ロシアのプーチン大統領が、ウクライナとの停戦協議について初めて口を開き、「条件はまだ整っていない」と述べました。 ■プーチン氏 首脳会談「その時はまだ」 前回のウクライナとの停戦協議後、ロシアは、首都キーウ(キエフ)周辺での軍事活動の縮小を発表しました。 停戦に向け、ロシアが前向きになり始めたとする見方もありましたが、プーチン大統領は、次のように話します。 プーチン大統領:「ウクライナとの停戦条件は、まだ整っていない」 イタリアのドラギ首相は先月31日、プーチン大統領が前日の電話会談で、このように語ったと明らかにしました。 ドラギ首相は、首脳会談の必要性を訴えましたが、プーチン大統領は、「その時はまだ来ていない」と答えたといいます。 ■ロシア 天然ガス代金は“ルーブル”で 停戦協議は、今月1日も開かれる見通しですが、プーチン大統領が慎重な態度を示したことで、交渉の行方には暗雲が漂っています