ブックマーク / mess-y.com (51)

  • おまたぢからに月経アドバイザー、経血コントロール推しによる謎布教の数々 - messy|メッシー

    これぞという証拠がないにもかかわらず、すっかり〈昔の女性はできていた〉ことになっている経血コントロールの概要は、前回の記事でお伝えしたとおりです。今回は、それが世の中ではどうなっているのか? を楽しくウォッチングしていきましょう。 まずテレビでは、昨年NHKの『あさイチ』でかなり肯定的に紹介されていた模様。これに対するネット上の反響を見てみると、報道を喜んでいるのは一部の推進派で、多くの人はわたしと同様「生理が軽くなるというエビデンスは?」「じゃあなぜ紙ナプキンが進化したの?」という疑問を持つ人が少なくありませんでした。さらに鋭いご意見では「病気で月経血が子宮内なり腟内にたまり続けると普通はお腹が痛くなるもの。なのにどうして経血を体内にキープする=生理痛が軽くなると言えるのか謎」「女に芸をさせる女が多いよね」というものも。 しかしそんな冷静な視線がある一方で、巷には〈経血コントロール布教〉

    おまたぢからに月経アドバイザー、経血コントロール推しによる謎布教の数々 - messy|メッシー
  • 婦人科系トンデモの代表格「経血コントロール信仰」は、アレと似ている!? - messy|メッシー

    〈昔の女性はできていた〉と巷でうたわれている、女性特有の機能があります。それが、〈経血コントロール〉。 生理のときに流れ出る〈経血〉は、紙ナプキンかタンポンなどに吸収させるのが一般的です。ところがそれを、たれ流し状態の〈おもらし〉と呼び、〈来は骨盤底筋の力で尿のように排泄をコントロールできていた=経血コントロールができるハズ〉というのです。平たく言うとおしっこのように体内に一定時間ためておき、トイレでジャーッと経血を出すのが当たり前であるとのこと。 実はこれまでに紹介した布ナプキンもジェムリンガも、〈経血コントロール〉に役立つとうたわれているアイテム! ネットをざっと検索してみると、子宮や卵巣の声に耳を傾け(なんじゃそりゃ)、女性の体の神秘を日々実感したいという人たちが、経血コントロールを推しているようです。そして皆、口をそろえて言う決まり文句が「昔の女性は、できていたんです」。 ま、マ

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  • インターネットで性を語ることは、ヘイトスピーチと同列の反公序良俗行為でしょうか? - messy|メッシー

    2017.12.21 インターネットで性を語ることは、ヘイトスピーチと同列の反公序良俗行為でしょうか? 12月20日、東洋経済ONLINEに「大企業さえ知らない『自動ネット広告』の死角 『トンデモサイト』への掲載はブランド毀損だ」という記事が掲載されていた。なぜ公序良俗に反するサイトに日を代表する大手企業の広告が多数掲載されているのか、という問題意識のもとで、広告価値毀損測定の世界最大手である米インテグラル・アド・サイエンスの協力を借り、「ブランド価値を損ないうる問題サイトに、どのような企業の広告が掲載されているのかを調べ」たというものだ。 記事では「ブランド毀損リスクが、同社(米インテグラル・アド・サイエンス)の定める中レベル以上と分類されているサイト」のうち、知名度やPVなどの点で代表的といえるサイトとして、以下の4つが取り上げられていた。 *** ① ブライトバート・ニュース・ネッ

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  • 日本は巨大な男子校!? なぜ“ヘテロ男性”だけが正常とされているのか - messy|メッシー

    ▼前編:社会を“男の絆”で占有する強固なロジック 「ホモソーシャル」の正体とは? 男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。3人目の先生としてお招きしたのは、男同士の連帯をめぐる問題を歴史的に研究した『男の絆─明治の学生からボーイズ・ラブまで』(筑摩書房)の著者である前川直哉さんです。 踏まれている足より、踏んでいる足のことを考えたかった 清田代表(以下、清田) 前川先生は著書『男の絆』で、日のホモソーシャルがどのように出来上がっていったのかについて、明治時代にまでさかのぼりながら歴史的に検証されていました。 前川直哉(以下、前川) 前編で述べたように、ホモソーシャルというのはアメリカのジェンダー研究者イヴ・セジウィックによって概念化された言葉です。ただし、これはあくまでアメリカやイギリスが研究対象であり

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  • 社会を“男の絆”で占有する強固なロジック 「ホモソーシャル」の正体とは? - wezzy|ウェジー

    男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男子の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。3人目の先生としてお招きしたのは、男同士の連帯をめぐる問題を歴史的に研究した『男の絆─明治の学生からボーイズ・ラブまで』(筑摩書房)の著者である前川直哉さんです。 女性蔑視と同性愛嫌悪を基盤にした「ホモソーシャル」とは清田代表(以下、清田) 今回のテーマは「ホモソーシャル」です。これは“男の絆”や“男同士の連帯”を意味する言葉ですが、知ってる人にとっては当たり前すぎるけど、知らない人はまったく知らない……という類の言葉ではないかと思います。 前川直哉(以下、前川) そうですね。一般的に、男同士の絆にはポジティブな意味が付与されています。強い友情で結ばれ、互いに切磋琢磨し合い、たとえケンカをしても後腐れなくさっぱりしている。そういうイメージで語られることが多く、男の友

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  • さよなら、マギー~「内なる抑圧」の誘惑には、名前を付けて抵抗しよう - wezzy|ウェジー

    「家庭の天使」のまぼろしもし書評をしようとするなら、ある幻と戦わなければならないことが分かりました。その幻は女性ですが、私は彼女をよく知るようになると、有名な詩のヒロインにちなんで家庭の天使と名づけました。彼女は、私が書評を書いているとき、私と原稿用紙の間によく介入してきました。私を悩ませ、私の時間を無駄にし、とても私を苦しめましたので、とうとう彼女を殺してしまいました。(ヴァージニア・ウルフ「女性にとっての職業」、『女性にとっての職業』出淵敬子、川静子訳、みすず書房、1994、p. 3。) これは20世紀前半に活躍した著名な英国の作家、ヴァージニア・ウルフが1931年に行ったスピーチの一部です。ここで出てくる「家庭の天使」というのはコヴェントリー・パットモアが19世紀半ばに発表した詩で、家庭内でや母の役割を果たす女性を褒め称えた作品です。ウルフによると、男性が書いたを批評しようとし

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    saebou
    saebou 2017/06/10
    今回の連載ではマーガレット・サッチャーのことを書きました。
  • 女はなぜ悪い男にばかり引っかかるのか?~『西の国のプレイボーイ』に見る良い男、悪い男 - wezzy|ウェジー

    2017.05.10 女はなぜ悪い男にばかり引っかかるのか?~『西の国のプレイボーイ』に見る良い男、悪い男 「女性は善良な男なんかに興味ないんだ!」と善良な男性たちは、話を聞いてくれる善良な女性にむかって、ビールをあおりながらわめく。(中略)でも、そういう男性たちをよく知ってみると、じつは、自分で思っているほど善良な人間ではないことが多いのだ。(カレン・ジョイ・ファウラー『ジェーン・オースティンの読書会』中野康司訳、ちくま文庫、2013年、94ページ) 女性はなぜ善良な男性を差し置いてワルばかり好きになるんだ? というのはしばしば男性の口から聞こえてくる疑問です。この疑問に対する答えとしては、上に引用した一節が最短にして最適の答え……かと思います。そもそも自分を善良だと思う時点で若干、うぬぼれのにおいがしますから、悪いとまではいかなくても感じは良くないですね。この疑問は女性には男性を見る判

    女はなぜ悪い男にばかり引っかかるのか?~『西の国のプレイボーイ』に見る良い男、悪い男 - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2017/05/10
    今回の連載はアイルランドの有名なお芝居『西の国のプレイボーイ』を取り上げました。アイルランドの田舎の女たちは、なぜ父親を殺してきたというよそ者クリスティに夢中になってしまうのでしょうか?
  • 【第4回】トランス男子のフェミな日常 「性別欄をどうしたらよいのか」 - wezzy|ウェジー

    先日ツイッター上で、「男・女・LGBT」という性別欄がもうけられている問診票の画像が話題になった。そのときは何かの冗談くらいに思っていたのだけれど、数日後に、今度は講演依頼をされた先からまったく同じ性別欄をもうける案が送られて来たので、ちょっとびっくりした。 おそらく、この性別欄を考案した人は「人間の性別は男と女の2種類だけではない」ことには気が付いたものの“第三のメニュー”をどのように用意したらよいのか分からなかったのだろう。ここで突如あらわれた新たな選択肢“・LGBT”の中には、自分自身を女や男だと認識している人たちがたくさんいる。ゲイやレズビアンはそれぞれ男や女に丸をすれば済むし、トランスジェンダーだって自分をどちらかの性別で自認している場合もある。むやみに「どちらでもない」といった選択肢をオススメされても困る。「男女どちらでもない」というのは、あくまでもそのように自称・自認している

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  • 知識を手にすれば、他者を傷つけずにすむ。『LGBTを読みとく』著者・森山至貴氏インタビュー - wezzy|ウェジー

    2017.04.11 知識を手にすれば、他者を傷つけずにすむ。『LGBTを読みとく』著者・森山至貴氏インタビュー こんにちは。今回はいつもと少し趣向を変えて、連載初のインタビュー記事を掲載したいと思います。先月出たばかりのちくま新書『LGBTを読みとく』を題材に、著者で私の大学院時代からの友人である早稲田大学文学学術院専任講師の森山至貴さんにインタビューをしました。主に私と、連載担当編集者が森山さんに質問をし、答えていただく形になっています。書は非常にわかりやすい入門書なのでとくに解説がなくても読めると思いますが、著者にじっくりお話を聞ける機会はなかなかないので、既に読んだ方も、まだ読んでいない方も、どうぞご覧下さい。フィクションではないので、ネタバレはありません。 『LGBTを読みとく』を読みとく北村 学生にいきなりクィア・スタディーズの話をしてもわかってもらえないことがほとんどで

    知識を手にすれば、他者を傷つけずにすむ。『LGBTを読みとく』著者・森山至貴氏インタビュー - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2017/04/11
    今回の連載は『LGBTを読みとく』著者である森山至貴さん @sankaku_queer にインタビューし、本のことを伺いました。思わぬところで @r_shineha さんの科学コミュニケーションの話も登場します。
  • アカデミー賞受賞作品『ムーンライト』は「LGBT映画」か? 人種、セクシュアリティ、男らしさ、貧困…複雑な背景をめぐる一人の人間の成長譚 - wezzy|ウェジー

    2017.03.31 アカデミー賞受賞作品『ムーンライト』は「LGBT映画」か? 人種、セクシュアリティ、男らしさ、貧困…複雑な背景をめぐる一人の人間の成長譚 アメリカ・マイアミ州のリバティシティを舞台にした『ムーンライト』は、一人の少年の成長を追った三部構成の物語で、一見すると退屈と感じる人たちもいるかもしれない。しかし、主人公を構成する、セクシュアリティ(性的志向)、ジェンダー(社会上の性的表象やアイデンティティ)だけでなく、貧困、生育環境、人種といった要素に注意しながら観賞すると、さまざまな差別の内側に入り込み、この物語のロマンティックな核を味わうことができる。 作は地味だけれど、ひるがえって、わざとらしい悲劇や喜劇に仕立て上げていない証左であり、つまり、わかりやすいキャラクタードラマ化を回避していると言える。一面的ではないということであり、作中の登場人物はいずれも実際、マイアミの

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  • 『この世界の片隅に』と凶器としての「普通」 - messy|メッシー

    私がこうの史代原作のアニメ映画『この世界の片隅に』を見たのは最近のことです。単に出遅れていました。でも、作が上映され始めたとき、少し衝撃を受けたことはよく覚えています。「祖母と見に行った」「祖母のことを思い出した」というつぶやきがSNSやブログにあふれたのです(注1)。 (注1:例えばこのまとめにある記事など。http://momomomo1232.hatenablog.com/entry/2016/11/30/010619) その時は素直に、これはすごい作品なのかもしれないと思いました。ですが、なぜこんなにも、北條すず(旧姓浦野)というヒロインを自らの祖母や母に重ねる人が多いのか、と奇妙な感じも残りました。 仕事で予定が合わず、1月の末にようやく映画を見に行きました。そして漫画原作も購入して読みました。以下では基的に映画版についての感想を中心に書きますが、必要に応じて適宜漫画版につい

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  • アメ車、男たちの絆、この惑星最後の美しき自由な魂~『バニシング・ポイント』 - wezzy|ウェジー

    チャレンジャーはサツの車に追われながら進んでいく。悪徳交通警察隊が、我らが孤独なドライバーの後をつけてくる。最後のアメリカンヒーロー、電気のケンタウルス、半神、黄金の西部を行くスーパードライバーだ。いやらしい2台のナチの車が美しい孤独なドライバーに迫る。ソウルモビールに乗った我らがソウルヒーローにサツどもがどんどん、どんどん、どんどん近づく。そうさ、ベイビー! ヤツらは打ちかかる。ヤツらはつかまえる。ヤツらはこの惑星最後の美しき自由な魂をとっ捕まえ、ブチ壊し、レイプするんだ。(『バニシング・ポイント』よりスーパー・ソウルの台詞) これは1971年のリチャード・サラフィアン監督による映画『バニシング・ポイント』(Vanishing Point)の中で、盲目のアフリカ系DJ、スーパー・ソウル(クリーヴォン・リトル)が主人公コワルスキー(バリー・ニューマン)を描写する台詞です。主人公は白の197

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    saebou 2017/03/10
    これ、会ったこともない2人の男が通じ合うという展開で凄く腐女子好みの映画なんですが、男性同士の「純粋な」精神的結びつきがセックスを伴う同性愛に対する露骨な差別とセットで出てくるんですよね。
  • 『バッド・フェミニスト』に続け!まだまだこんなにある未邦訳フェミニズム本 - wezzy|ウェジー

    2014年にアメリカで刊行され、話題になったロクサーヌ・ゲイの『バッド・フェミニスト』(Bad Feminist)が、少し前に日でも刊行されました(野中モモ訳、亜紀書房)。昨年10月にはテレビドラマ『GIRLS』のクリエイターであるレナ・ダナムが2014年に出したエッセイ集『ありがちな女じゃない』(Not That Kind of Girl、山崎まどか訳、河出書房新社、2016)も出ており、フェミニズムの話題作がどんどん日語に翻訳されているようで、嬉しいかぎりです。 しかしながら英語圏のフェミニズムで、話題になったものの日語に訳されていないものはいくつもあります。この機にどんどんフェミニズムに関するが翻訳されればいいな……というわけで、今回はいくつかオススメのを紹介しようと思います。こういうところでとりあげられることで少しでも注目されて、翻訳が出ればいいのですが。 ローラ・ベ

    『バッド・フェミニスト』に続け!まだまだこんなにある未邦訳フェミニズム本 - wezzy|ウェジー
    saebou
    saebou 2017/02/10
    『バッド・フェミニスト』が翻訳されたので、未翻訳の英語フェミニズム関連本を三冊紹介しました。ピンクのサリーで活動するインドの草の根フェミ団体のルポは凄い面白いので日本で漫画とかにしたらいいと思います。
  • 女性を殴り、腹を切り裂くドラマを「ポリコレ棒」でぶん殴らない理由『ウエストワールド』 - wezzy|ウェジー

    2017.01.23 女性を殴り、腹を切り裂くドラマを「ポリコレ棒」でぶん殴らない理由『ウエストワールド』 昨年トランプが大統領選で勝利をおさめたのを契機に「ポリコレ疲れ」という言葉が日でも口にされるようになった。排他的、差別的表現批判に反発する物言いが目立つようになり、自分の好む創作物が女性や子供、マイノリティの権利を侵害していると批判される煩わしさを「ポリコレ棒でぶん殴られる」という言葉で表現する人が現れ始めた。どうやら彼らは自分たちこそが“被害者”であると認識しているようだ。少女を性的オブジェのように扱う表現をしても、それは架空のキャラクターに対して行われるものでそもそも「被害者はいない」、果ては「実際にある現実を描いているだけだ」と彼らは主張する。そんな人たちを見ていると私は現在アメリカHBOで制作・放送され大絶賛されているドラマ『ウエストワールド』をいやおうなく連想するのだ。

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  • 若いだけが女優じゃない!おばあちゃんが大活躍する海外映画・ドラマの世界 - wezzy|ウェジー

    左上から時計回りで『クロワッサンで朝を』『バチカンで逢いましょう』『ゲーム・オブ・スローンズ』『ダウントン・アビー』公式サイトより 最近出たばかりのナイトウミノワ『いとしのおじいちゃん映画-12人の萌える老俳優たち』(立東舎、2016)を既に読んだ方はいらっしゃるでしょうか。イアン・マッケランやクリストファー・ウォーケンなど、還暦後も活躍するおじいちゃん俳優の魅力を軽妙に描写したエッセイ集です。これを読んで、おじいちゃんが出てくる映画をもっと見たいと思った方もいらっしゃるかと思います。 おじいちゃんがいるなら世の中にはもちろんおばあちゃんがいます。性別を問わず、良い役者は年齢を重ねると演技に味わいが出るもので、おばあちゃんの名優もたくさんいます。今回の記事はお正月ということもあり、長寿と繁栄を祈っておばあちゃんが登場する海外映画やドラマを紹介したいと思います。 おばあちゃんの受難 悲し

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    saebou
    saebou 2017/01/10
    今回の連載です。『ゲーム・オブ・スローンズ』と『ダウントン・アビー』を中心に、海外の映画やドラマに出てくるおばあちゃんのキャラクターについて紹介記事を書きました。メリル・ストリープも登場します。
  • プリンセス幻想をぶっ壊す! 世界を変えるマイノリティを描く『ゲーム・オブ・スローンズ』 - wezzy|ウェジー

    2016.05.13 プリンセス幻想をぶっ壊す! 世界を変えるマイノリティを描く『ゲーム・オブ・スローンズ』 『gleeが私たちに教えてくれたこと』には多くの反響を頂いた。その中で最も嬉しかったのが「今までgleeを見たことがなかったけど見たくなった」という感想だった。その一方で、「何も考えず、誰かに守られて生きていきたいって女の子だっているでしょう、それが差別?」「勉強ができない女の子は死ねというのか」といった感想も見られた。『glee』におけるクィンの波乱万丈な出来事の数々は女性の人生における苦難を濃縮したものであり、「自分の頭で考えず、誰かに頼って生きて」いけるなんて人はこの世にはいない、だから自分の意志で人生を切り開けというメッセージが示されていることを残念ながら理解していただけなかったようだ。 そう、誰もが人生においては自分の置かれた境遇や巡りくる運命と闘わなければならない。ただ

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  • シェイクスピア劇の魅惑のヒロイン、無限に変化する女王クレオパトラ - wezzy|ウェジー

    私が信用するのは私の決意とこの手だけ[。] (ウィリアム・シェイクスピア『アントニーとクレオパトラ』、小田島雄志訳、白水社、2001、第4幕第15場51行目) 前回は「読書会に理屈っぽい男は邪魔? 女性の連帯を強める読書会の歴史を探る」で性格批評、あるいはキャラクター批評と呼ばれている手法をご紹介しました。今回はウィリアム・シェイクスピア没後400周年記念の年である2016年最後の連載ですし、私が最も気に行っているシェイクスピアのキャラクターについて書いてみたいと思います。『アントニーとクレオパトラ』(Antony and Cleopatra)のヒロインである古代エジプトの女王、クレオパトラです。 異色のヒロイン 『アントニーとクレオパトラ』は、エジプト女王クレオパトラとローマの三頭政治の一角であるマーク・アントニー(これは英語式で、ラテン語表記ではマルクス・アントニウス)の恋と政治的駆け

    シェイクスピア劇の魅惑のヒロイン、無限に変化する女王クレオパトラ - wezzy|ウェジー
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    saebou 2016/12/10
    卒論からずっとやってきた『アントニーとクレオパトラ』についての文章です。
  • 国家プロジェクトと化した「婚活」 莫大な税金投入は誰のため? - wezzy|ウェジー

    内閣府が少子化対策として進める「結婚応援全国フォーラム」の写真を見て、結婚といいつつ、おじさんばかりで結婚する当事者がいない違和感をツイッターに書き込んだところ、「相変わらずおっさんだらけ」や「写真のみならず資料もクラクラするのがてんこ盛りだった件」などと政府の婚活事業が役所や企業の人たちで進められていることへの疑問などが多く表明されました。ツイッターでは、福井県が事業として行なっている結婚や出会いの相談を受けるボランティアの「縁結びさん」から「誰か独身の女の人はおらんか?」と聞かれ、仕方なく友人を紹介したところ、その友人は縁結びさんから会うなりため口で「選りごのみするな。自分の歳を考えろ。女は結婚さえすればいい」と説教され、結果的に友人を失うことになってしまったという悲劇も語られていました。 結婚応援フォーラムで紹介されている事例には、銀行に「婚活デスク」を置き専従担当者を配置する、結婚

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  • 読書会に理屈っぽい男は邪魔? 女性の連帯を強める読書会の歴史を探る - wezzy|ウェジー

    今回のテーマは読書会です。皆さんは読書会に参加されたことはおありですか? 私は研究者なのでを読む会合にはよく行きますが、全く出たことがないという方もいらっしゃると思います。3月にmessyに掲載された福島淳による記事「エマ・ワトソンのフェミニスト・ブッククラブへようこそ! 広がりを見せるフェミニズムを語る熱い波」では、スターのエマ・ワトソンが読書サイト「Goodreads」でフェミニズム関係のを推薦し、皆で意見交換するオンラインブッククラブが紹介されていました。今、英語圏ではこのように女性が女性向けにをすすめたり、特定のを皆で読んで議論したりする読書会が人気です。読書会と女性について、アメリカを中心に少し歴史を絡めながら紹介をしていきたいと思います。 女だけのクラブ「男性は読書会なんてしないわ」 上の文句はカレン・ジョイ・ファウラー『ジェイン・オースティンの読書会』で、登場人物のひ

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    saebou 2016/11/10
    英語圏の読書会文化について簡単な解説を書きました。これについては最近、けっこう面白い本がいろいろ出ています。
  • 映画『怒り』に描かれた「怒り」の正体は一体何だったのか。 - wezzy|ウェジー

    過去にも『悪人』でタッグを組んでいる、吉田修一原作・李相日監督による映画『怒り』は、見終わったあとにずしりとくる作品でした。 登場人物の機微が丁寧に描かれている物語は、ある夫婦が惨殺されたところから始まります。その現場には、「怒」という血文字が残されていました。それからしばらくして、犯人は山神一也という人物だとわかりますが、山神は整形をして逃走していました。警察は現在の山神の姿を予想した写真をテレビ番組で公開し、情報を募ります。そんなとき、千葉の漁港に突然現れたアルバイトで生活している田代(松山ケンイチ)、沖縄の離島にひとりで暮らす田中(森山未來)、東京で優馬(夫木聡)という男と出会い同居生活をしている大西(綾野剛)という三人が、その素性のわからなさ故に、周囲の人々から次第に山神ではないかという疑念を抱かれるのでした。 今年は、映画の当たり年かと思いますが、この作品も二時間以上の間、緊張

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    saebou
    saebou 2016/11/03
    沖縄のストーリーラインだけ妙に薄いなと思ったんだが、小説をカットしてたのか…