噴煙を上げる西之島新島。黒い溶岩が広がる新しい陸地が、写真左側の元の陸地をのみ込むように拡大している(26日午後0時42分、読売機から)=中村光一撮影 小笠原諸島(東京都)の西之島付近で噴火によってできた新しい陸地(新島)が発見されてから28日で100日を迎える。 西之島は新島とつながって広がり、今もなお活発に噴煙を上げている様子が26日、本社ジェット機から確認された。 西之島は、中央付近の火口から噴煙を上げ、噴石や固まりきっていない溶岩を断続的に噴き上げていた。溶岩は海にまで達し、沿岸では湯気が上がる様子も確認できた。 海上保安庁によると、新島部分は、発見翌日の昨年11月21日時点で面積が約0・01平方キロ・メートルだったが、今月21日現在で約0・5平方キロ・メートルに広がった。西之島全体の面積は約0・7平方キロ・メートルで、元の西之島の3・5倍になった。