この大不況で、遠出せず、近所のパチンコ屋に行く人が増えたのかもしれない。パチンコホールが大手を中心に増益傾向で、シンクタンクが「強気」の投資判断をしたというのだ。パチンコ離れが言われて久しいが、「不況に強い」神話はやはり健在だったのか。 パチンコ機メーカー、1割強増益の見通し 「うちは、通年で最高益を出すようになっていますよ。2009年も、今の調子をキープしたいと思っています」 パチンコホール最大手のマルハン(京都市)では、自社の業績をこう話す。 パチンコ人口は近年、娯楽の多様化、出玉規制などから、ピーク時の半分の約1500万人にまで落ち込んでいた。全日本遊技事業協同組合連合会によると、その影響で、「ここ数年間は、全国で毎年1000店ぐらい減ってきた」。 それなのに、2008年末ごろから業界で増益予想が出始めているのだ。大和総研では、12月15日付リポートで、パチンコ・パチスロ業界関連セク