格差社会の話で、個人の努力を云々する人がいて、 それは個人に責任を押しつける結果にしかならないと思うんだけど、 ただまあ確かに当事者としての貧乏人に何ができるかっていうと、 選挙に行っても明日すぐに楽になるわけでなし、 明るく生きることを考えたり、這いあがろうと努力したりしかなくて、というのはあると思う。 自分の話。 親はブルーカラーの労働者で、まあ極貧とまでは行かないけど、生活は苦しかった。 早く商業高校でも出て自分で稼いで、好きなことにお金を使いたかった。うまいものを食いたかった。 だけど僕の高校進学のことで中学の先生と三者面談をしたときに、先生が親に「普通科へ行かせてやってくれ」と言いだした。 僕も親も、高卒で就職することしか考えてなかったから、それはない、と言う。 でも先生は「こいつは大学に行かせてやって下さい」という。かなりしつこかった。しばらく問答したけど、 最後には「お金は何
2007年07月31日04:30 カテゴリ書評/画評/品評Taxpayer 書評 - 若者を食い物にし続ける社会 負けたのが誰かなら、わかる。 若者を喰い物にしつつづける社会 立木信 アンカテ(Uncategorizable Blog) - 勝ったのは無党派・リベラルか労組・マスコミか参議院選挙は民主大勝に終わったわけだけど、勝ったのは無党派・リベラルなのか労組・マスコミなのか。 まだ選挙権のない子供たちだ。 というのが本書の主張であり、私もそれに同意せざるを得ない。 本書「若者を喰い物にし続ける社会」は、現代の日本がいかに若年者を搾取しているかを告発した本。 目次 - 洋泉社 | 若者を喰い物にし続ける社会 より 目次 プロローグ 若者はなぜ年長者優先パラダイムから目隠しされているのか 第1章 若者政策がこの日本でなぜ必要なのか 第2章 若者政策へのパラダイム・シフト 第3章 世代間戦争
Ten Things to Learn This School Year | How to change the world 研究者という稼業も決して楽ではないつもりですが、一般の企業からみたらずいぶんと甘い場所らしいですので、こんなブログを書いているのが周囲の人にあまり広まると気恥ずかしいです。そんな引け目を感じているからこそ、いつも社会人のマナーだとか、社会人のルールといった話題には敏感に反応してしまいます。あこがれといってもいいのかもしれません。 今日紹介する記事の著者 Guy Kawasaki はオリジナルのマッキントッシュのマーケッティングをしていた人で、Truemors の仕掛け人としても有名な人ですが、彼のブログで “Ten Things to Learn This School Year” という記事が載っていて、社会に出る前に学生が知っておくべき実社会の常識についてまとめ
社会に出て3年以内に貰えるおカネでバイト料より多い分は会社側の失費だということ 年上で無能に見える人はあなたより生存適応能力が高いということ 社会というのはサービスの関係だけどなんとなく心の関係のフリをするところだということ 貰ったカネを全部使わないこと、貯めたカネの使い道を考えておくこと マジで悪人や不運にぶつかっても最終的に助けてくれる人はいないということ つらいことをやっていてもそれに慣れてしまうものだということ(いい悪いなしで) 病気になったら社会から放り出されるということ コミュニケーションは技術より人柄とモラルだということ 会議を効率的にやる必要はなしだということ(それなりの理由があってそうなっているのであってあなたは基本的に招かれざるお客さん) 異性との距離の取り方を自分なりに覚えること、もっと言うとフツーの人は清潔っぽくて普通に話せるならそれで十分 人があなたに話しかけやす
ここのところ、『毒入りハミガキ』だの、『サルモネラ菌入り調味料』だの、テレビや新聞で中国の危険な食品&生産物のニュースが流れない日はない。 しかしこんなモン、以前から指摘されていたことばかりだし、中国に少しでもかかわりのある人たちから見れば、なんで今頃になってメディアが急に取り上げるようになったのか、怪訝に思う人も多いことだろう。お前ら今まで、いったい何を見ていたんだよ、と文句の一つも言いたくなる。 実際、テレビにでてくる解説者などは、こういった危険な中国製品の背景を、『経済の過熱で、貧富の差がいちじるしくなったため』とか『公衆衛生や食品の安全基準という概念がないため』などと説明しているが、それも間違いではないものの、何か重要なものを見落としているように感じられてならない。 中国社会に蔓延する毒入り食品や海賊版商品など、モラルの欠落したビジネスの背景に横たわる、もっとも深刻な問題は何か。
CIRCUSという雑誌の取材がある。 お題は「どうして若者はうまく働くことができないのか?」 一方に引きこもったまま労働しない若者がおり、一方に過労で倒れそうな若者がいる。 いずれも「うまく働いている」わけではない。 どうしてなのか。 たしかに「どうしてなんでしょう」と訊きたくなる気もわかる。 お答えしよう。 これは複数のファクターの総合的な効果であるから、単一の原因を探してもダメである。 第一は働く個人の側の問題である。 『下流志向』で分析したように、労働を経済合理性の枠内でとらえると、労働者は自分の労働の成果に対して、「等価の」報酬が、「遅滞なく」、「固有名宛て」に給付されることを望む。 学生たちが知っている「work」の経験はさしあたり受験勉強と就活だけであるが、それはまさに、努力に対する報酬(成績や合否採否)が(成績発表、内定通知の日に)「遅滞なく」、努力にふさわしい評価として、固
うちの小学5年の息子が通っている小学校で、学校が始まる時間が変わった。8時から8時15分に。 理由が「8時に登校できない児童さんがいるので、8時15分に遅らせることにしました。」 は? 息子に理由を聞いたら、「〇〇くんが朝起きれないから。」と言うわけですよ。もうね。考えられない。 そんな理由で校則を変えるなんて、子供になんて説明したらいいわけよ? 補足しておくと、学校を中心に2kmくらいの校区なので、家が遠いからというわけではない。ていうか、うちより近いとこに住んでるらしい。 その子が朝起きれない理由は、身体障害者とかハンディがあるわけでもないらしい。 ただ、どれだけ頑張っても朝8時に通学できなかったから学校は校則を変えたと。 いったい、どういう思考回路をもってすればそうなるんだ。これが、巷で流行りの「ゆとり教育」なのか? とりあえず、「こんな不条理は世の中では通用しないんだよ」と言うしか
こういう議論に答えは出ないものだ。 それは、仕事に何を求めているか? 仕事をする事によって何を得たいのか?が千差万別だから。 一般的に「仕事をする事によって得たいもの」は、金・地位・名声・女あたりだろうか…。 これらが一番人間の本能と結びつきが強く、求めて当然の欲求と言える。 これらが世間一般より多く手に入っているならば、サラリーマンだろうが、フリーターだろうが、デイトレーダーだろうが満足感はそれなりにあるはず。 しかし、問題は上にあげたような本能と結びつきの強いものと違うことだ。 例えば、やりがい・達成感・社会貢献・自己実現等の自ら精神的な部分。 これのカラクリを紹介しよう。 100人を50人づつの2グループに分ける。 仮にA、Bグループとする。 この両グループに全く同じ仕事をやってもらう。 仕事内容は誰の目から見ても明らかに単調で退屈な仕事。 Aグループには高収入を支払い、Bグループに
思ったことを口にしてはいけないの?だって、そう思ったから口にしているだけなのに、皆怒ったりするんだもん。デブのことをデブって言うと怒られるし、ブスをブスって言ったら怒られる、 どうして本当のことを言ったのに迫害されなきゃいけないの。 と、友人から言われたんだけど、どう説明すればいいのかな。 確かに自分の意思を伝えることは大切だし、お世辞を言えとは言わないけど、 敵を作らないために口にしてはいけないことってのも生活にはあると思うんだよな。 ていうかさ、もう成人してるんだし、いつまでも子供の生き方のままでいられると思ってんなよ。 大人の中で生活するなら大人にならないと総スカンくらうよ。…と思ってしまった自分がいたりもする。 私は大人に早くなりたかったからスムーズな受け答えできるように、自分の話はしないように、 自分の気持ちは相手に伝わらないようにする、そういうことに心を早くから割いてたから 相
http://anond.hatelabo.jp/20070529135806 http://anond.hatelabo.jp/20070529142004 僕の周囲には金に困っている家が多かった。同級生には借金取りから夜逃げして学校に来なくなった人もいるし、高校や大学に進学したいのにできず就職する人もかなりいた。 僕は登校途中に借金取りが待ち伏せしてて「お前の親に連絡が付かない」といってボコボコにされたこともある。まあ僕をボコボコにした人は数日後警察に見付けられたけど、ボコボコにした証拠が僕の肉体の怪我以外にどこにもなく、僕の家にも訴訟などの対策を取る金銭的余裕が無いばかりか、相手の報復にも対処できないので何もできなかった。親もビビって何もできずにいる。高校は奨学金で通っていたんだけど、奨学金って「金が無い」人を援助するためのものだから、「借金まみれ」の人の金銭にまつわる周辺状況は解決
某大手国立大学卒業、25才、大手IT系企業に勤める優秀な社員が 今感じてる閉塞感をリアルな言葉にしてやるよ 就職して、社会に出て、見えたのはまるで漫画の世界だ 絵に描いたような生き方をしたら 絵に描いたような悩みを持ったんだ それはこんなカンジだ 「あ、はい」 「できます」 「大丈夫です」 「頑張ります」 一人が無理をすれば、他の人に無理がかかるんだ 会社なんてその最たるもんだ 上の人間が「はい、目標達成に向けて頑張ります」と べらぼうな目標に向けて無理を宣言すれば 俺みたいなカスレベルのスタッフに全て降りかかる もちろん、中間層まで全て、 一番のシワ寄せを喰らうのは実務者だ 現場でコーディングしてるやつだ なのに、困ったことに、なぜか、どうしてか 実務者も徹夜をして勤しむ 上の人間の無理を喜んで喰って、 無理なものを無理して吸収する そしてたまに「頑張ったな」と言われて、喜んでる みんな
2007年02月10日15:30 カテゴリ書評/画評/品評 書評 - 農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ 都会の郷土料理のような味わい。 農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ 徳野貞雄 わるい意味でもいい意味でも。少なくとも味見しておく価値はある。 本書「農村(ムラ)の幸せ、都会(マチ)の幸せ」は、「都会人(マチノヒト)」である著者が、「田舎人(イナカノヒト)」の立場に立って、田舎の存在意義を唱えた現代日本文明論。著者の徳野貞雄氏は、「道の駅」の命名者でもある。 目次 第一章「農」の国、日本 稲作が作った国 消費者の誕生 世界の宝=米 海外から見た日本の農村 第二章 化け物になった消費者 日本人の職はどうなっているか 変わる米の消費 消費者に目を向けろ 第三章 変貌する農村(ムラ)、都会(マチ)での生き残り戦略 グリーンツーリズムは地域活性化の切り札になれるか 農村と人口 家族・この
先日のエントリー「素直な疑問:数字には四桁ごとにテンを打った方が日本人には読みやすくないか?」に関しては、四桁法での数字に関しての妙な盛り上がりをしてしまったが、本当に言いたかったことは、「素直な疑問」の大切さである。 どの会社でもあることだと思うが、会議の議題を活発に話し合っているにも関わらず、実はその議題の前提になることを皆がちゃんと理解していなかったり、ということが良くある。 たとえば「なぜダムを建設する必要があるのか」に関しての共通の理解を持たずに「ダムを川のどこに建設すべきか」を議論するし始めると、 「この場所に作った方が貯水量が多い」 「いや、こっちに作った方が落差が取れる分、総発電量はかせげる」 「でも、そこに作るとかなりの数の畑が水没してしまう」 「そうだ、その人たちの移転コストはどこが負担するんだ?」 「そもそも、ダムなんてこの村には必要ないんじゃねえか」 「そうは言って
去年の末にキャリアデザインセンターというところから受けたインタビュー記事が、「エンジニアtype」という転職情報誌に出た。例によって調子に乗って好き勝手なことをしゃべってしまったので、自分で読み返しても少し後悔する部分もあるが、就職や転職を考えている人のために一つだけハイライトしておきたい部分がある。 大学卒業時に、バイト先のアスキーではなくNTTを就職先として選んだ点について質問されたときの、「せっかく持っているカードを使わないのはもったいない、という感じかな。浅ましい発想ですよね」という私の発言がそれである。つまり、「せっかくNTTの研究所に入れる学歴と成績を持っているのに行かないのはもったいない」というしたたかな計算の結果のNTTへの就職だったのである。 今になって考えてみると、「天職」とも呼べるほど大好きなこと(パソコン上でプログラムを書くこと)を既に見つけておきながらその道を選ば
blog9サーバーが深夜つながらなかったり、記事制限やらおかしいので移転しようと思います。 めんどくさいですが、お気に入り・RSS等入れてくださってる方、移転先でもよろしくお願いします。 http://urasoku.blog106.fc2.com/ 1 :閉鎖まであと 12522 秒: 投稿日:2007/01/23(火) 16:31:18.78 ID:Znk2Lfba0 ☆ |\ ∴∴∴ /:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: :::::::::::::::::::::::: / :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::: / :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: ::
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