「都民ファーストの会」元事務総長で弁護士の小島敏郎氏が「文藝春秋」5月号に発表した手記をきっかけに、小池百合子・東京都知事の学歴問題が再びクローズアップされています。6月18日には小島氏が東京地検に、小池氏に対する公選法違反(虚偽事項の公表)罪での告発状を提出しました。この問題について人気作家、黒木亮氏がJBpressでレポートした連載記事をもう一度お届けします。(初出:2024年4月15日) ※内容は掲載当時のものです。(JBperss編集部) 「証言」と小池氏・カイロ大学の主張が食い違う理由を解明する (黒木 亮:作家) 小池百合子東京都知事の側近といわれた元都民ファーストの会東京都議団政務調査会事務総長、小島敏郎氏が、「大学を卒業していない小池さんは、(カイロ大学の)声明文を自ら作成し、疑惑を隠蔽しようとしたのです」という衝撃的な告発文を文藝春秋に発表した。小島氏は高い倫理観を求めら