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ブックマーク / chikirin.hatenablog.com (12)

  • 地方出身は損? んなわけないじゃん。 - Chikirinの日記

    以前、地方出身の学生さんが 「自分は地方出身だからとても不利だ。東京出身の同級生は、高校時代から東京でいろんな経験を積み、遊び方もスマートだし、いろんなことをよく知っている。自分は地方出身だから、スタート時点からものすごく出遅れていると感じる」 って言うのを聞いて、びっくりしました。 「地方出身者だから損」だなんて(私も地方出身者ですが)考えたこともなかったし、有利不利でいえば、明らかに有利だと思っていたから。 会社で働いてた時期にも、あたしは進んで地方常駐の仕事を引き受けてました。だって見知らぬ土地に住むと、ほんとにいろんなコトに気付けるからね。まーじーかー、そーだったんだー! みたいなことがいっぱいある。 東京と関西に住んだことがある イラクとニューヨークに住んだことがある 九州と北海道に住んだことがある バンコクと仙台に住んだことがある ソウルと京都に住んだことがある どんな組み合わ

    地方出身は損? んなわけないじゃん。 - Chikirinの日記
  • 2010-12-14

    飲み会の支払いの際、たまたまAさんに持ち合わせがなく、同僚のBさんから千円借りました。 すぐ返すつもりが、多忙な日が続き、顔を会わせないまま1ヶ月が過ぎました。 期限も決めていないし催促もされなかったので、「忘れてるかな。今頃言い出すのもどうかな。たいした額じゃないし」と思っているうちに、そのままになってしまいました。 このことで、Aさんが得たのは「千円」、反対にAさんが失ったのが「信用」です。 ずっと先のある日、Aさんは起業をしました。 Aさんは仲間や出資を募っています。別の飲み会でそれが話題になった時、Bさんはふと昔のことを思い出して言いました。 「でもあいつ、ちょっとルーズな面もあるよね」と。 責める諷でもなく軽い調子のコメントで、実際Bさん自身、昔のことをそんなに気にしているわけではありません。気軽な“つぶやき”みたいなものです。 でもその場にいた、実は出資を検討していたCさんには

    2010-12-14
  • 機械に合わせて生活を変える時代へ - Chikirinの日記

    これまでの技術や機械は「人間の生活をより快適に、便利にするため」研究・開発されてきました。 このため生活の中で使えない技術や機械は、未熟な技術、未熟な機械だとして受け入れられませんでした。 反対にいえば、「その製品や技術が完成、成熟したかどうか」は、「生活の中で使えるレベルになったかどうか」によって決まっていたわけです。 でも今は「技術や機械が未熟なら、生活のほうをそれにあわせて変えればいいじゃないか」となりつつあります。 その典型例が自動掃除機のルンバ。 今、家具店に行くと、「下にルンバが入れる高さです」と表示されたソファやベッドが売られています。 いままでなら「掃除機に合わせて家具をデザインする」なんて考えられなかったでしょう。 従来の発想では、足の短いソファやベッドの下にも入れるよう、ルンバ側が薄型化を実現せねばならなかったのです。 実際、日の掃除機メーカーは「ベッドやソファの下も

    機械に合わせて生活を変える時代へ - Chikirinの日記
    rytich
    rytich 2017/07/26
    どちら側からの影響もあるけど、商習慣やライフスタイルに変化がうまれるほどのある程度普及する製品やサービスを日本からは生み出せてないだけな気がする
  • 最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記

    先日、大学院(工学系)の学生さんから、“最初に働き始める場所”についての相談を受けました。 「どこに就職すべきか」ではなく、「ファーストキャリアをどういう考え方で選ぶべきか」についての質問です。 この質問に応えて話した内容を、まとめておきます。 ★★★ 今は 35才にもなれば、ビジネスパーソンとしての能力に圧倒的な格差がつく時代です。 そしてこの差には、卒業した大学名が、ほとんど影響しません。 35才の時点で、未だに ・会社や部署や上司から与えられた仕事をきちんとこなすのが自分の仕事であり、 ・自らリーダーシップをとってグループを率いたこともなければ、 ・リスクのある新規プロジェクトに携わった経験も無い(=今ボクがやってる仕事は、ちょっと前はちょっと上の先輩が担当していた仕事です) ・業界や手がけている仕事について話してくれと外部から頼まれることもないし、もし頼まれても、何を話せばいいのか

    最初に働く場所の選び方 - Chikirinの日記
  • 会社を誰に任せるか 大きな器と大きな器 - Chikirinの日記

    ニコニコ動画でお馴染みのドワンゴと、出版大手の角川 ( KADOKAWA ) が経営統合を発表しました。角川歴彦会長の記者会見の言葉は、わかりやすく言い換えるとこういうことです↓ 「角川グループは、ドワンゴの川上量生氏を後継者として指名します」 社長の名前からもわかるように、KADOKAWA は角川家の同族系企業です。そして同族企業によくある経営権争いにも長らく翻弄されてきました。だからこそ、次の経営者を誰にするのか(誰に任せれば、もう二度とあんな確執を起こさずに済むのか)、ものすごく真剣に考えてこられたのでしょう。 両社は今までも事業上の提携関係にあったので、そこで川上氏の手腕に目をつけた(惚れ込んだ?)角川氏が、「会社はこの男に委ねる」と決断されたのだと思います。 この「次世代経営者の指名方法」は、任天堂で行われたパターンと全く同じです。 任天堂の創業者一家の跡継ぎであり、自らも名経営

    会社を誰に任せるか 大きな器と大きな器 - Chikirinの日記
  • 「ちょこっと稼ぐ」の復活 - Chikirinの日記

    就職できないで自殺する人までいるらしいけど、そこまでいかなくても就職できるかどうかが大きなストレスになっている大学生はたくさんいるでしょう。 そもそも「雇ってもらえなければ、人生終わり」みたいなコンセプトはおかしいとは思うけど、そうなってきたのは、「何やってもべていける」という感じがなくなってきたからかも。 昔は自分で何かやって「ちょこっと稼ぐ」というのが、もっと身近だったんじゃないかと思う。 たとえば弁当を作ってランチタイムのオフィス街で売るとか、手作りアクセサリーや、自分で書いたイラスト、写真なんかを観光客の多い街で道に拡げて売るとかね。 発展途上国にいけば、そういうのいろいろあるよね。 磨きの少年とか、交差点で止まった車に新聞やペットボトルを売る子供達。観光客の多い広場でパントマイムや蛇使いのショーを見せたり。 路地裏には屋台のうどん屋や丼屋がひしめき、寺院の周りには花や線香、お

    「ちょこっと稼ぐ」の復活 - Chikirinの日記
  • 依存性ビジネスの猛威 - Chikirinの日記

    最近ちきりんが「猛威をふるってる・・」と感じるのが、各種の「依存性ビジネス」です。 売り上げが急拡大していたり、巨大な市場に成長していたり、この不景気の日でも依存性ビジネスだけは勢いが衰えません。このままじゃそのうち、個人消費の1割くらいは依存性ビジネスになるんじゃないの?と思えるほどです。 依存性ビジネスとは何かって? 典型的なのは、アルコール、たばこ、ドラッグの3つです。どれも多くの国で広告規制、年齢規制があり、さらにドラッグは違法化されている国も多いのに、どの時代、どの地域でも相当規模の市場が存在しています。 「タバコは日を始め先進国では市場が縮小しているはず」とか言う人もいますが、ちょっと考えてもみてください。通常の商品やサービスが、タバコと同じレベルのネガティブキャンペーンを受け、かつ、あれだけの税金が課せられたら、普通は一年ももたずに市場は消滅します。 むしろあれだけの逆風

    依存性ビジネスの猛威 - Chikirinの日記
  • キャリア形成における「5つのロールモデル」メソッド - Chikirinの日記

    先日、「エンジニア人生のリアル」というエントリで、フラッシュメモリ関連の研究者である竹内健先生(中央大学教授)の御著書を紹介しました。 またそのご縁により、竹内先生と対談もさせていただき、内容がダイヤモンドオンラインに掲載されました。こちらも好評で、合計80万PV近い閲覧があったそうです。 その対談の中で私は、エンジニアのキャリア形成について、下記のような考え方を述べています。 私はエンジニアの人に、キャリアのロールモデルを5つぐらい提示して選んでもらったらいいんじゃないかと思ってるんです。 たとえば、第一の道として、「この分野に関してはコイツの右に出る奴はいない」みたいなオタクエンジニアになる道。狭く深い知識で生きていくことになるから社内での出世は難しいけれど、ノーベル賞を取るぐらいの勢いで頑張る人なら挑戦していい道だよ、と。 2つめに、そこまで高い技術力はもっていないけれど、トレンドに

    キャリア形成における「5つのロールモデル」メソッド - Chikirinの日記
  • キャリアのVSOP - Chikirinの日記

    誰に聞いたか、何で読んだのか、覚えてないのですが、ずっと昔に聞いて「なるほどその通りかも。おもしろい!」と思ったのが「キャリアのVSOP」という話。 VSOPはブランデーの等級を表す言葉ですが、それにひっかけ、各年代でどうキャリアを積んでいくべきか、アドバイスする話です。 <V:20代はバラエティ> 20代で大事なことは、とにかく多彩な経験を積むこと。 自分が何に向いているか、やってみないとわからない。 あまり頑なに「自分はこれが向いているはず」と思い込み、それ以外のコトは見ない、触れない、みたいな生活をしないこと。 小さい頃から憧れてた職業に就くこと以外なにも試さない人がいるけど、世間をまったく知らない子供の頃の夢に固執しすぎるのもどうかと思う。 それは天職かもしれないが、単なる子供っぽい思い込みかも知れないのだから。 20代にあれこれやってみるのは、決してリスクなんかじゃない。 多彩な

    キャリアのVSOP - Chikirinの日記
  • 自由のありがたみを感じる個人、感じない組織 - Chikirinの日記

    不自由な世界が自由になると混乱します。 ちきりんが知る限り最も混乱してたのは、ソビエト連邦が崩壊した時です。何の自由もなかった国が一気に自由になって、めちゃくちゃになってました。 明治維新の時も、身の周りのあらゆるコトが自由になって混乱しただろうなと思います。それまでは農民に生まれれば農民、武士に生まれれば武士だったのに、突然「好きな職業選んでOK!」とか言われても困るでしょ。「どこに住んでもいい」とか言われても、「どっ、どこに住めば??」って感じよね。 個人でも、親の家に住んでた時期はきちんとした生活だったのに、一人暮らしを始めて自由度100%になったら、突然むちゃくちゃな生活になる人も多いです。自由って怖いのよね。 ★★★ 現代日においても、平成になったあたりから人生のクリティカルポイントが自由になったため、やたらと混乱しています。昔は「誰とでも結婚する時代」だったのに、今は「好きな

    自由のありがたみを感じる個人、感じない組織 - Chikirinの日記
    rytich
    rytich 2011/11/16
    規制と責任
  • ○○になる!  →  ◎◎をやる! - Chikirinの日記

    菅直人さんが余りにも存在感がなく大変そうなので、なんでかなーと考えてみたのだけど、やっぱり一番大きな理由は「総理大臣にはなりたかったけど、なった後にやりたいことは特に(考えて)なかった」という状態で、総理になっちゃったのが厳しかったんだろうなーと思います。 よく言われていることですが、野心に溢れた市民活動家にとって、「総理大臣になるぞ!」というのは、それほど大きなことだったのでしょう。 小泉元総理は、「総理大臣になって、郵政民営化をやりたい!」という気持ちに溢れていたし、 鳩山元総理も、「総理大臣になって、世界を友愛にしたい!」という理想をもっていました。 (話は逸れますが、鳩山兄弟はお金持ちすぎて、2人とも経済とかにはあまり興味がありません。一定レベルを超えたお金持ちって、環境とか、綺麗な心とか、みんな仲良くとか、そういうことにしか関心がもてないもんなのねー、とわかっておもしろかったです

    ○○になる!  →  ◎◎をやる! - Chikirinの日記
    rytich
    rytich 2010/11/17
    ぼくはこれで飲食店を潰しました。(借金は残りました)
  • どんどん稼いでがんがん使おう - Chikirinの日記

    ネット上でよく聞く“嫌儲”という言葉。なんと発音するのかも知りませんが、こういった新語を考え出す人のセンスにはいつも感心します。 これは文字通り“儲けることを嫌う”感情や、そういった思想、性向の人を指す言葉で、特に“ネット上で儲けることを嫌う”ことにその特徴があります。 彼らは、トヨタやソニーが自動車やテレビを売って利益を上げても嫌がらないけど、無料でウェブサービスを提供していた会社がサービスの一部有料化に踏み切ったり、人気のでた個人サイトが広告掲載を始めたりすると、批判したり嫌みを言ったりします。 それは、「自分も貢献したコンテンツなのだから、こっちにも分け前をよこせ」という主張でさえなく、単に「自分とは無関係の誰かが儲けること自体を嫌う」といった態度であり、まさに“嫌儲”です。 私には、ネット上のサービスを無料で利用し、その恩恵を享受してきた人が、広告掲載や一部有料化を批判する理屈はよ

    どんどん稼いでがんがん使おう - Chikirinの日記
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