LGBTの権利保障や認知について「日本は欧米に比べて遅れている」と言われることが多い。実際、G7で同性カップルを法的に保障する法律がないのは日本だけだ。 国際社会から日本はどのように見られているのだろうか。「日本は遅れている」という言説で止まらず、LGBTに関して国際社会と比較した際、具体的にどのような法律が整備されていないのか。 東京レインボープライドのPRIDE WEEKに合わせ、5月2日にイベント「世界は日本をどう見てる?まきむぅとともに学ぶLGBT」が開催された。 国連から日本に出されている数々の「勧告」 登壇者は金沢大学の谷口洋幸准教授と、タレント・文筆家の牧村朝子さん。谷口さんから、国連を通じて国際社会から日本に対して出ているさまざまな勧告や、その背景にあるシステム、そして根本となる「人権」という考え方について解説があった。 日本は国連のさまざまな委員会や人権理事会からLGBT
メキシコの南東の山の中から。 副司令官 マルコス 1994 年5月 マルコスは、サンフランシスコのゲイである。 そして、南アフリカの黒人であり、 ヨーロッパのアジア人であり、 スペインの無政府主義者、 イスラエルのパレスチナ人、 観光地の先住民である。 貧民街の暴力団員、 由緒正しい大学のロックミュージシャン、 ドイツのユダヤ人、 国防省の中の人権擁護者、 政治的な政党の中のフェミニスト、 冷戦後の共産主義者、 ボスニアの平和主義者、 ギャラリーも地位もない芸術家、 メキシコのあらゆる都市や場所に暮らす、土曜日の夜を過ごす家庭の主婦、 20世紀の終わりにおけるメキシコのゲリラ、 御用組合の中でストライキをする者、 フェミニズム運動の中のセクシスト、 午後10時に地下鉄の駅に1人でいる女性、 土地のない農民、 地下出版社の編集者、 失業した労働者、 オフィスのない医者、 流行にはずれた学生、
内閣府が少子化対策として進める「結婚応援全国フォーラム」の写真を見て、結婚といいつつ、おじさんばかりで結婚する当事者がいない違和感をツイッターに書き込んだところ、「相変わらずおっさんだらけ」や「写真のみならず資料もクラクラするのがてんこ盛りだった件」などと政府の婚活事業が役所や企業の人たちで進められていることへの疑問などが多く表明されました。ツイッターでは、福井県が事業として行なっている結婚や出会いの相談を受けるボランティアの「縁結びさん」から「誰か独身の女の人はおらんか?」と聞かれ、仕方なく友人を紹介したところ、その友人は縁結びさんから会うなりため口で「選りごのみするな。自分の歳を考えろ。女は結婚さえすればいい」と説教され、結果的に友人を失うことになってしまったという悲劇も語られていました。 結婚応援フォーラムで紹介されている事例には、銀行に「婚活デスク」を置き専従担当者を配置する、結婚
Tea time in Tokyo: Liberian President Ellen Johnson Sirleaf (left) joins Prime Minister Shinzo Abe and his wife, Akie, at a tea ceremony in Tokyo. Seated next to them are Vietnam's deputy chairwoman of the national assembly, Nguyen Thi Kim Ngan (second from right), and U.S. Ambassador Caroline Kennedy. | AFP-JIJI At the World Assembly for Women held in Tokyo last week, the Nobel Peace Prize-winnin
6月下旬のロンドン・ゲイ・プライドのパレードに右翼政党UKIPが参加することが決まった。が、そのことがメディアに取り上げられてLGBTコミュニティー内で大きな物議を呼び、パレードの運営側がUKIPの参加申請を却下する決断に踏み切った。 ロンドン・プライド運営委員会は、この決断は政治的なものではなく、あくまでも参加者の安全を保証するためだと発表している。 「我々の目的は共同体をユナイトすることであり、分断することではありません。我々はこのインクルーシヴなイベントを共同体全体のために行っているので、どんな団体であれ参加を断るという決断は容易に下せるものではありません。ですが今年は、UKIPに参加を見合わせていただくという結論に達しました」 「この決断は、参加者たちの安全を守り、イベントが適切なスピリットの中で無事に終了するよう話し合って下されたもので、政治的バイアスによるものではありません。我
日本軍性奴隷制に関するクマラスワミ報告書(E/CN.4/1996/53/Add.1)が吉田清治証言を引用していることをとらえて、日本政府が、クマラスワミ報告書は誤りであるとし、「強制連行はなかった。慰安婦は性奴隷でなかった」と強弁している。メディアでも同様の主張をする例が多い。しかし、クマラスワミ報告書を読まずに勝手な主張をしている疑いがある。インドネシアの事例で強制連行が確認されているし、そもそも「誘拐罪」の有罪判決も出ているので強制連行に間違いない。 以下では、性奴隷制とは何かという点に絞って解説しておく。ラディカ・クマラスワミ『女性に対する暴力』(明石書店、2000年)参照(以下の引用ページ数は本書より)。
日本軍性奴隷制(慰安婦問題)に関するラディカ・クマラスワミ「女性に対する暴力特別報告書」(1996年4月の国連人権委員会において全会一致で採択)について議論が続いている。 このところヘイト・スピーチ問題で多忙なため、この件についてあまり発言できなかったが、NGOの一員として国連人権委員会でのロビー活動に加わり、クマラスワミ報告書が会場を揺るがす盛大な拍手で採択された現場に立ち会い、その後、報告書を翻訳出版した責任者として、いくつかの事実を紹介しておきたい。 *ラディカ・クマラスワミ『女性に対する暴力』(明石書店、2000年)(ただし、日本軍性奴隷制に関する部分は、日本の戦争責任資料センター訳と日弁連訳が出ていたので、了解を得て、それを基に若干補正したものを収録した) 昨日、岸田外相が衆議院で、クマラスワミ報告書に対する日本政府反論書の公開を検討すると述べたと言う。朝日新聞11月16日付4面
昨日(10/12)、「反貧困全国集会2014 ~生きぬくために つながろう!~」が開催されました。その中で行われたシンポジウムでの女子高生サポートセンターColabo代表・仁藤夢乃さんの指摘にはとりわけいろいろ考えさせられました。 JKリフレやJKお散歩、最近ではJKカフェやJK占い、JKカウンセリング、JK撮影会など、さまざまな形態のJKビジネスが展開され、少女たちが性暴力にさらされるなか、少女たちへの支援に取り組んでいる仁藤夢乃さんの活動は先月放送されたNHKクローズアップ現代「広がる少女売春~“JKビジネス”の闇~」などで知ってはいたのですが、あらためて衝撃を受けました。 性被害者の半数近くが10代の少女日本における子どもの貧困は6人に1人。10代の自殺者数は587人で1日1.6人が自殺。10代の望まない妊娠・中絶は1日57件。親の虐待やネグレクト、アルコール中毒などによる被害によっ
ノルウェーの一組の結婚式が、市民の逆鱗に触れ、その衝撃のニュースは世界中へ広まることとなりました。花嫁は、なんと12才のテアちゃん。花婿は37歳の男性ゲイル。まだ小学生のテアちゃんはお母さんに言いくるめられ、無理矢理結婚させられることになったのです。これはノルウェーを舞台にした児童婚のお話です。 事の発端は9月12日に立ち上がった「テアのウェディングブログ」(ノルウェー語)。「あなたは結婚するのよ」とお母さんに突如言われ、お父さんの年代に近い年上の男性と籍を入れることになりました。結婚式の準備が進む中、テアちゃんは毎日の様子をブログにつづります。指輪やウェディングドレスを買ってもらい、最初はうきうきしていましたが、ブログからは彼女の戸惑いも少しずつ伝わってきます。 (テアちゃんのノルウェー語のブログから一部抜粋) 9月13日 はじめまして、わたしはテア!12才です。一ヶ月後に結婚します。こ
中央アジアのキルギスで、仲間を連れた若い男が嫌がる女性を自宅に連れていき、一族総出で説得し、無理やり結婚させる――キルギス語で「アラ・カチュー」と呼ばれる「誘拐結婚」。この驚きの「慣習」では、誘拐され、結婚を受け入れる女性もいれば、拒む女性、受け入れたものの離婚する女性もいて、それぞれに「物語」がある。フォトジャーナリストの林典子さんは、2012年7月から5カ月間、キルギスにて誘拐結婚の実態を取材・撮影。さらに約1年半後、彼女たちを追跡して1冊の写真集『キルギスの誘拐結婚』にまとめた。そこで今回、取材で出会った女性たちの中から、特に林さんの印象に残った4人の女性の「物語」を前後編に分けて紹介する。
Have you seen the Russian Interior Ministry police choir performing Daft Punk's hit Get Lucky? It's a group of men singing a disco song so it's really gay. Vladimir Putin likes to pose for photographs with his top off and he once said he liked Elton John, the big gay. The opening ceremony for the Sochi winter Olympics featured We Will Rock You by Queen, which is really gay because it's Freddie Mer
自民党の法務部会が開かれ、いわゆる「婚外子」の遺産相続を「嫡出子」と同等にする民法の改正案を巡って、家族制度に関する委員会を党内に設けるなどとした案が示されましたが、出席者から異論が出されて、29日も了承されませんでした。 自民党の法務部会は、結婚していない両親の子ども、いわゆる「婚外子」の遺産相続を「嫡出子」と同等にする民法の改正案を先週から審査していますが、「伝統的な家族制度を崩壊させる」などと慎重な意見が相次いでいます。 このため法務部会の大塚部会長は29日の会合で、家族制度を維持する方策を議論するため、党内に「家族を取り戻す特命委員会」を新たに設置するほか、法務省内にも相続制度の問題点を検証するワーキングチームを立ち上げることなどを提案し、改正案の了承に理解を求めました。 これに対し出席者からは評価する声が出た一方、「結婚している夫や妻の権利を保障する方策もなければ納得できない」と
Pythonコミュニティーの年次カンファレンスPyconのある講演中にある聴講者が友人に“セクハラ”的な冗談を言ったことが思わぬ結果を招いた。この聴講者が会社を解雇されただけでなく、この冗談について抗議した女性開発者もまた会社を解雇された。 事の始まりは、3月17日の講演会場で、米SendGridの開発者であるアドリア・リチャーズ氏が、斜め後ろに座っている開発者らが交わした冗談がセクハラだと感じたことだった。不快に感じた同氏は、面と向かって注意するのではなく、彼らの写真付きで「レポのフォーキングやドングルについて下品なことを言うのはクールじゃない」というツイートを投稿した。リチャーズ氏は自身のブログで事の顛末を詳細に説明している。 この投稿を見たPyconの主催者がすぐにリチャーズ氏に対応し、参加者ガイドラインに反したとして発言者に注意した。この発言者はすぐに非を認め、謝罪したという。 と
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