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2009年10月9日のブックマーク (16件)

  • パスカル『パンセ』 /トート号航海日誌(読書録)

    「人間は考える葦である」で有名なパスカルの『パンセ』。僕の好きな遠藤周作が「わたしの古典」(『春は馬車に乗って』文春文庫、68頁以下)として挙げているのを見て、読んでみました。ジッド『狭き門』(読書録427)でアリサが何度も『パンセ』を引用していたのも印象に残ってます。書は、前田陽一・由木康訳。 ・パスカル(Pascal, Blaise) 1623-62。フランスの数学者、物理学者、哲学者。幼少のころから数学に天分を発揮、16歳で『円錐曲線試論』を発表し世を驚嘆させる。「パスカルの原理」を発見するなど科学研究でも業績をあげる。後年は「プロヴァンシアル」の名で知られる書簡を通して、イエズス会の弛緩した道徳観を攻撃、一大センセーションをまきおこした。主力を注いだ著作『護教論』は完成を見ることなく、残されたその準備ノートが、死後『パンセ』として出版された。 ▼書の内容 未完成のキリス

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    rrmmjjff 2009/10/09
    引用
  • 夫婦別姓の問題点:夫婦別姓が男女平等,ジェンダー平等に反する理由 | 反省の女性学

    最高裁の夫婦同姓の合憲判断については、最高裁の夫婦別姓禁止は合憲が正当な理由に書いています。 夫婦別姓は生家主義で家制度の封建制を強化する ウェブ上の夫婦別姓の意見を見ると、「別姓こそ男女平等」でこれを正論と言っている者などがいる。しかし、むしろ「別姓こそが男女平等ではない」歴史があった。 上野千鶴子『近代家族の成立と終焉』(岩波書店)に、「夫婦別姓の罠」という項目がある。その中の「3 子供の姓の父系主義」に以下の記述がある。 また家父長制のもとで、夫婦別姓が抑圧的に働くこともある。別姓を主張する人の中には、たとえば同じ東アジア圏でお隣りの中国韓国では夫婦別姓が実行されているのを見て、「女性解放がすすんでいる」と短絡的な理解をする人々がいる。だが、中国韓国も、日におとらず、否、日以上に父系制の強い国である。こういう社会では、父系集団に嫁入した女は、姓の同じ集団の中で一人だけちがう姓

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    rrmmjjff 2009/10/09
  • 空中キャンプ スラヴォイ・ジジェクと「ユナイテッド93」

    米同時多発テロについて書かれたテキストの中で、わたしがもっとも刺激をうけたのは、スラヴォイ・ジジェクの「テロルと戦争」だった。映画「ユナイテッド93」を見ながら連想したのも、やはり、ジジェクのテキストについてであった。彼のテキストを通して、「ユナイテッド93」を再検討できないだろうか。それがむずかしければ、せめてテキストと映画を、木工用ボンドかなにかで、むりやりくっつけることはできないか。そうかんがえた。 ジジェクは、「911における『敵』とは、かつて我々自身の内側に存在していた、システムの過剰ではないか」という指摘をおこなっている。これを裏づけるために彼が引用するのは、映画「地獄の黙示録」だ。この物語には、カーツ大佐という人物が登場する。大佐はかつて、同じ米軍にいた仲間だったが、今では軍を離れ、コントロールのできない存在となり、暴走をはじめている。課せられる任務は、カーツ大佐の殲滅である

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    rrmmjjff 2009/10/09
    ジジェク
  • 超映画批評『ユナイテッド93』70点(100点満点中)

    『ユナイテッド93』70点(100点満点中) 無名の人々にささげられた、大まじめな9.11映画 9.11同時多発テロ事件では、4機の旅客機がハイジャックされたが、たった一機、ユナイテッド航空93便だけは、目標に到達することなく墜落した。果たしてその機内では何が起きていたのか。マット・デイモン主演のアクション映画『ボーン・スプレマシー』で、切れのいい演出を見せたポール・グリーングラス監督が、ノンフィクション風の演出で映画化する。 2001年9月11日、何機かの航空機が不審な動きを見せ始める。管制塔や関連当局が戸惑う中、ニューヨークのワールドトレードセンタービルに、最初の旅客機が突入。やがてユナイテッド93便の機内でもハイジャック犯人が立ち上がり、行き先をホワイトハウスに変更させる。高度が異常に低いことを不審に思った乗客たちは、やがて各自の携帯電話等でWTC炎上を確認する。死を覚悟し遺書を残す

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    rrmmjjff 2009/10/09
    なんじゃこりゃ。
  • 売れない、の正体は「価格不信」:日経ビジネスオンライン

    景気は、人が何を買うかに如実に反映するという。それを実感するのは私の場合、家具だ。 かつてバブリーな時代、ヨーロッパ輸入家具店に足を運び、夢を買うかのように革張りソファーやイタリアモダンのカラフルなキッチンに目を奪われた。ひとつ100万円もする椅子を自慢げに友達が自慢していたのもその頃だ。 その後、国内ブランドの上質な家具や、あるいはオーダーメイドの家具など、どちらも数十万単位での買い物になった。バブリーな時代よりゼロがひとつ減ったことになる。当時はその価格でも「手堅い」と自分では思っていた。 そして今。イケアというスウェーデンからやってきた家具販売店が話題だ。行ってみると休日だったせいか駐車場から店内に入るまでにすでに入店人員規制がかかり、巨大な倉庫を思わせるビルに入るための長蛇の列ができていた。 入店してびっくり。その安さだ。多くの見栄えのする家具が数万円単位で揃う。ここでまたゼロがひ

    売れない、の正体は「価格不信」:日経ビジネスオンライン
  • クローズアップ現代10月7日放送「“助けて”と言えない〜いま30代に何が」書き起こし - Imamuraの日記

    10月10日(土)14:20ごろ追記:タイトルの「10月8日放送」は「10月7日放送」の間違いでした。修正しました。 昨日、30代の人は窮状に陥っても人に助けを求めないことが多い、という話をクローズアップ現代でやっていた。まさに自分の世代の話であり、い入るように見てしまった。そう言われてみても「そうかなあー」と思っていたけれど、自分の命を賭してまで「助けて」の声を上げられない人もいるという話には慄然とした。 雇用と貧困の話や世代論としてとても興味深く、またゲストの平野啓一郎の話も面白かったので、番組の内容を書き起こしてみた。長くてすいません。 番組紹介 番組公式サイト:クローズアップ現代 NHK(http://www.nhk.or.jp/gendai/) 10月7日(水)放送 “助けて”と言えない 〜いま30代に何が〜 今年4月、福岡県北九州市の住宅で39歳男性の遺体が発見された。男性は

    クローズアップ現代10月7日放送「“助けて”と言えない〜いま30代に何が」書き起こし - Imamuraの日記
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    rrmmjjff 2009/10/09
  • 正義と倫理のあいだについて - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」

    レヴィナスの話で好きなのが、裁きと顔の関係の話です。ポワリエとの対話の、『暴力と聖性』(国文社、1991年)のなかで、レヴィナスは次のように言っています。 ある聖句は「裁きを下す者は個人の顔を見てはならない」とあります。つまり、裁き人は自分の前にいる者を見てはならず、その者の個別的な事情など斟酌してはならない、というのです。……けれども別の聖句があります。……「主はそのお顔をあなたに向ける」という聖句です。ラビたちは彼らの流儀で[この矛盾]に答えています。「判決を下す前には決して顔をごらんにならない。けれどもひとたび判決が下されたのちには、あのお方は顔をごらんになるのである。」(『暴力と聖性』160頁) レヴィナスのこの言葉を知ったのは、2001年に出版された内田樹さんの『ためらいの倫理学』によってでした。内田さんは、裁き人が被告の顔を見てはならないのは、「顔」が誰によっても代替し得ない

    正義と倫理のあいだについて - 小田亮のブログ「とびとびの日記ときどき読書ノート」
  • 愚劣な言論を擁護する - Living, Loving, Thinking, Again

    忠誠という徳が試されるのは所謂名君に対してではなく、所謂バカ殿に対してであろう。言論の自由ということに関しても同様にことが愚劣な言論に関わるときにこそ、それへのコミットメントが厳しく問われるということになろう。青山学院大学は今回その試練に直面し、不合格であることが証明されてしまったわけだ。 「光市事件の死者は1.5人」 准教授の記述で青山大学長が謝罪 4月25日22時33分配信 産経新聞 青山学院大学(伊藤定良学長、東京都渋谷区)は25日、同大学の教員が個人HP(ホームページ)に記した記述が不適切だったとして、学長名義での謝罪文を大学HPに掲載した。 問題となった記述は、国際政治経済学部の瀬尾佳美准教授(環境経済学)の個人HP内のもの。この中で「私は死刑廃止論者ではない」としつつも「少年に対する死刑には原則反対」と主張、山口県光市の母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われた元会社員の被

    愚劣な言論を擁護する - Living, Loving, Thinking, Again
  • 時間の根源的未知性こそが「私」の主体性を基礎づけるのであって、その逆ではない。

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    rrmmjjff 2009/10/09
  • エロゲに関して最近考えたこと - tukinoha’s blog

    人に向けて日語で語りかけることは、しばしば情報の伝達になぞらえられる。そこで隠蔽されるのは、ひとつは見知らぬ他者の存在であり、もうひとつは私自身のハイブリッド性だ。柄谷行人は「私」の内面には必ず外部が入り込んでいる、だから内/外の二項対立は不可能だと述べたが、そうではなくて、柄谷においてもなお均質的で固体として捉えられる内面そのもののハイブリディティにこそ注目しなくてはならない。均質言語的な語りを避け、日常の中の他者に向けて混成言語的な語りを行うこと、その方法と倫理を問うこと。「私とは異なる他人に向けてものを書く」人間である私はそういうことを考えなくてはいけなんだろうなー、と思う。 そういう私がエロゲの中に見いだすのは、他者を渇望しながら他者に触れることを恐れるような躊躇い、あるいは次々に現れる他者を私の一部として取り込もうとする働きである。人間は「労働」(畑を作ったり河に橋を架けた

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  • はてなブログ | 無料ブログを作成しよう

    新米と秋刀魚のわた焼き お刺身用の秋刀魚を買いました。1尾250円です 3枚におろして、秋刀魚のわたに酒、味醂、醤油で調味して1時間ほど漬け込み、グリルで焼きました 秋刀魚のわた焼き わたの、苦味が程よくマイルドに調味され、クセになる味わいです 艶やかな新米と一緒に 自家製お漬物 土…

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  • 戦争をリアルに想像できない人 - gonzales66の日記

    20:08 | はてなブックマークでIDコールされて、ちょっと思うことがあったので、こちらに書く。元は南京事件についてシュレディンガーのみたいな議論をしている人は何なの? - 地を這う難破船のブックマークでid:furukatsuさんのコメントをApes! Not Monkeys! さんが言及されていた。そのid:furukatsuさんのコメントfurukatsu 歴史, 思想 そこが理解できないんだ。70年前死んだ中国人のことを気で思うことは出来ない。よっぽどkanonの方が実感があるんだ。現実の政治問題としてのポジショニングは理解出来るけどね。これに対して自分がブックマークでコメントした。gonzales66 社会, 戦争, 歴史 id:furukatsu氏のコメントはショック。若い世代では日中戦争も三国志と同じ感覚なのだろうか?これに対してのid:MukkeさんのコメントMukk

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    rrmmjjff 2009/10/09
    結構多そう。
  • 「法に逆らうな、売春婦」 - 地を這う難破船

    ――出典はクリント・イーストウッドの映画『チェンジリング』。映画館でこの台詞を聞いたとき、まことにイーストウッドだなと思った。脚を彼が書いていないことはもちろん知っている。 ⇒排外主義それ自体が暴力です、その2 - モジモジ君のブログ。みたいな。 つまり、そういうことなのだが。そして、そういうことであることがわからない人は、どれだけ説明してもわからないのかも知れないとは思う。以下、mojimojiさんに対する批判ではない。 イーストウッドの映画には、毎度のごとく、法の側、秩序の側に立つ者であることを利用して、他者を抑圧し、服従させて、そのことに快楽を覚える、自身の所持する権力を自身の所持する「男」としての力と混同するサディストが登場する。あるいは偏見を公然と詳らかにする、自らを法を遵守する市民と規定する者が登場する。その、カテゴリーの意図的な反転はイーストウッド監督作の面白さであり、それ

    「法に逆らうな、売春婦」 - 地を這う難破船
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    rrmmjjff 2009/10/09
  • 排外主義それ自体が暴力です - モジモジ君のブログ。みたいな。

    そして、動画につけられたブックマーク。*1 ブックマーク・コメントを見ると、「思想はどうあれ、暴力はよくない」的な主張が散見されるが、これはどういうことか。在特会の排外主義プラカード&シュプレヒコールは、在日外国人にとっては直接の恐怖だ。常野氏に対してふるわれた暴力に勝るとも劣らない暴力、どっちかだけ批判とかありえない。 元々、薄く広がる無自覚な排外主義は日社会の隅々にある。そういう排外主義的な主張に接しても「事を荒立てない」「大人の」態度が当然とされる。その一方で、近年の右傾化を経て、音ダダ漏れ化が進行、春先のカルデロンのり子さんの問題が持ち上がった頃、「当事者の生活空間に押し寄せて排外主義の主張を行う」という特異なデモが企画されたあたりから、具体的に目に見える形を取り始めた。それから、今回の事件。排外主義者のデモに対して「排外主義反対」の紙切れ(即席プラカード)を掲げた男性に対する

    排外主義それ自体が暴力です - モジモジ君のブログ。みたいな。
  • ハンパな自由民主主義について - hokusyu’s blog

    http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20091006/p1#c1254844558 id:y_arim それならたとえば、「この世にはハンパな自由民主主義国家しか存在しない」という言い方はとらないのか。とらないのならその理由は何か。 たとえば、5という数は2+3や1+4から導き出されるが、2+3や1+4は必ず5になることにかわりはない*1。ここで、2+3のほうが1+4に比べて「より5らしい」ということはできない。また、2+4は6になるのであって、けして5になることはない。2+4は5ではないが「ハンパな5」であるという言い方はせいぜいレトリックとして意味を持ちうるにすぎない。 もし、自由民主主義の理念とヘイトスピーチ規制反対規制が、純粋に法技術的・機械的な関係を持っているとする。だとすれば、自由民主主義ならば必然的にヘイトスピーチが規制されないはずなのだから、逆にいえ

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    rrmmjjff 2009/10/09
  • 正しい暴力なんてない、ということに意味は無い - hokusyu’s blog

    http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20091008/p1 「正しい暴力」なんて無い。すばらしい主張だ。 ところで今、日で一番の暴力組織はどこだろう。 自衛隊だ。二番目は警察だ。 左翼や在特会やヤクザや・・・そんなの目じゃないぐらい暴力的な組織だ。 国家が所有する軍隊と警察力は、左翼の革命なんかよりもずっと、多くの人を殺してきた。 自衛隊と警察を日から廃絶しよう。 それはそれとして、あらゆる暴力に反対、といいながら、自衛隊と警察は守りたい人にロジックを提供しよう。 1:正しい暴力などないが、「やむをえない」暴力はある 2:暴力ではない、何か別の力の行使にしてしまう。 「いっさいの暴力は悪だ。しかし、イラクへの攻撃は暴力を行使した国家にたいする警察力行使にすぎない/やむをえない暴力である」 「いっさいの暴力は悪だ。しかし、体罰は暴力じゃなくて教育だ/

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    rrmmjjff 2009/10/09
    暴力は暴力論