詫間海軍航空隊の零式水上偵察機=香川県三豊市の市詫間町民俗資料館・考古館愛媛県今治市の山中に、小さな石柱がたたずんでいる。刻まれている文字は「特攻隊員殉職の地」。昭和20年5月19日、神風特別攻撃隊の零式三座水上偵察機(零式水偵)がこの地に墜落し、搭乗していた隊員3人のうち2人が死亡した。平成5年ごろまでは遺族や地元の人たちが訪れていたが、近年はほとんど来る人はいなくなった。今年5月19日、自衛隊OBらが山に分け入り、線香を手向けて2人の冥福を祈った。参加者は「国を守る覚悟は、今も変わってはいけない」と静かに話した。 東大、早大から学徒出陣記念碑に刻まれている特攻隊員は海軍中尉、川橋圭祐さん=当時(22)=と、海軍少尉、箕内澄夫さん=同。記録などによると、川橋さんは神奈川県横須賀市出身で、東京帝国大法学部に入学後、第14期海軍予備学生となった。箕内さんは兵庫県宝塚市出身で、早稲田大専門部法
