<VTR:モスクワの研究所、日本人とロシア人が議論、ロシア人の研究者> きょうのテーマは、「アミノ酸が開く日ロの可能性」。どんな可能性が見えてくるのでしょうか。ロシア担当の石川一洋解説委員です。 岩渕)アミノ酸と日ロ、変わった取り合わせですね。 岩渕)えー、そうなのですか。 石川)この白い粉、アミノ酸の一つグルタミン酸ソーダーですが、どうぞなめてみてください。 岩渕)ええ、昆布みたいな味がしますね。 石川)この言葉ご存知ですか? 「UMAMI」 岩渕)英語、でももしかして日本語の旨みかしら? 石川)英語では「ウマァーミ」と読みます。うまみ成分の事でその正体は実はアミノ酸なのです。アミノ酸はそれぞれ「味」を持っていて、昆布に含まれるグルタミン酸や鰹節のイノシン酸などは料理の味に欠かせない「うま味」成分であることも分かっています。 アミノ酸が造る「うま味」は今や「UMAMI」として英語