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ブックマーク / shakaigaku.exblog.jp (2)

  • ヴェルター・ベンヤミン「物語作家」 | 社会学しよう!

    研究会で以前、勝又が配布したレジメを参考までにここのアップしておきます。 ヴェルター・ベンヤミン「物語作家」 ニコライ・レスコフ の作品についての考察 Ⅰ[物語 の衰退と経験の貧困] 「物語作家(Erzaeler)は、わたしたちにとってすでに遠くなってしまったもの、そしていまおさら遠ざかりつつあるものだ。」レスコフを物語作家として描くことは彼との距離を大きくすることである。距離を置いたとき物語作家の特徴が彼の中でみえてくる。なぜ距離が生まれたかという、今私たちは「物語る技術がいま終焉に向かいつつある」ということを経験しているからである。以前は誰にもあった経験を交換するという能力が私たちから失われつつある。 それは経験の相場が下落してしまったからである。世界大戦において明白になったように、伝達可能な経験は豊かになるどころか乏しくなった。人々はそのちっぽけな身体を、[把握不能な]陣地戦やインフ

    ヴェルター・ベンヤミン「物語作家」 | 社会学しよう!
  • ジュネット『物語のディスクール』要約 : 社会学しよう!

    ジュネット『物語のディスクール』要約 (『物語の詩学』訳者による) 物語内容/物語言説/語り(historie/récit/narration) ジュネットの物語論の基礎となる概念。一般に物語(レシ)と呼ばれているものについて区別するべきその三つの相。物語内容は、物語によって報告された内容、すなわち語られた出来事の総体を指し、物語世界(diégèse)という概念もこれとほぼ等しい意味で用いられる。物語言説はそれらの出来事を喚起する言説(テクスト)を指す。語り(もしくは物語行為)は物語言説を生じさせるところを語るという行為そのもの、さらにこの行為が行われる状況全体を指す(15-17ページ)。物語言説の分析を構成するのは、それゆえ以下に列挙する時間・叙法・態の三つの範疇である。 1時間(temps)。物語言説の時間(書かれたテクストの場合は、それの読みから換喩的に描き出される擬似的な時間)と物

    ジュネット『物語のディスクール』要約 : 社会学しよう!
    rodori
    rodori 2015/02/27
    ジュネットの物語論はニーチェの文献学で部分的にカバーできる。
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