(CNN) 世界各地で3600万人近い人々が「現代の奴隷制」といえる状態に置かれていることが、国際人権団体「ウォーク・フリー財団」の調査で明らかになった。 同財団は人身売買や強制労働、借金による拘束、強制的あるいは隷属的な結婚、商業的性的搾取を「現代の奴隷制」と定義し、昨年から「世界奴隷制指数」と題した年次報告書を出している。 今年の報告書によると、調査対象の世界167カ国すべてに奴隷状態に置かれた人はいるが、このうちインド、中国、パキスタン、ウズベキスタン、ロシアの5カ国だけで計2200万人近くと、全体の61%を占めている。人数が最も多いのはインドで、1429万人に上った。 全体の人数は昨年に比べて20%増えたが、これはデータ収集や分析手法が改善されたためと考えられる。
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