・5%しかなかった。 さらにクロスからのシュート練習も行ったが、46回トライしてシュートが決まったのはわずか5本。DF2人が対応したとはいえ、決定率は約11%にとどまった。 標高1800メートルのザースフェーでは低地よりもボールが伸びる。選手が感覚の違いに適応していない影響もあると思われるが、いずれにせよ、この日の極めて低い決定率はW杯本番への不安材料となる。原技術委員長も「相手がいなくてあれだけ入らなかったら、試合だともっと入らないよなあ」と苦笑いを浮かべるしかなかった。 ≪枠内率
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