「今日も朝3時半起きで、仕込みをしました。 毎日水を抜いて、真っ白な浴槽や床を掃除をするのは、高円寺で初代から続いていることです」 と話すのは、小杉湯原宿の番頭・関根江里子(28)。 昭和8年から高円寺で人々を癒し続けてきた老舗銭湯が、4月に開業した東急プラザ原宿「ハラカド」 に入居することとなった。 大都会原宿で、銭湯文化を後世に受け継ぐべく第2章を歩み始めた小杉湯。関根にこれまでの軌跡を聞いた。 小杉湯原宿が入居するのは、ハラカドの地下1階。151坪のスペース全体を「銭湯を中心とした街」に見立ててプロデュースした。パートナーには、花王・サッポロビール・アンダーアーマー・美容健康家電のMYTREXを迎え、各ブランドがブースを展開する。 花王は、ブランドの歴史に欠かせない「固形石けん」を当時のパッケージで販売するという。懐かしさを感じる人や、レトロかわいい魅力を感じる人と、世代によってさま
