宮内庁は22日、天皇、皇后両陛下の長女で学習院大4年の愛子さま(22)が今春の大学卒業後、4月1日から日本赤十字社(東京都港区)に嘱託職員として勤務されることが内定したと発表した。皇族としての公務と両立できるようフルタイムでは勤務せず、具体的な仕事内容は今後決める。日赤の名誉総裁は歴代の皇后が就任しており、現在は皇后雅子さまが務めている。 宮内庁によると、愛子さまは大学での授業などを通じ、以前から福祉活動全般に関心があった。昨年5月に日赤の活動状況の説明を両陛下と一緒に聞いたり、同10月には日赤本社で関東大震災での活動を伝える展示を見学したりした。そうした中で日赤の役割に理解を深め、活動に携わることで少しでも社会に貢献することができればと考えて勤務を希望したという。