謹賀新年あけましておめでとうございます。1月1日 今年は夫が出勤だったので、朝の6時にごはん。日の出前、外まだ暗い、カーテン引いて灯りつけて、食べはじめてから少しずつ外が明るくなっていった。毎年同じおせちのメニューでも日記を振りかえると毎年少しずつ変わっている。ババが義歯になり、ジジもよく物を喉にひっかからせるようになり、私も消化力が衰えてきた。だんだん、ひとつひとつの品が、小さく、やわらかに、ちょっとずつに。10日前に仕込み熟成させておいた金柑の蜜煮。コアントローをきかせたうす甘いシロップに金柑のほろにがさが浸みている。そのシロップごと食べたくて、シロップをゼリーにし、金柑を丸くくるんで水饅頭のように作ろうとした。けれどうまくゼリーが固まらなかった。アガー(寒天)で固めようとしたのがいけなかったのかもしれない。寒天は酸味の強い果汁では凝固しにくいというのをはじめて知った。来年はゼラチンで
やっと本日、仕事が一段落ついた。 今年はまことに慌ただしかった。 それじゃ、明日からは暇かというと、また新しい仕事を開始するのだ。 それでも正月間近。 ちょっとは年越し気分になろうではないか、ということでお雑煮を毎日作ることにした。 本日は宮城県のもの。 『ごっつぉうさんー伝えたい宮城の郷土食』(みやぎの食を伝える会編著 河北新報出版センター)に「ほや雑煮」というものがのっている。 マボヤを焼き干しにし、これでだしを取り、新春の雑煮にするものだ。 焼き干しにしたホヤって売っているんだろうか? いろいろ、ネットでも探したが見つからない。 それならばと本の通りに作ってみた。 ホヤを二つ割りにして振り塩、炭火で焼き、干すこと10日。 この焼き干しのホヤを半日水につけて、ことこと煮始めてから材料を買い出しに。 宮城県石巻の雑煮は野菜がたっぷり。 この具だくさんで、ホヤの苦みが、なんとも酒浸りの年末
来年も作りたい!ふきのとう料理を満喫した 2024年春の記録 春は自炊が楽しい季節 1年の中で最も自炊が楽しい季節は春だと思う。スーパーの棚にやわらかな色合いの野菜が並ぶと自然とこころが弾む。 中でもときめくのは山菜だ。早いと2月下旬ごろから並び始めるそれは、タラの芽、ふきのとうと続き、桜の頃にはうるい、ウド、こ…
味噌と醤油はどちらも大豆からできている。 だったら、ふつう醤油しか使わないようなものに味噌を使っても、もちろんその逆もおいしいんじゃないか。 (斎藤充博) なにしろ料理本に書いてある じつは、この思いつきは僕オリジナルのものではない。青木敦子さんというフードコーディネーターの『調味料を使うのがおもしろくなる本』に書いてあったことだ。 この本、なかなかおもしろい。調味料の特性やレシピだけじゃなくて、「ココアにコショウをかけるとうまい」「安いアイスにエキストラバージンオイルをかけるとうまい」「料理が失敗してもケチャップをたくさんかければ結構なんとかなる」なんてコネタみたいなこともたくさん書いてある。試してみたら、その通りだった。 そんなステキな本の184ページをそのまま引用しよう。
噴火湾を臨む八雲町から、ぶつ切りにしたニジカジカが入荷してきた。 ちょっと見た目は悪いけど、黄色みを帯びた卵巣が混ざり、カジカのみそ汁の美味を知っているので、惹かれるところ大である。 ニジカジカというのは東北北海道ではもっとも多産する海産カジカで、刺身にしても煮ても、焼いても平凡だ。 が、唯一、みそ汁にすると大変身する。 恐るべき美味となる。 うまいなんてものではない。 「鍋壊し」というのはトゲカジカの別名だが、ニジカジカだって鍋が壊れるくらいにうまい。 1パック350円を買って帰り、さっそく湯引き。 玉ネギやニンジン、ジャガイモの常備野菜とみそ汁に仕立てる。 このみそ汁がおかずとなって、お父さんの寂しい昼ご飯なのである。 卵巣がほろほろと甘く、しまった身の味わいもよし。 レンジで温めたご飯と、みそ汁にはほんの少量、下ろしニンニクを落としてある。 見た目は地味だが、味は豪華絢爛。 空前絶後
ブラン・マンジェ(フランス語: blanc-manger、ブラマンジェとも)は冷菓の一種。 現在の日本では砂糖、洋酒、生クリーム、バニラなどで風味をつけた牛乳を、ゼラチンで固めたレシピが多いが、本来は砕いたアーモンドからアーモンドミルクを抽出して牛乳に香りを付けて作り、肉が入ることもあった。名称は古フランス語で「白い食べ物」という意味の「blanc manger」に由来する。ババロアやパンナコッタと似ているが、多少材料や作り方が違う。 中東で砂糖とアーモンド粉を材料に作られたのが始まりという説があり、7世紀頃にヨーロッパに伝わったとされる。13世紀終わりにフランスで著された『あらゆる肉の調理手順』(Vez ci les enseingnemenz qui enseingment à apareillier toutes manières de viandes) には、鶏のブイヨンを作って米
疲れていると、なんだか簡単でしかもしごくうまいものが作りたくなる。 カツオと納豆を合わせただけというのもそうだ。 こんなもの料理でも何でもない。 たった2、3分で卓上でできる。 いうなればたぶん毎日食べている納豆となんらかわりがない。 用意するのは カツオ、みりん、しょうゆ 納豆、タバスコ、ニンニク、しょうゆ、ネギのみ カツオを適宜に切り。みりんとしょうゆを合わせる。 一息置いてあとは材料を混ぜるだけ。 タバスコが肝心要なのである。 どうでもいいんだけど、非常にうまい。 ご飯にも合うし、酒の肴にも。 カツオの鉄分を感じるような微かな酸味と納豆の旨みと個性が適当に相殺し合うのがまたよし。 ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑、カツオへ
小振りのスルメイカをワタをとらないまま干物にしたものは、越前、北陸、越後など、日本海側で作られているもの。 これが干物としては超弩級にうまい。 焼いて食べる。 そこに大問題があって、「酒を飲み過ぎてしまう」。 それくらいにうまい。 干物として食べてうまいだけかと思ったら、調味料にするともっとうまい。 今回はスパゲッティなんだけど、これ我ながら絶品しごくて、うますぎてどうもすみません! って感じ。 だいたい唐墨のスパゲッティよりも味は上なんだと思うのだけどね。 干した渋みは油で炒めることで消える。 スルメイカの旨みがワタごとどっとくるんだから、息苦しいくらに旨みのボリュームを感じる。 渋みの強い赤ワインに合う。 が、飲み過ぎぬこと。 作り方 1 ニンニクはつぶしておく。鷹の爪は種を除く。丸干しは細かく刻む。 2 スパゲッティをゆではじめ、傍らでオリーブオイル、ニンニク、鷹の爪を入れ、香りがつ
3月になったらがくんと、本アンコウ(キアンコウ)の値段が下がった。 キロ600円などということもある。 しかもまだ、肝が大きい、身に張りもある。 そして輸入ものだろうけどアンキモが安い。 市場でばらして売られていたキアンコウの身の部分に、アンキモを別買い。 みそ仕立てのアンコウ汁を作る。 ようするにみそ味で煮込むだけだから、簡単なのでひとりっきりの昼ご飯のおかずにするわけだ。 昼飯をひとり食べるわびしさが、豪勢なアンコウ汁でちょっとすくわれる気がするから不思議だね。 ここで、実は肝心なものがあって、それが一かけのニンニクなのだ。 熱々の汁にニンニクのすり下ろしを、碗に入れる直前に溶き込む。 これでただでさえ濃厚で旨みが強くて、なぜか甘みもあり、アンキモにあふれかえった豪勢な汁が、より進化したものに変身する。 疲労困憊、頸椎症、目眩、目の出血に苦しむ、孤独で不幸な五十路の一日を、これでしのい
ちょうどハナマサに出掛けようとしたところでネタを思い出した。 専売公社が民営化されたあたりで、いろいろな「塩」が売られるようになった。 天然指向を背景に、いわゆる「天然塩」が増えたわけだ。まぁ塩なんてどうせ原料は何であれ、NaClでしかないんで天然も何もあったもんじゃないんだが、たいていの「天然塩」はNaCl以外の不純物が入っているのが売りだ。まぁたいていは「にがり」なんだけど。 で、この「天然塩」なんだが、料理が下手な人は手を出さない方がいい。 「美味しんぼ」的には賞賛される「天然塩」なんだが、「暮らしの手帖」的には「どーでもいい」ものだということになっている。暮らしの手帖いわく、 足らない成分は他で補えるので、 別に塩に求める必要はない ってことらしい。まぁ、Mgなんてその気で採れば何にでもあるわけで。だから、暮らしの手帖は「専売公社の塩で十分」という結論らしい。つまり、NaCl 10
あけましておめでとうございます。雪がたくさん積もったのでご飯の前に雪かきをすませた。今年は夫の元旦出勤がなかったので、例年より遅めの8時ごはん。毎年6時ごはんに合わせて支度しようとすると、どうしても徹夜になるけれど、今年は2時から4時まで少し眠れた。今年の角煮はこのレシピ。なんたって豚の角煮 (だいわ文庫)作者: 土屋敦出版社/メーカー: 大和書房発売日: 2007/11/09メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 5回Amazon.co.jpで詳細を見る豚の角煮の魅力に取りつかれたひとが角煮を煮続け研究を重ね続けて編み出したレシピ。糖と酒と昆布のバランスが絶妙。豚肉の味が力強く生きていて、見た目はがっしりしているのに、口に入れるとふわりととろける。「角煮というより、イタリア料理のラグーのようだ。」と夫が言った。ラグーよく知らないので分からないが、誉め言葉なのだろうか。毎年和歌山の親戚か
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く