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    久しぶりです。新作が出来ました。 +            冬の旅人 北陸自動車道を敦賀で降りて おんぼろの愛車で  クネクネ道を とろとろ北上した 越前海岸の  パーキングエリアで たばこを一服吸った 昼間だというのに 空は真っ黒だった 冬の日海は 暗く  重い 鈍色の日海が 演歌っぽく  荒れている 冬の旅人たちが  それぞれに つらく  切ない想い出を この海に  捨ててゆくから・・・ かくいうぼくも  亡き恋人との 青春の日々の想い出を 捨てに来た  たからものそのものの記憶 人生を一歩踏み出すために  この海に 日海は  よりいっそう救いようのない 悲しみの表情を浮かべた 今にも落っこちてきそうな 重たい雲が  どこまでも連なっていた 恐ろしく幻想的で ささくれた風景に 心の芯まで  震えてしまう 肩を落として 二目のたばこを吸う 地鳴りがして 風が  泣いている 荒波は

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    rtaroyma 2023/06/18
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    11月は、ぼくの誕生月。いつも、とレストランで、事をする。 談笑しながら、今年は、「さだまさし」のコンサートチケットをプレゼントしてくれた。文筆活動の合間に、最近は、アコースティックギターをいじってる。ちょうど、さだまさしの楽曲、特に「秋桜」を完璧に弾く、ということを目標にしていた。 いままでは、イントロも間奏も、我流だったので、オリジナル音源にあわせて練習していたから、はさだまさしのコンサートチケットを用意してくれていたのだと思う。 たとえ、「秋桜」をコンサートで歌わなくても、さだまさしのMCは面白くて、勉強になるよ、とはいった。 「さだまさしコンサートツアー 2022 ~孤悲~」追加公演。 のっけから、ロックなさだまさし。エレキを弾いている。 賑やかな曲は、序盤の3曲までで、でも、終盤まで、知ってる曲は、ほとんどなかった。 「孤悲」という最新アルバムを中心に、構成されているよう

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    rtaroyma 2022/11/22
    お誕生日おめでとうございます(⁠^⁠∇⁠^⁠)⁠♪奥様から最高のプレゼントでしたね。
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    先日、丁寧なお手紙を頂戴した。 20代半ばの女性からだった。 2015年に刊行した第4詩集「にぎやかな卓」に収録されている「時」と「祈り」という作品に、感銘を受け、人生を一歩踏み出す勇気を貰ったと綴られてあった。 作者の意図と、読者の方の受け取り方は、必ずしも一致しないが、発表すれば、その時点で、おひとり、おひとりの読者の方のストーリーを紡いでいっていただきたい。 ああ、こんなぼくでも、詩を書いていてよかったなあと思った。 読者の方のこころに、しっかりと届けられたようで。 時 花を見て 微笑むことに 一年かかった 鼻歌がでるまでに 三年かかった 街に出るのに 五年かかった あなたと 見つめあえるのに さあ あと 何年かかるだろう 祈り 明日を 見失って 泣けるだけ 泣いたら 絶望の底から 見えてくる 「祈り」という おぼろげな光 慰めでもなく 悟りでもなく 闘うための 最後の武器として

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    rtaroyma 2022/11/05
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    その日、ぼくは、詩を書いていた。 それが、ぼくの日常である。依頼された原稿があって、〆切りは近かった。 ぼくは、詩の選もするが、同時に詩を書くプレイヤーである。 すこし、題材に悩んでいた。 むかし、父から話を聞いたことがある。兵役を逃れるために、醤油を腹一杯飲むのだと。 80年前の日が時代背景である。 もちろん、父はそのようなことをしなかったし、兵役にも就いている。 しかし、詩のアイデアとしては、なんとしてでも兵役を逃れようとする男の話は、悪くはないと思った。死を畏怖し「非国民!」となじられても、生きることを優先するのだ。南方の島々で散華した友人たちが、毎晩のように、枕元に立って、何か言いたげであっても。 兵役逃れの理由は「醤油のがぶ飲み」ではなく「階段から転落して足に複雑骨折を負った」ところまで設定して、休憩した。 不意にテレビをつけると、ロシアの兵役動員を30万人増やすという。その現

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    rtaroyma 2022/10/04
    あまりにひどい。こんな光景を見ることになるとは。これから最終兵器も見なきゃならないんだろうか。
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    ロシアウクライナに軍事侵攻してから、思うところあって、日チャップリン協会会長の大野裕之著「ヒトラーとチャップリン」を読み返した。 チャップリンの闘いを記した貴重な記録書である。 喜劇王と独裁者。チャップリンがヒトラーに闘いを挑んだノンフィクッションである。 わずか4日違いで生まれたチャップリンとヒトラーは、長きにわたって壮絶な闘いを繰り広げた。しかし、ふたりには多くの共通点があった。小柄でチョビひげ、そして映像を駆使して大衆を熱狂させるプロパガンダ術。チャップリンは民主主義を、ヒトラーはファシズムを訴えた。チャップリンは後にこう語っている。「ひとつ間違えば、私たちは逆になっていたかもしれない」と。 映画「独裁者」・・・これこそがチャップリンがヒトラーに投下した爆弾だった。 独裁者ヒンケルに取り違えられた気弱なユダヤ人の床屋が、大群衆に向かって愛と平和の大切さを訴えかける……。チャップリ

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    rtaroyma 2022/07/06
    チャップリンのヒトラーのパロディ?映画見たことあります。独裁者ですね。はっきり覚えていませんが、迫真さ?狂気?が怖かった。
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    広辞苑によると「適当」の意味は、 ・ある状態や目的などに、ほどよく当てはまること ・分量、程度などがほどよいこと。また、そのさま ・その場に合わせて要領よくやること。いい加減 とある。 2009年「蝉の啼く木」のサトウハチロー記念おかあさんの詩最優秀賞獲得を受けて第3詩集出版がされることになった。 出してもらう側なので、掲載作品は出版社任せで、ぼくとしては気の進まない作品もあったが、口を挟める立場ではなかった。 詩集のタイトルも、そのまま受賞作の「蝉の啼く木」と決まった。 帯文は、これまで新川和江、菊池貞三ときて、いい感触を得ていたので、今度はやなせ・たかしでいこうということになった。たまたま、やなせ・たかしとは、ぼくの若い頃から、つきあいがあったので、出版社の帯文の依頼を快諾してくれた。 返ってきた帯文は、こうだった。 「私は○○○○氏の おだやかな 詩の一群を愛する。 さわやかな諦観の

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    rtaroyma 2022/05/01
    18年前息子の名前に「適」の字を入れました。どういう意味か人に聞かれたら、照れもあり「てきとうの…」と答え、ニンマリされますが侮るなかれ。一人だけ小児科の年配先生に褒められた事があります。最高賛辞かと。
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    ヘンリー・マンシーニ作曲の主題曲。 そこはかとない悲しみと美しすぎるピアノのメロディーが流れる。 風に波打つ数万のひまわり。印象的にスクリーンいっぱいに地平の果てまで続くかの如く映し出される。 それは、切なすぎる女心をイメージさせる。 1970年日公開のイタリア映画「ひまわり」。珠玉の名作だ。 監督はヴィットリオ・デ・シーカ。キャストにソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ、ロシアからリュドミラ・サベリーエワ。 イタリアの大女優:ソフィア・ローレン(ジョバンナ) 第2次世界大戦下、ジョバンナ(ソフィア・ローレン)とアントニオ(マルチェロ・マストロヤンニ)は結婚するが幸せもつかの間、アントニオはソ連戦線へ送られてしまう。終戦後も戻らない夫の行方を追ってジョバンナは、スターリン死後のソ連へ向かい、アントニオの居所を探し当てる。しかし、戦場で遭難した彼は美しいソ連の娘・マーシャに助けら

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    rtaroyma 2022/04/09
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    アカデミー国際長編映画賞に日映画の「ドライブ・マイ・カ-」(濱口竜介監督)が選出された。 以前は「アカデミー外国語映画賞」と呼ばれていた。 つまり、英語圏以外の世界中の映画から選ばれる。 日作品では、2008年の『おくりびと』(滝田洋二郎監督)が受賞している。 1975年には日人監督である黒澤明監督の『デルス・ウザーラ』が受賞しているが、作はソビエト連邦作品である。 長きにわたるアカデミー賞の歴史の中で、アカデミー外国語映画賞を獲得した、ぼく自身が忘れられない映画を3作品紹介させていただく。 あらすじについては、正確さを期すため、一部映画資料から抜粋しているものもあるが、ご了解願いたい。 「フェリーニの道」 フェデリコ・フェリーニ監督作品(1956年度・イタリア) 自他共に認めるフェリーニの代表作。 風景がわびしく、ニーノ・ロータの音楽が切ない。 旅芸人のザンパノ(アンソニー・クィ

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    rtaroyma 2022/03/31
    いつかゆっくり観てみたいものです。そんないい時代であればですが…(´~`)
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    戦火の中の少女のために 戦火の中の少女に わたしの書いた詩など なにほどの 価値も持たない 少女の瞳は 訴える そんなものよりも パンをください 薬をください 銃をくださいと 少女のために わたしが 全知全能を傾けて 幾千の平和の詩を 綴っても たったひときれの パンのありがたさには かなわない この詩は2009年に発刊された第3詩集「蝉の啼く木」に収録(一部改稿)されているので、今回のプーチンが引き起こしたウクライナへの戦争犯罪に、書いたものではない。が、思いは同じである。 その頃は、チェチェンか、コソボか、イラクか、ソマリアか、アフガニスタンか、シリアか・・・・・・戦争と呼べなくとも、紛争は、世界のどこかで日常茶飯事的に起こっていて、依頼があって書いたものだと思う。 しかし、遠く東アジアにいて、ロシアの戦車一台に、たった1個の石ころを投げつけられないのなら、こんな詩でも発表して、心を同

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    rtaroyma 2022/03/18
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    この一ヶ月で、4篇の詩と、エッセイを2作書いた。満足のいくものができた。 そんな自分へのご褒美として、昨夜は宇崎竜童のコンサートを堪能してきた。 コンサートは昨年2月の中島みゆき以来。コロナ感染拡大防止で、予定されていたコンサートが、ようやく、鑑賞できる状況になった。とはいえ、会場側はコロナ対策に鉄の鎧で対処している感じ。警戒心剥き出し。チケットに触れもしない。なんだかなあ・・・。違和感を大いに感じる。 ポスターにあるとおり、会場は「新歌舞伎座」。そう、市川なんとかの介、中村なんとか右衛門など有名歌舞伎役者のホームグランド。だから、客席に花道があり、座席が「コの字型」に作られている。 昨夜は、さすがに花道を取っ払い、4人掛けの座席を、19列並べていた。 19列が一階席の最後方なので、アーティストの表情なども、よく見える。 これが、北島三郎や石川さゆりのコンサートなら、よく似合うのになあと、

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    rtaroyma 2021/11/23
    KTとは格が違うヒットメーカー(と言っていいのか)でご本人もすごい存在感でしたね。これからもお元気でご活躍を。
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    近年のバレンタインデーは、「好きな人にあ・げ・る」という命チョコは減少し、頑張った自分へのご褒美チョコを買い求めたり、あるいは、ともだち同士で交換したり、家族に贈るという現象が増加傾向にあるという。 コロナ禍の時代は、その流れは、もっと顕著になるだろう。 過去のバレンタインデーは、やはり、もちろん義理チョコもあるが、女の子の大切な恋愛表現のひとつで、セレモニーだった。ぼくは、小中学生の頃なんて、ただの一度もチョコなんてもらったこともない。勉強できない、スポーツできない、もてない少年で、ぼく自身、女の子よりも、ゴジラの尻尾を追いかけることに夢中だった。 だから、友人が何人もの女の子から、チョコをもらっていても、何とも思わなかった。 高校に入ってからは、少し潮目が変わった。アイドルの追っかけもしたが、バイク、ギター、映画読書というアイテムで満ち溢れていた。しかし、恋愛に関しては、まるで、奥

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    rtaroyma 2021/02/17
    素敵なお話でした^_^
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    10月のはじめ神戸市で「教員が教員をいじめた」という耳慣れない事案が発覚してニュースになった。SNSでは、実名、写真など出ているけれど、このような加害者のバカ教員どもは新聞でも週刊誌でもTVでも、写真入り実名報道すべきである。 (残虐な少年事件でも、ぼくは同じ思いだ)。 こういう輩は、教育界から永久追放されて当たり前の事案だ。 第三者委員会がダラダラと審議する問題ではない。 しかし、台風19号による河川の氾濫、堤防の決壊など甚大な被害を東日にもたらしたこと。尊い命が犠牲になったこと。 ラグビーW杯が異様に盛り上がったこと、そして、新天皇即位礼正殿の儀などで、うすっぺらな「ひとがた」をした輩たちが起こした騒動は、報道としては、にわかに立ち消えそうになっている。 しかし・・・・・と思って、ぼくはを宙をにらんだ。 こわれていくのは ある日の参観日 こどもたちの 授業風景をよそに おとなたちは

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    rtaroyma 2019/11/04
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    この間の短歌の記事が、思いの外、ご好評だったので、図に乗って第2弾を発表させていただく。申し上げたように、正確な「短歌」とはいえないが、いずれの作品も新聞で活字化されている。 国道に 秋風吹けば さみしげな ガードレール下 一輪の花 夕暮れに 亡き妹の 声聞こえ 「早くおいで」と 九月の童話 ともだちが 冷蔵庫開け からっぽと 遠慮なく言う 貧乏長屋 バイトする 油汚れの 我を見て 「知らない人よ」と きみ通り過ぎ 餓鬼を描き 菩薩も描いて 地獄描く きみがモデルの 初個展の絵 まあ、誠にお粗末だけど、このなかでは5番目の解釈がちょっと難しいかもしれない。 こたえは書かないが、餓鬼とか、菩薩とか、地獄というのは、仏法で説く「生命の状態」のこと。

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    rtaroyma 2017/08/16
    君への愛情を感じます。
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    複数の読者の方から、「あの詩を、もう一度読みたい!」という、ありがたいリクエストをいただいた。特に、名作でも力作でもない。ただ、ぼくらしさはでている。 実は、以前、このブログに存在した。少なくとも、1時間くらいは。 発表のあとに、誤字に気付き「編集」して再度「公開」したのだが、記事がブログ上に戻ることはなかった。どこぞの国のサイバー攻撃でも受けているのかと思った。 でも、IEで記事を書くとき、この手の不具合が多いことを後から知った。もちろん、意図的に理由があって、削除せざるを得ない記事もあったが、この記事は違う。すでに、いくつかの★マークもつけていただいていたのを憶えている。 (すでに、閲覧いただいて★マークをつけていただいた読者の皆様にお詫び申し上げます)。 今はグーグルクロームに統一しているので、そういう不具合は起こっていないと思うし、そう願っている。「なんや、おんなじ詩やん」という方

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    rtaroyma 2017/08/12
    誰しも持っている弱さにはっと気付かされる詩。
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    先の安倍改造内閣の顔ぶれの中に野田聖子氏の姿があって、思い出したことがある。 もう、20年くらい前になるのかなあ。日郵便が、まだ、国家公務員の時代で、郵便局で働くものは、郵政省(現・総務省)の正規の職員だった。毎月、内容の充実した「郵政」という冊子が職員分発行されていた。仕事のことばかりではなく、過去の偉人たちの名言や、メンタルヘルス疾患の予防法や、有名女優さんのエッセイなどか掲載されていたりして、職員の間でも、よく読まれていた。 その中に『文芸のページ』があって、毎月、詩を募集していた。省内機関誌ではあったが、入選している作品は読者の心にもしっかりと届く、ディテールの凝った、レベルの高い作品が多かった。選者は、朝日新聞社の記者出身の詩人で、菊池貞三だった。 当然、出たがりのぼくも、参戦することになった。 大賞を受賞する前年は「ゼロが飛んだ、夏」。という作品一作で佳作だった。 年が変わっ

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    rtaroyma 2017/08/09
    今週のお題、怖い話ですね。
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    殺人的な真夏の太陽が、赤バイクに乗っているぼくの肌を、容赦なくじりじりと焦がしていく。天候も不順で、重たい鉛色の雲に覆われる日もあるが、湿度が異常に高く、サウナに入っているようだ。この暑さ、いや、熱さは思考力も、感情さえも奪ってゆく。 もう、何十回と繰り返している「夏」なのに。愚痴をこぼしても仕方ない。相手は自然だし。 突然、話は変わるが・・・・・・・・。 ぼくは詩を書いているが、一時期、短歌にのめりこんだときがある。 「詩とメルヘン」の仲間たちの作品が東京新聞や産経新聞の朝の詩ではなく、歌壇のほうを飾り始め、ぼくも、参戦ということになった。 もちろん我流だったが、東京歌壇(東京新聞)、産経歌壇(産経新聞)で、特選も含め、なんども、上位入選させていただいた。まあ、過去の栄光でもある。 ともだちの デスマスク見て 言葉なく 凹んだバイク 思いっきり蹴る 驢馬を牽く 老いたる人の 目の光 異国

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    rtaroyma 2017/08/06
    素敵です。思ったよりストレートなところがすきです。
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    どうも、最近、気力がない。何をするにも、億劫な気分がつきまとう。暑さのせいだけではなく、持病が根源にあるというのは、自分自身が、いちばんよくわかっている。 なかなかブログを更新できないのも、仕事を終えて、家に帰るとシャワーと夕で、もう、バタンキュウー状態だからだ。たしかに、からだも疲弊しているが、気持の部分のほうが大半を占めている。8時半にはお布団の中だ。自身の不甲斐なさを、申し訳なく思っている。 創作は、なんとか日曜日に、時間を決めて書いている。そう、その、このあいだの日曜日、ある女性から一の電話があった。どこかで、聞き覚えのある声だが、名前が出てこない。「わたしよ」と名前を名乗られ、冗談ではなく、ぼくは、その場でひっくり返った。誠に申し訳ないが、もう、すでに、お亡くなりになられたと思っていたので。 すこぶる元気な、生命力溢れる声だった。その女性は、10年前に癌を宣告され、詩の出来に

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    rtaroyma 2017/06/22
    心身お大事になさってください。。
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    散歩道 むかしね ぼくは わんこだった 憶えてるよ 草の匂い 風の音 散歩の道順まで この堤防の散歩道を やさしい飼い主と見た 沈みゆく夕陽も 十七年わんこで生きた 遠い むかしの 身の上話だけどね 昨日の産経新聞・朝の詩にぼくの詩が掲載された。 不覚にも、ひとに教えられて、知った。 きのうの早朝から、なにが哀しいのか涙がとまらず 気分障害、抑うつ障害が顕著で、欲もなく、会社を休んで 朝一番で、お世話になっているクリニックに駆け込んだ。 診察室に入るや否や、「きょう、載っていましたね」と 女性ドクターは明るく笑顔を投げかけてくる。 ほんとうに、なんのことかわからず、首をかしげていると 「きょうの詩は、〇〇さんにしか書けない世界観ですね」といって 、はじめて産経新聞に掲載されているのだ、とそのとき初めて 理解した。しんどかったけれど、すこし、こころが暖かくなった。 「2,3日休養して、詩を

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    rtaroyma 2017/05/26
    よくなられますように。
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    早くも、五月。詩の発表がつづいているが、きょうも、 掲載させていただきたい。季節感のある作品もたくさん あるのだが、せっかく、村山精二さんの評していただけている 作品があったので、それを紹介させていただく。 以前にも、記しているが、村山精二さんのもとには、1日に 少なくとも複数冊の 詩誌や詩集が恵贈される。 1日に、何十何百という詩篇のなかから、村山さんの感性で 選んでいただいて、感想を述べてくださっていた。 村山精二さんに取り上げられた作品は、ある種の重みと深みを 帯びて付加価値がついた。平たくいえば「箔」のようなもの。 それだけ、この世界では、影響力のあるひとだ。 この作品は詩集にも収められているが、取り上げてくださったのは 文芸誌・金澤文学に発表したときのものだ。 傷 中学一年生のときだった チビだという理由だけで よく いじめられた ある日の 昼休み 「おい、売店でパンを買ってこい

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    rtaroyma 2017/05/06
    言葉は怖い。私が母なら、体を張っただろう。この母の本気を見た。
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    これも、村山精二さんに評していただいた作品。 第2詩集「眠れない時代」に収録されている。 季節的にも、いいかなって思って。 びん 鬼瓦の敏ちゃん 鬼瓦の敏ちゃんは そのあだ名のとおり ギョロリと睨まれただけでも 大のおとなが お漏らししてしまうほど 強烈な いかつい面構えをしていたが 実のところ 当に気の毒なほど 気の弱い チンピラだった ある時 弁天様の彫り物を 胸に入れようとしたのはいいが あまりの激痛に耐えかねて 途中で ほっぽりだしてしまったと聞いた時 ぼくは一日中 家の中で笑い転げていた ヤクザ失格の烙印を押されて 組事務所を追い出された鬼瓦の敏ちゃんを 次に見たのは 高校の近くの工事現場で 慣れない手つきで つるはしを 振りかざしているところだった ぼくと 年端も違わないような若造に 顎でこき使われながら ペコペコと 頭を下げている鬼瓦の敏ちゃんの ランニングシャツから見え隠

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    rtaroyma 2017/04/26
    あったかい話ですね