積極的なIT活用や手厚いスタートアップ支援策など、先進的な取り組みを矢継ぎ早に展開する福岡市。人口155万人をほこる大都市の舵を握るのは、同市長の高島宗一郎氏だ。 高島氏は、もともと九州朝日放送のアナウンサーを務めており、2010年の福岡市長選挙に出馬。当時の現職市長に約6万5000票の差を付け、福岡市長としては史上最年少の36歳で初当選を果たしている。また、2016年11月8日に発生した博多駅前の陥没事故では、事故の状況や今後の復旧について、Facebookやブログなどを使った即時性のある情報を発信し、福岡市内外から注目を集めた。 なぜ、高島氏は積極的に市政にITを取り入れるのか。他の自治体にはない独自のインターネット活用法なども含め話を聞いた。 ――最近、テレビを含めた各メディアで高島市長が露出する機会が増えたように感じます。 東国原英夫氏が宮崎県知事をお辞めになってから、九州を強力に