『男は褒められたがり。 注意するより、 出来たことを褒めて持ち上げておけばいい』 と男を転がすのがうまい女性が言っていた。 けれど、 褒めて持ち上げても意味のない男もいる。 クズ太郎はひどかった。 『俺は褒められるだけの人間だ! 俺はけなされたり 注意をされる部分は1つもない!』 と怒鳴りまくっていた。 (まず、その怒鳴るのやめろよ) といつも思っていた。 そして、 (自分を知れ)とも思った。 あれだけ不細工なのに、 どこからくるんだ? あの 『俺はイケメン。 俺を見ると、皆が俺を好きになる』 というあの自信。 クズ太郎を褒めると、 そこで全てが終わる。止まる。 (褒められた=何もしなくて大丈夫) とクズ太郎は思うようだ。 普通の人は、 (褒められた。 もっと頑張って、失望させないようにしないと!) と思うのではないのか? 私は褒められたり 認められるのがすごく苦手だ。 『もっと出来ると思