台湾・台北で記者会見したマレーシア人ラッパーのネームウィー(左)と、オーストラリア人歌手のキンバリー・チェン(2021年11月15日撮影)。(c)Sam Yeh / AFP 【11月25日 AFP】中国の専制主義的な指導部をちゃかしながら、商業的にも大ヒット──。ポップソング「玻璃心(フラジャイル、Fragile)」は前代未聞と言えることをやってのけ、動画共有サイト「ユーチューブ(YouTube)」での再生回数は3000万回を超えている。 標準中国語で歌われるポップス、いわゆる「マンドポップ」で中国政府について少しでも触れると、それだけでキャリアが終わってしまうこともある。だが、マレーシア人ラッパー、ネームウィー(Namewee)と、オーストラリア人歌手キンバリー・チェン(Kimberley Chen)のコラボソングはそんな流れにあらがった。 中国政府を風刺したラブソングが10月にリリース