Copyright © 2004-2024 Impress Corporation. An Impress Group Company. All rights reserved.
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IPによるネットワークインフラは、プリンタやファイルサーバなどの設備・情報の共有を実現するだけでなく、Webやメールによる顧客への情報提供とダイレクトコンタクトの実現など、社内外への通信手段としてなくてはならないものになっています。 これまでのネットワークの使用方法は、メールの送受信やデータ転送などの非リアルタイムのデータ通信利用が中心でした。しかし最近ではストリーミング技術の進歩によって、IPテレビ会議やSkypeに代表されるVoIPの普及が進んでいます。ADSLやFTTHにはほぼ標準で050のVoIPはついてきますし、IP-PBXの低価格化により内線電話のVoIP化は急速に進んできています。 メールやWebなどを中心とした蓄積型データ通信であれば、少しの瞬断ぐらいならまだ許容されたのですが、リアルタイムで不具合が判明してしまう音声通信がネットワークに乗ってきたことは、ネットワークが1秒
本連載では今話題のフレームワーク「Ruby on Rails(以下、Rails)」と現在Webアプリケーション開発で主流であるJavaのフレームワーク群を比較していきます。 比較軸については、開発に関する事項(生産性やメンテナンス性など)を中心に解説していきます。第1回の今回はO/Rマッピングを提供するフレームワークについてです。 O/Rマッピングとは、オブジェクトとRDBのテーブルをマッピングすることをいいます。O/Rマッピングフレームワークはオブジェクト指向とRDBの仲介人となることで、アプリケーションの開発生産性を向上させます。 Railsからは同梱の「ActiveRecord」というO/Rマッピングのコンポーネントを取り上げます。対してJavaのO/Rマッピングとしては、もっとも知名度が高いと考えられる「Hibernate」と、Javaの正式仕様として策定された「Java Pers
コストメリットを確保するオープンソース/フリーソフトウェア 近年、IAサーバの価格が非常に安価になり、LinuxやWindowsを用いたシステムが普及しています。IAサーバを採用したシステムでは、ス ケールアウトを行うように設計することでハードウェアのコストメリットが生まれます。しかし管理するサーバ台数が増加してしまうため、管理コストはそれに 反して増加する傾向があります。 システム全体を効率よく管理するためには、まずサーバのハードウェアリソースやネットワーク、OS、アプリケーションなどの状態を適切に把握できる ことが重要になります。そのため、常にシステムの稼働状況のデータを収集・監視する「監視システム」が必要とされています。 大規模システムではシステムを監視するために、大手ソフトウェアベンダーが販売する統合管理ツールを用いたり、データセンターが提供する監視サービ スを利用することが一般的
サーバ仮想化は数年前までエンタープライズサーバでしか実現できなかった機能です。近年、IAサーバを使ったサーバ仮想化が注目を浴びています。テクノロジーの進化により安価なサーバでも仮想化が行えるようになったためです。 テクノロジーの進化によりインフラは整いました。しかしながら、サーバ仮想化に対応できる技術者の数は不足しています。仮想サーバを使うだけならば簡単ですが、いざ構築となると仮想化の考え方を理解している必要があります。 そこでまず今回は、仮想マシンとサーバ仮想化について解説します。 まず仮想マシンとは何でしょうか。仮想マシンとは仮想化技術によって物理的なコンピュータを分割し、その中で独立したOSを持って動作する論理的なコンピュータのことをいいます。簡単にいえば1台のコンピュータで2台以上のOSを動かすことです(図1)。
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