アンケート結果では、「口だけ表示」「目だけ表示」「アバター表示」は匿名性が高い結果が得られた。だが、話がやや把握しづらい傾向が見られた。 「口だけ表示」に恥ずかしさを感じる参加者が多かった。歯並びや唇が拡大表示されるため、口元のコンプレックスを抱えている場合は抵抗を感じてしまうと考えられる。また口だけの表示は、自分の感情を相手に察知されやすくなるため、恥ずかしく感じてしまう可能性も考えられる。 その一方で、口だけの表示は笑顔が伝わりやすいという利点が確認された。通常よりも微小な口元の変化に気が付きやすいため、相手の笑顔を認知しやすく、結果として場のリラックスした雰囲気を作り出す手助けになっていると考えられる。 口とは反対に、「目だけ表示」は恥ずかしくない参加者が多かった。目元のコンプレックスを持つ人は少なく、目のみでは自身の感情が相手に察知されにくいことなどが考えられる。 Source a