さて、前回はおがきちか『Landreaall』4巻〜12巻におけるDXと竜胆の関係を、主に竜胆視点で振り返ってみました。 ○竜胆の物語として四巻〜十二巻を振り返ってみる http://d.hatena.ne.jp/skipturnreset/20081221/ それでそこそこまとまって≪はい、終わり≫でもいいんですが。 書いている間に、更に「竜葵視点ではこれってどんな話だったの?」という話をするとまたすこし、面白くなるかと思えるところがありました。 ※ついでに言えば、≪すでに重い権力と義務を背負っている≫竜葵の覚悟と苦悩がここまできちんと描かれていることは、≪これから権力と義務を背負っていく≫中で初めて本格的に苦闘するアカデミーの面々が描かれる、12巻〜13巻のアカデミー騎士団篇の各々の役割と苦悩の描写に深くつながるものでもあります。 そういうわけで、以下、本題です。 ○竜葵・濤の憂鬱 「
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