OS、Operating System、基本ソフト--。我々がそう呼ぶものの正体は、大きく変貌を遂げた。米グーグルのルイズ・アンドレ・バロッソ氏とウルス・ヘルツル氏は著書「The Datacenter as a Computer」で、「クラスタレベル・インフラストラクチャ」こそがOSなのだという。もはや単一のコンピュータしか制御しないソフトウエアはOSの名に値しないのかもしれない。 「The Datacenter as a Computer」はグーグルが2009年5月に刊行した書籍で、紙の本として購入できるほか、108ページに及ぶ全文をPDFファイルとしてダウンロードできる(出版元のWebサイト)。著者のバロッソ氏はグーグルの「Distinguished Engineer(最上級エンジニア)」、もう一方の著者であるヘルツル氏の肩書きは「運営上級副社長兼Googleフェロー」といい、グーグル
米調査会社のiSuppliは米国時間2009年7月10日,米Googleが開発中のパソコン向けOS「Google Chrome OS」についてのレポートを発表した。Chrome OSが成功を収めるには一般消費者へのブランド認知度を高められるかどうかがカギになると指摘している。 Chrome OSはLinuxカーネルを基盤とし,当初はネットブックをターゲットとする(関連記事:“Google OS”ついに出現,2010年後半デビュー)。ネットブック向けOSではWindowsが主流であり,Linuxは大きく水を空けられている現状について,iSuppliの主席アナリストであるMatthew Wilkins氏は,「Linuxが技術的に劣っているわけではなく,パソコン市場でのMicrosoftの知名度と張り合えるブランドを持つLinuxがないからだ」と指摘する。 そのうえで同氏は,Googleが成功を
Google OSのうわさが現実になろうとしている。Googleのブラウザである「Google Chrome」がベースになるようだ。 Googleは米国時間7月7日夜、同社ブログで「Google Chrome OS」を発表した。同社によると、2010年後半にはある製造会社のネットブックと呼ばれるローエンド向けPCに搭載される予定だという。どこの製造会社かは明らかにされていない。このオープンソースプロジェクトの内部ではLinuxが稼働するが、アプリケーションはウェブ上で稼働する計画となっている。 製品管理担当バイスプレジデントのSundar Pichai氏とエンジニアリング担当ディレクターであるLinus Upson氏はブログ投稿で、「Google Chrome OSは多くの時間をウェブに費やしている人々に向けて開発されている。そして、小型ネットブックからフルサイズのデスクトップシステムに至
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