ガートナーが発表した2018年版のハイプ・サイクルにおいても、クラウド・コンピューティングは、改めて実質的な市場浸透が始まる啓蒙活動期に位置付けられ、その利用が当たり前になりつつある。 しかし、クラウドに関してガートナーに寄せられる相談や問い合わせでは、クラウドを利用するに当たっての進め方や議論の内容にいまだに誤解が見られ、企業が混乱している様子がうかがえる。その例として、以下のようなケースをあげている。 ■AWS、Azure、GCPといった本物のクラウドを前提とした場合によく見られるケース 本物のクラウドであっても丸投げしようとし、想定外の見積もり金額を提示される クラウド化することで絶対にコストを削減できると経営者が信じ、クラウドを推進しようとしている 担当者がアカウントを取得するまでに3年かかっている 現場エンジニアが自費で書籍を購入したりトレーニングを受講したりしている サービス部