予告なしの「ゲリラ街宣」でマイクを握るれいわの山本太郎代表=神戸市中央区のJR元町駅前で2022年4月20日午後6時39分、山口朋辰撮影 議員バッジを自ら返上した男は、どこで勝負するのか。衆院議員を辞職し、夏の参院選で「確実に1議席を取りに行く」とくら替え出馬を表明したれいわ新選組の山本太郎代表(47)。選択肢の一つとして、出身地の兵庫選挙区(改選数3)から立候補する可能性が急浮上している。「ゲリラ街宣で立つところが可能性があるかも」と予告なしで展開中の街頭演説開催地からの出馬をにおわせる。ゴールデンウイーク(GW)はどこに出没するのか、奇襲作戦の行く末は――。 「参院選が終わると(国政)選挙の空白期間ができる。その間に行われるであろう政治の暴走を何としてでも食い止めねばならない」。4月15日の記者会見で、山本氏はくら替えの理由をそう説明した。「永田町の空気を読まず、茶番に付き合わない、ブ