東京女子医科大学病院と群馬大学医学部附属病院の2つの大学病院が、6月1日付けで、特定機能病院の承認を取り消されました。 群馬大病院の問題については、以前この連載でも触れましたが、40代男性医師(3月末に退職)が実施した肝臓の腹腔鏡手術後に立て続けに患者が亡くなったのに、改善策が講じられませんでした。男性医師に批判が集中しましたが、むしろ、診療科、病院としての対応に大きな問題があったと思います。女子医大の問題は専門外なのでコメントを控えますが、小児患者への投与が禁じられている鎮静剤を人工呼吸中に投与された2歳の男の子が昨年亡くなり、薬の禁忌に関する情報が院内で周知されていなかったことが問題になりました。特定機能病院を取り消されたからといって、直接患者さんの診療に影響が出ることは少ないはずです。ただ、医療費の優遇が受けられないので、大学病院にとっては大幅な減収になり、医療スタッフなどが減らされ
![なぜ医療現場でも「すぐやる人」がいいのか](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/190d7bcf54dc9b114b6471e3664710ad1f340f70/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fpresident.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F2%2F3%2F1200wm%2Fimg_23ae05c245842e216e36d959b7b6b3e216568.jpg)