ぼくは去年から、”境塾”という活動をしています。勉強会であり、勉強会を建前にした飲み会です。このところは”Bar境塾”と銘打って、主にソーシャルテレビをテーマにやっています。先日、4月24日のゲストはアスキー総研の遠藤所長、SPIDERを開発しているPTPの有吉社長、東芝で録画機開発に携わり”録画神”の異名を持つ片岡部長のお三方。「録画サービスはソーシャルへ向かう」と題して、パネルディスカッションを行いました。 SPIDERはご存知の通り全録機です。でも全録はSPIDERの機能のベースに過ぎず、有吉さんがやりたかったのは録画した番組の評価や感想を共有することでした。片岡さんも、REGZAで録画した番組を、その見どころシーンを共有して楽しむアプリの開発に早くから取り組んでこられました。つまり共通するのは、録画した番組の共有です。ソーシャルメディアが普及するずっと前から、番組のソーシャルな楽し
スティーブ・ジョブズが生前残した数々の名言の中でも、僕が特に肝に銘じている言葉だ。 ここ2回にわたり、ソーシャルメディアを活用したマーケティングにおける課題について触れてきた。触れるべき要素は多岐にわたると認識しているが、特に錯誤に陥りがちな「目的」と「手法」についてフォーカスして述べた。 その中身とは、企業であれば商品やサービス、情報領域であればコンテンツ、個人であればそのパーソナリティなどが該当するであろう。 どのようなマーケティング活動を行うにしてもそれは共通原則であり、特にソーシャルメディアを活用する場合はそれがより色濃く作用しやすいと考えている。 なぜならば、ソーシャルメディアの中においては「中身の良し悪しについてごまかしが通じない」という側面が強いからだ。 SNSなどのソーシャルメディアは、個々人が情報を発信し、人と人とのつながりを介してその情報をシェアできるという特性を保有し
Huffington Postで負傷兵のその後を追うブログを投稿する元戦争特派員が、ピューリッツァー賞の国内報道部門を受賞した。 優れた報道に贈られるピューリッツァー賞を、ブログメディアが初めて受賞した。 受賞したのは米AOL傘下のメディアブログサイトのHuffington Postで退役軍人に関するブログを掲載している元戦争特派員のデビッド・ウッド氏(66)。国内報道部門での受賞だ。イラクとアフガニスタンの戦場で負傷した米国軍兵士のその後を追った連載「Beyond The Battlefield」が評価された。 Huffington Postは現編集長のアリアナ・ハフィントン氏が2005年に立ち上げたリベラルなニュースブログサイト。政治、医療、教育、ライフスタイルなど多岐にわたるテーマをハフィントン氏をはじめとする著名ブロガーが扱うほか、バラク・オバマ米大統領や俳優のジョージ・クルーニー
現在、誰でもが簡単に情報やコンテンツを発信できるようになり、モノづくりのハードルは圧倒的に下がった。 映像、音楽、言葉、写真、ダンスetc。何かを表現するという行為は誰でも平等に可能になった。1億総クリエイターと言ってもいい。 その中で今回はソーシャルメディアを使いながらアーティストプロモーションを行なっている事例をもとにソーシャルメディア発から生まれるアーティストの可能性について考えてみたい。 ◆国籍・経歴一切不明シンガー【GILLE】 最近、Yahooニュースにも取り上げられていたアーティストがいる。Youtubeでは240万回の再生を記録したGILLEというアーティストはこの度、ユニバーサルミュージックと契約したと報じている。 彼女は「Let my music be heard to the world」(私の音楽よ、世界に届け!)」というメッセージとともにYoutubeに映像を公開
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先進的なTV機器として非常に強い注目を集めている「SPIDER」が今春、新たな段階へと踏み出そうとしている。これは日本のテレビの未来を考えていく上で、非常に重要な意味をはらんでいる。 SPIDERの持っている意味をひとことで表すのは難しいが、この機器についての同社の公式説明はこうだ。「テレビの番組もCMも検索できる全チャンネル同時録画レコーダー」。野村総研出身の有吉昌康氏が設立したベンチャー企業PTPが、2007年から発売している。昨年春には地デジに対応し、画面インタフェイスやリモコンもまるでアップル製品のような洗練されたものへと一新された。 新しい展開とは何か。それは端的に言えば、テレビのウェブ化であり、構造化である。つまりはテレビ放送がこれまで、ITの潮流の中で取り残されてきた部分を補おうとしているのだ。 具体的にいえば、キー局やローカル局を含めて全国で放送されているすべての番組を、デ
ドイツのベルリンに出かけることがあったら、「ドイツ技術博物館」(Deutsches Technikmuseum Berlin)や、IFAという家電ショーの開かれるメッセの敷地内にある「ラジオ塔」を訪れてみるといい。テレビの歴史が米国から始まったと思われている人が多いと思うが、定期的なテレビ放送を最初にやったのはヒトラーだったのだ。テレビとは何かというのを知る手がかりになるものが見つかると思う。 「いまの若い人はテレビ見ない」ということがよく言われる。アスキー総合研究所にも「若者のテレビ離れに関するデータはないか?」というお話を何度もいただいている。たしかに、アスキー総研のデータでも20代は8.8%が「テレビをまったく見ていない」と答えているし、「5分未満」という人も4.1%いる。20代の約10%は、テレビのない暮らしをしているといってよいだろう(下の図1参照)。 図1 年代別のテレビ接触時
ネットワークDVRを始めとして、米国では盛んに行われつつあるサービスが、日本ではなかなか登場しにくい事情がある。その最大の理由は、サービス習慣が異なっているからである。商慣行と言っても良いかも知れない。 それを全く無視して、米国から名乗りを上げてくるサービスに心酔し、どうして日本では実現しないのかとか、このままでは米国のサービサーが日本に上陸してきたら、日本の事業者は一溜りもなくやられてしまうのではないかと警鐘を鳴らすのが好きな人も多い。 しかし、よくよく考えてみて欲しいのは、日本と米国のサービス習慣、商慣行の大きな違いについてである。それを無視した議論は乱暴でしかない。最近では、Hulu.comやNetflixが典型であり、インターネットとの親和性の高いデバイスについても同じである。しかし、その中身を見れば、日本で既に行われているのと変わらないものもあるし、日本で今から立ち上げても十
今回は、技術が規定する環境(アーキテクチャー)とコンテンツ内容の関係について話したいと思います。 今から約30年ほど前、国内ではじめてソニーからCDプレーヤー1号機が発売され、CDソフトの販売も始まりました。この件には、単に「ステレオ機器と音楽ソフトの流通形態にまつわる話」を超える深い意味合いがあります。技術とコンテンツの関係を考えるうえでの、基本事例として、ぜひ紹介したいと思います。 音楽というものは、それ自体は手にとって触ったりできないものです。それ故、その内容を録音した物理的なパッケージ技術が、それを商品として流通させるために必要とされてきました。しかし、物理的なパッケージや録音形態が変わること、具体的には、「アナログ盤からCDへと変化すること」は、本来的ならば、あくまでミュージシャンと聴き手をつなぐ「流通形態」つまり、音楽を届けるパイプの変化の話にすぎないはずです。 つまりアナログ
「ソーシャルメディアに取り組むか、取り組まないか」というフェーズからいかに「ソーシャルメディアと向き合っていくか」というフェーズに時代は変わりつつある。専門部署の開設や社内運用の仕組み化も進んできた。 twitterやfacebook、Youtubeのアカウント開設ラッシュから徐々にそれぞれのソーシャルメディアでの役割や目的、ユーザとコミュニケーションを取るかが次の課題となっている。 特に音楽業界でいえば、企業レベル、アーティストレベルでソーシャルメディアへの取り組みは見られるが、その多くが実際は「ソーシャルメディアをやっている」だけにすぎない。 今回はファンの「熱度」を熟成することで、ソーシャルメディアマーケティングを発動するタイミングをコントロールすることについて考えてみたい。 ◆クワトログラフでandropを伝える ワーナーミュージック・ジャパン内のレーベル「unBORDE」に所属す
[急落した TechCrunch のページビュー:chart] 技術系ブログのメディアとしての発信力を占うのが Techmeme のランキングだ。 このところそのランキングに大きな変化が見られる。なかでも TechCrunch の急落が著しい。 TechCrunch、トラフィック急落で影響力低下の懸念が | メディア・パブ AOL とのゴタゴタで創設者の Michael Arrington が TechCrunch を去ったのをきっかけに、かつてのメンバー Paul Carr、MG Siegler、Sarah Lacy、Vaughn Brown、Heather Harde、Greg Kumparak、Robin Wauters、Jason Kincaid が次々に離脱していった。それでも足りず、Arrington の後を継いで編集長になった Erick Schonfeld まで辞めさせられ
衰退する音楽産業、ハードへの投資でもう一度ブームを:郷好文の“うふふ”マーケティング(1/3 ページ) 音楽市場が縮小する中、一人勝ちしているAppleのiTunes。しかし、iTunesを通してのみ音楽を聴くというスタイルの広まりは、音楽の楽しみを圧縮させているのではないかと筆者は主張する。 著者プロフィール:郷 好文 マーケティング・リサーチ、新規事業の開発、海外駐在を経て、1999年~2008年までコンサルティングファームにてマネジメント・コンサルタントとして、事業戦略・マーケティング戦略など多数のプロジェクトに参画。2009年9月、株式会社ことばを設立。12月、異能のコンサルティング集団アンサー・コンサルティングLLPの設立とともに参画。コンサルタント・エッセイストの仕事に加えて、クリエイター支援・創作品販売の「utte(うって)」事業、ギャラリー&スペース「アートマルシェ神田」の
March 7, 1956: The Federal Bureau of Investigation lent its crime-fighting know-how to student detectives of the New York police, as law enforcement officials held exercises to teach 64 trainees how to properly shoot tear gas and automatic weapons and apprehend criminals. The exercises took place in “dilapidated buildings used in wartime for training of merchant seaman” on tiny Hoffman Island in t
ちょっと予定を変更して小ネタ。 MSN産経ニュースにて、日本でもSpotify開始間近だと報じられている。これが事実なら喜ばしいところなのだが、その内容を見るに、根拠薄弱と言わざるを得ない。 欧米で大変な話題となっているスウェーデン生まれの音楽配信サービス「Spotify(スポティファイ)」が、遂に日本でのサービス開始をにらみ、先行利用者登録を開始したからです。 【岡田敏一のエンタメよもやま話】1500万曲タダで聴き放題! 北欧生まれの音楽配信サービス「スポティファイ」日本上陸間近(1/5ページ) - MSN産経west この先行受付登録を根拠として、日本でもサービス開始間近か、という報道を目にする。 メジャーレーベルの音楽を無料で聴き放題のストリーミングサービス「Spotify」で、このほど日本のユーザー向けにメールアドレスの登録受け付けが始まった。現在は日本からは利用できないが、日本上
さて第2回は、業界誌というものに見る「メディアの生態系」と「メディアがあることの意味」について考えたいと思います。 インターネットが普及する前は、各趣味のジャンル・業界ごとの専門誌が、メディアの中で、最も多種多様な媒体が共存し、小さな組織が、小さな部数で、小さな業界から広告費を貰いながら、特定少数の読者に情報を届けていた領域でした。つまり、アマゾンのジャングルや、熱帯のラグーンのように豊穣で、「生物多様性」が確保された、「生態系」が存在していたのです。 趣味やレジャーには、それぞれの専門誌があります。例えばゴルフ誌です。ゴルフ誌の中には、発行のたびに中吊り広告を打つような媒体もありますから、専門誌としては最大・最強のジャンルの一つといえます。ゴルフほどまでは行かないものの、例えばサーフィン専門誌も、多数存在します。サーファーが通う千葉の九十九里沿いのコンビニでは雑誌コーナーのかなりのスペー
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