国民の選別はナチスへの道 国民の選別はナチスへの道 社会的弱者を切り捨てる風潮に警戒 かつてニーメラー牧師はこのような詩を残している。 ナチスが共産主義者を攻撃したとき、私は黙っていた。共産主義者ではなかったから。 彼らが社会民主主義者を収監したとき、私は黙っていた。社会民主主義者ではなかったから。 彼らが労働組合員を攻撃したとき、私は黙っていた。労働組合員ではなかったから。 彼らが私を攻撃したとき、声をあげる者はだれも残っていなかった。 保身と事なかれ主義により、次第に声の大きい者に流され慣れ、ついには自らの首を絞めてしまう結果となってしまう。追いつめられた時に声を上げても遅いことを意味している。取り返しのつかない事態を目の当たりにしても、それから逃げるように押し黙ってしまう。実はこれと似た状況が我が国の自己責任論だ。 自己責任論の無責任さ 「企業を倒産させた経営者が悪い。リストラされた